合格おめでとう。 2年連続全員合格  幸町教室(2023年、2024年) 鶴ヶ谷教室(2021年、2022年)合格率100%

できそうなのに成績がイマイチの子が変身して成績アップする術

こんにちは。 山口です。

テスト対策中です。 今日も日曜日ですが、朝から子どもたちと共に戦っています。

龍人 : 先生。 他に問題ないですか。
先生 : もう、3回目、 終わったのか。速いなぁ。
龍人 : 1回はやりました。終わったから、他の問題もらいに来ました。
先生 : 最低3回はやれ。3回目は、間違った問題だけでいいから。

龍人 : 先生。3回もやったら覚えちゃいますよ。
先生 : 何? あのな、例えば①の問題の答は3、②の問題の答は-10とか覚えるのは、まったく意味ないぞ。いいな。
龍人 : ハイ。
先生 : でもな、①の問題は、○○○だらから、こうしてこうやって解く。②は□□□だから、ああして、こうやって、ココで△△に気をつけて、こうするという解き方の方法を覚えるんだぞ。わかっているか?

龍人 : ハァ。覚えていいんですか。数学なのに考えなくていいんですか。
先生 : 今、やっていた問題集、持ってきて。
龍人 : 持ってきました。
先生 : 83ページ開いて。2番の(4)と3番の(5)の2題、できるか?
龍人 : ハイ。そのページは昨日やりました。

先生 : じゃ、今、ココでやってみて。その2題は今回のテストのポイントだから。絶対に出る問題だからね。
龍人 : はい。できますよ。

(数分後)
先生 : どうだ、できたか?
龍人 : あれ、昨日やったのに。
先生 : 龍人。今まで塾に来る前もいつもこんな感じでテスト勉強していたの?
龍人 : 学校のワークあるじゃないですか。あれ出さないといけないから、あれをまじめにやっていました。
先生 : まじめって?
龍人 : 友達は、みんな答を写してますけど、僕はまじめに自分でやっています。
先生 : なるほど。

先生 : で、わからない問題があったらどうするの?
龍人 : エッ? それは… 。答え写してました。
先生 : そうか。龍人、それ、あんまりまじめって言わないぞ。

龍人 : なんでですか?
先生 : できる問題をやっていても進歩しない。いいか、例えば、小1の算数の問題集をココに5冊持ってきて、5冊全部やっとする。 それで、お前の力 進歩するか?
龍人 : たぶん進歩しません。
先生 : どうしてだ。5冊全部やるんだぞ。
龍人 : だって、もうできるからです。

先生 : そうだ。テスト前の勉強も同じだぞ。もうできる問題を何時間やっても進歩はしない。
龍人 : 中3の勉強でもですか。
先生 : もちろん。何年生の勉強だとしても、もうできる問題に、いくら時間をかけても進歩はない。まだ、できない問題をできるようにして進歩だぞ。1題できるようにすれば1題分の進歩。3題できるようにすれば3題分の進歩だよ。

龍人 : ハイ。
先生 : それで、お前の勉強だけど、ワークのできる問題は自分で解いて、できない問題は、答え写して終わりにしていたんだろ。それで、できない問題は、どうやってできるようになるの?
龍人 : アッ。
先生 : 今も、昨日やった問題が、「アレ?」って止まっちゃうだろう。 学校のワークは、提出日までには終わらせて、絶対に出さないとダメだけど、学校のワークを埋めることが、お前の勉強の終わりではないぞ。

龍人 : ワークやるだけじゃダメですか。
先生 : 今、ワーク埋めるだけじゃ、できない問題がそのままになっているんだと気がついたでしょう。
龍人 : ハイ。実はビックリしました。
先生 : お前の進歩は、お前のできない問題を一つでも多くできるようにするところにある。だから、できない問題を発見したら、いつも、できることが確認できるまで繰り返すことが、本当の勉強。

龍人 : なんで、繰り返しなんですか。1回じゃダメですか。
先生 : 1回じゃダメなのは、さっきの2題でハッキリしたよね。 昨日やったのできないから。
龍人 : そうですね。 でも、これは、難しいから。
先生 : ん。 たしかになぁ。 お前は、基本問題はできるようになっているから、その次の問題は、こんな問題だぞ。当然、少し難しい。

龍人 : なんで繰り返しが必要なんですか? 先生の説明、1回目でわかりましたよ。
先生 : そこがお前の惜しいところだよね。 説明が1回でわかったよろしい。 3~4回説明して、わかる人もいるからな。 でも、問題はそこだ。ハッキリ言うけど、お前の点数は、その3~4回目の説明で、わかる人より低い。
龍人 : エッ?

先生 : 人間は慣れていない情報に弱い。なかなか頭の中に残らない。例えばな、アイドルブループの子、先生は誰が誰だかようわからん。時々説明してくれる子いるけど、次の日には忘れている。それは先生がバカだからか?
龍人 : 違います。
先生 : 覚えようと思って、アイドルブループに興味を持って、見れば、1日に何回も見れば、普通に覚えられるようになるのよ。でも、そうしないと覚えられない。
龍人 : 先生もですか?
先生 : 当然。説明が1回で理解できたのはいいことだ。それとは別に、いつもできるには、脳に情報を数多く流して脳に慣れさせないとダメなんだ。

龍人 : それが繰り返すってことですか。
先生 : その通り。
龍人 : 今の説明、なんかよくわかりました。脳に情報を何回も伝えればいいんですね。やってみます。先生。アイドルブループは乃木坂がいいですよ。僕、ファンなんです。よろしく頼みます。

成績がイマイチの子によくあるケースです。話していると理解力もあって、もっと成績がよさそうと感じるのに、成績が上がるメカニズムに気がついていないんですよね。そして、悪いことじゃないですけど、学校のワークを出すことが、最終目標になってしまっている子によく見られます。

やったら思っていた以上にできたという経験を何度かさせると目覚めます。元来、普通以上の力を持っていますから気がつかせることが大切なポイントです。このタイプの子を伸ばすのは、授業時間が長い、テスト対策の時間が長いマックスが得意中の得意とするところです。

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