【中学生のための爆わかり歴史ブログ】キラキラ貴族と最強武士!平安時代の主役は誰だ?
やっほー!歴史の勉強、進んでる?
前回は、奈良の大仏ができたところまでだったよね。あの後、日本はどうなったんだろう?
今日のテーマは、みんな大好き(?)「平安時代」!
約400年も続いたこの長い時代、実は主役がコロコロ入れ替わる、超ドラマチックな時代だったんだ!
この時代の流れは、下の順番で主役が変わっていくイメージを持つと、マジで分かりやすくなるよ!
【天皇 → 貴族(藤原氏) → 上皇 → 武士(平氏)】
この主役交代劇を頭に入れて、さっそく平安時代にタイムスリップしよう!🚀
第1章 天皇のターン!都のお引越しと新しい仏教
なぜお引越し?桓武天皇と平安京
奈良時代、お坊さんたちの力が強くなりすぎて、政治に口出しするように…。
「このままじゃヤバい!」と考えた桓武(かんむ)天皇は、都を移すことを決意!
- 794年、新しい都・平安京(今の京都)が完成!
「鳴くよ(794)ウグイス平安京」で年号はカンペキだね!
山ごもりでパワーアップ!?最澄と空海
奈良の仏教が政治とくっつきすぎたことを反省し、新しい仏教が生まれる。
唐に留学したスーパーお坊さん、最澄(さいちょう)と空海(くうかい)が登場!
- 最澄 → 天台宗(比叡山延暦寺)
- 空海 → 真言宗(高野山金剛峰寺)
彼らは都から離れた山奥で、厳しい修行を中心とする、新しい仏教を広めたんだ。
第2章 貴族のターン!藤原氏のキラキラ全盛期✨
平安時代の主役といえば、やっぱりこの人たち!藤原氏!
彼らはどうやってNo.1になったのか?その作戦がすごいんだ。
- 娘を天皇のお嫁さんにする作戦!
藤原氏は、自分の娘を天皇と結婚させ、生まれた男の子(つまり藤原氏の孫)を次の天皇にしたんだ。 - 天皇が小さいときは摂政(せっしょう)として、大人になったら関白(かんぱく)として、天皇の代わりに政治を行う。この政治を摂関政治っていうよ。
- この摂関政治がピークだったのが、藤原道長(ふじわらのみちなが)の時代。
彼は「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」(この世は全部オレのもの!満月みたいに完璧だぜ!)という歌を詠むほど、権力を手にしたんだ。
日本オリジナルの文化が爆誕!国風文化
【入試Point!】
菅原道真(すがわらのみちざね)の提案で894年に遣唐使が廃止された。「白紙(894)に戻そう遣唐使」で年号も覚えよう!
中国の影響がストップしたことで、日本独自の国風文化(こくふうぶんか)が花開くんだ!
- ひらがな・カタカナが誕生!
- これを使って、女性たちが大活躍!
- 紫式部 → 『源氏物語』(世界最古の長編恋愛小説!?)
- 清少納言 → 『枕草子』(日常のあるあるネタエッセイ!)
- 貴族の住まいは寝殿造(しんでんづくり)。池や庭があるオシャレな感じ!
- 世の中が不安になると、「死んだら極楽浄土に行きたい…」と願う浄土信仰が流行。10円玉でおなじみの平等院鳳凰堂は、その代表作なんだ。
第3章 上皇のターン!天皇、反撃開始!?
「引退したけど、まだまだやるぜ!」院政のスタート
藤原氏の力が少し弱まったスキに、「もう貴族の言いなりはイヤだ!」と考える天皇が登場。
でも、天皇のままだとルールが色々あってやりにくい…。そこで、とんでもない方法を思いつく。
- 天皇の位を子供にゆずり、自分は「上皇(じょうこう)」になる。
- 引退した上皇が、自由に政治を行う。これを院政(いんせい)というよ!
- 最初に始めたのは白河上皇だ。
第4章 武士のターン!ついに歴史の表舞台へ!
オレたちの土地はオレたちが守る!武士の誕生
貴族たちが都でキラキラしている頃、地方では大変なことが起きていた。
自分の土地(荘園)を守るため、人々は武装を始める。これが武士の始まりだったよね。
- 関東で平将門(たいらのまさかど)が反乱を起こしたりして、「武士、なめんなよ!」とアピールし始める。
保元の乱・平治の乱で、武士の価値が爆上がり!
上皇と天皇が「どっちが偉いの?」とケンカを始めた!(保元の乱)
このケンカの助っ人として呼ばれたのが、武士の源氏と平氏だったんだ。
- 戦いで大活躍した武士は、どんどん地位を上げていく。
- ついには、助っ人だった源氏と平氏がNo.1をかけて直接対決!(平治の乱)
- この戦いに勝利したのが、平清盛(たいらのきよもり)率いる平氏だった!
武士の時代、到来!平清盛の栄光と失敗
平治の乱に勝利した平清盛は、ついに武士として初めて、政治のトップである太政大臣(だいじょうだいじん)になったんだ!
- 兵庫の港(大輪田泊)を整備して、中国(宋)との貿易(日宋貿易)でお金をガッポガッポ稼いだ。
- しかし、平清盛は大きなミスを犯す。ライバルだった源氏の子供たちを、情けをかけて殺さずに許してしまったんだ。
そのうちの一人、伊豆に流された少年こそが、次の時代の主役となる源頼朝(みなもとのよりとも)だったんだ…!
今日のまとめ!
- 平安時代は【天皇 → 貴族(藤原氏) → 上皇 → 武士(平氏)】と主役が移り変わるドラマチックな時代!
- 遣唐使が廃止され、ひらがなや『源氏物語』など、日本オリジナルの国風文化が生まれた。
- 貴族の政治(摂関政治)から上皇の政治(院政)に変わり、その中で武士が力をつけ、ついに平清盛が政治のトップに立った!
今回の内容もテスト頻出ポイントだから、しっかり流れをつかんでおこうね!
【平安時代】実力診断!確認テスト20
① 794年、奈良の都から新しい都へ遷都した天皇は誰ですか?
① 桓武天皇(かんむてんのう)
解説:奈良時代の仏教勢力の政治介入などを嫌い、都を移しました。
② 桓武天皇が移した新しい都の名前は何ですか?
② 平安京(へいあんきょう)
解説:「鳴くよ(794)ウグイス平安京」の語呂合わせで年号と一緒に覚えましょう。
③ 唐で学び、帰国後に比叡山延暦寺で天台宗を開いた僧侶は誰ですか?
③ 最澄(さいちょう)
解説:「天台宗」とセットで覚えましょう。比叡山は京都にあります。
④ 唐で学び、帰国後に高野山金剛峰寺で真言宗を開いた僧侶は誰ですか?
④ 空海(くうかい)
解説:「真言宗」とセットで覚えましょう。高野山は和歌山県にあります。
⑤ 藤原氏が、自分の娘を天皇の后とし、生まれた子(孫)を次の天皇に立てることで政治の実権を握った政治を何といいますか?
⑤ 摂関政治(せっかんせいじ)
解説:摂政と関白の頭文字をとって「摂関」政治です。藤原氏の全盛期の政治形態です。
⑥ 天皇が幼いときに、代わりに政治を行う役職を何といいますか?
⑥ 摂政(せっしょう)
解説:天皇が成人した後に、補佐として政治を行う役職は「関白」です。
⑦ 摂関政治の最盛期を築いた藤原氏の人物で、「この世をば…」という歌を詠んだことで有名なのは誰ですか?
⑦ 藤原道長(ふじわらのみちなが)
解説:息子の頼通(よりみち)とともに、摂関政治のピークを築きました。
⑧ 菅原道真の提案により、遣唐使が廃止されたのは西暦何年ですか?
⑧ 894年
解説:「白紙(894)に戻そう遣唐使」の語呂合わせが有名です
⑨ 遣唐使の廃止後、日本の風土や生活に合わせて生まれた日本独自の文化を何といいますか?
⑨ 国風文化(こくふうぶんか)
解説:かな文字の発達、大和絵、寝殿造などが特徴です。
⑩ かな文字を使って、世界最古の長編小説ともいわれる『源氏物語』を書いた女性作家は誰ですか?
⑩ 紫式部(むらさきしきぶ)
解説:『枕草子』を書いたのは清少納言です。区別して覚えましょう
⑪ 藤原頼通によって建てられた、浄土信仰を代表する建築物で、10円硬貨のデザインにもなっているものは何ですか?
⑪ 平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)
解説:藤原頼通が、極楽浄土をこの世に再現しようとして建てました。
⑫ 藤原氏との血縁が薄い天皇で、荘園整理令を出して藤原氏の力を抑えようとしたのは誰ですか?
⑫ 後三条天皇(ごさんじょうてんのう)
解説:この天皇の登場が、藤原氏の力が弱まるきっかけの一つとなりました。
⑬ 天皇が位をゆずって「上皇」となった後も、政治の実権を握り続ける政治形態を何といいますか?
⑬ 院政(いんせい)
解説:上皇は「院」とも呼ばれたため、院政といいます。
⑭ ⑬の政治を最初に行った上皇は誰ですか?
⑭ 白河上皇(しらかわじょうこう)
解説:院政の開始により、政治の主役が藤原氏から上皇へと移っていきます。
⑮ 平安時代の中ごろに関東で反乱を起こした武士は誰ですか?
⑮ 平将門(たいらのまさかど)
解説:瀬戸内海で反乱を起こした藤原純友とセットで覚えておきましょう。
⑯ 天皇と上皇の対立から起こった「保元の乱」や、その後の「平治の乱」で活躍した、天皇の子孫でもある二つの武士団は何氏と何氏ですか?
⑯ 源氏と平氏
解説:どちらも元をたどれば天皇の血筋であるため、他の武士団より格が高いとされていました。
⑰ 平治の乱で源氏を破り、武士として初めて太政大臣になった人物は誰ですか?
⑰ 平清盛(たいらのきよもり)
解説:武士が政治の頂点に立った、歴史的な出来事です。
⑱ 平清盛が行った、中国の王朝との貿易を何といいますか?
⑱ 日宋貿易(にっそうぼうえき)
解説:相手の国(宋)の名前をとって日宋貿易です。遣唐使が派遣されていたのは唐なので、時代が違うことに注意しましょう。
⑲ ⑱の貿易相手となった、当時の中国の王朝の名前は何ですか?
⑲ 宋(そう)
解説:唐が滅んだ後、中国では宋という王朝が栄えていました。
⑳ 平清盛が整備した、日宋貿易の拠点となった港は何と呼ばれましたか?
⑳ 大輪田泊(おおわだのとまり)
解説:現在の神戸港のあたりです。この貿易で得た莫大な富が、平氏の力の源泉となりました。
それじゃ、また次回! がんばれよ!👍
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