【中学生のための爆わかり歴史ブログ】信長&秀吉登場!戦国時代と世界の冒険者たち!
歴史が苦手なみんな、こんにちは!
前回、応仁の乱で幕府の力がゼロになり、日本中が戦国時代に突入したところで終わったよね。
「力こそ正義!」の下剋上の時代、ついにみんなが知っているスーパーヒーローたちが登場するぞ!
そして、この時代から日本史は世界史とガッツリ、リンクし始める!
遠いヨーロッパで起きたある大きな変化が、日本の運命を大きく左右するんだ。
【日本の戦国時代 ⇔ ヨーロッパの大航海時代】
この2つをセットで考えると、歴史がもっと面白くなるぞ!
第1章【深掘り版】世界はどうなってた?ヨーロッパ大変革のストーリー
日本の武将たちが戦国時代を戦っていたころ、遠いヨーロッパでは、まるでドミノ倒しのように歴史が大きく動いていた。この流れを知ると、なぜ鉄砲やキリスト教が日本に来たのか、そのナゾが全部解けるぞ!
Step1:きっかけは「十字軍」― ヨーロッパ、井の中の蛙だったと知る
当時のヨーロッパは、ローマ教皇をトップとするカトリック教会が絶対的な支配者。「聖書に書いてあることが全て正しい!」と信じられていた、ちょっと文化的には停滞した時代だったんだ。
- 聖地エルサレムを取り戻せ!
キリスト教の聖地エルサレムがイスラム勢力に支配されていたため、ローマ教皇は「聖地を取り戻すぞ!」と十字軍という大遠征軍を派遣した。 - 出会ってしまった先進文化
しかし、遠征先で出会ったイスラム世界は、科学も文化も自分たちよりずっと進んでいた!「え、オレたちの世界、もしかして遅れてる…?」と、ヨーロッパの人々は初めて自分たちの世界の”遅れ”に気づき、大きな衝撃を受ける。
Step2:古代に学べ!「ルネサンス」
十字軍の経験から、「聖書中心の世界だけじゃダメだ!」と考え始めた人々は、キリスト教がヨーロッパを支配する前の、古代ギリシャ・ローマの人間らしく自由な文化を「もう一度学ぼうぜ!」と考えた。
このルネサンス(文芸復興)という動きによって、ヨーロッパの文化レベルは一気に爆上がりする。
Step3:教会のウソにブチ切れ!「宗教改革」
ルネサンスで個人の考えが尊重されるようになると、教会のやり方にも疑問の声が。
決定打は、ローマ教皇がお金儲けのために始めた「免罪符(めんざいふ)」の販売だ。「これを買えば、どんな罪も許されるぞ」なんて、今考えたらありえないよね。
- これにドイツのルターが「金で救われるなんておかしい!信仰は聖書が基本だろ!」と猛反発!
- 結果、キリスト教は旧来のカトリックと、新しいプロテスタントに分裂してしまう。
Step4:新世界へ!「大航海時代」
ヨーロッパでの信用を失い始めたカトリック教会は、「海外で信者を増やして、失地回復だ!」と海外布教に超積極的になる。
一方、十字軍で知ったアジアの香辛料(胡椒など)は、金と同じくらい価値があった。でも、イスラム商人を経由しないと手に入らないから超高い!
「地球は丸いんだから、イスラムを通らずに直接アジアへ行けるはず!」
こうして、ヨーロッパの国々は…
① キリスト教(カトリック)の布教
② 香辛料のゲット
という2大目的を掲げ、国をあげての大冒険、大航海時代に乗り出すんだ!
Step5:そして日本へ…世界の覇権争い
この流れの中、日本にやってきたのがポルトガルやスペイン。彼らは熱心なカトリック国だった。
彼らは布教活動の裏で、武力で先住民を支配し、植民地を広げていた。
- 1543年:ポルトガル人が種子島に漂着 → 鉄砲が伝わる!
- 1549年:宣教師フランシスコ・ザビエルが来日 → キリスト教が伝わる!
【次の時代への伏線!】
最初に世界をリードしたのはカトリック国のスペイン・ポルトガルだったけど、やがて宗教改革で生まれたプロテスタント国のオランダが独立し、新しいビジネスの仕組み「株式会社」を武器にアジア貿易の主役になっていく。この流れ、次の江戸時代で超重要になるから覚えておこう!
第2章 常識ブレイカー!織田信長の革命
古い常識をぶっ壊して、新しい時代を作ろうとした天才、それが織田信長(おだのぶなが)だ!
- 経済の革命「楽市・楽座」
「ジャマなルールは全部なし!誰でも自由に商売してOK!」と、関所などを廃止。これで経済が爆発的に活性化し、信長は最強の軍資金を手に入れた。 - 戦いの革命「鉄砲の集団戦法」
当時「卑怯者の武器」とバカにされていた鉄砲を大量に導入。「数で押せば最強じゃん!」と、三段撃ち戦法で最強の武田軍団を撃破した(長篠の戦い)。 - 宗教とのガチバトル
当時、武装して大きな力を持っていた比叡山延暦寺などを「神も仏も関係ねぇ!」と焼き打ち。宗教が政治に口出しすることを許さなかった。
天下統一まであと一歩…というところで、家来の明智光秀に裏切られ、本能寺の変で人生の幕を閉じる。あまりにも衝撃的な最期だった。
第3章 農民から天下人へ!豊臣秀吉の全国統一
信長の後を継ぎ、下剋上を体現した男、豊臣秀吉(とよとみひでよし)が天下統一を成し遂げる!
- 1590年、ついに天下統一!
「以後暮れ(1590)のない平な世」と覚えてね!秀吉は、全国の大名に「オレの許可なくケンカ(私戦)するの禁止な!」という命令(惣無事令 そうぶじれい)を出し、関東の北条氏を倒して(小田原征伐)、ついに全国統一を成し遂げた。
そして秀吉は、もう二度と戦乱の世に戻らないように、画期的な全国ルールを2つ作るんだ。
- 太閤検地(たいこうけんち)
全国の田んぼを徹底的に測量!「この土地は誰が耕して、米がどれだけとれるか」を全部データ化した。これにより荘園は完全に消滅し、大名は米の収穫量「石高(こくだか)」で評価されるようになった。 - 刀狩(かたながり)
「農民は農業に集中!戦は武士の仕事!」と、農民から武器を取り上げた。これで一揆を防ぎ、武士と農民の身分をハッキリと分けたんだ(兵農分離)。
この太閤検地と刀狩で、戦国時代は完全に終わりを告げたんだ!
- 海外への野望「文禄・慶長の役」
全国を統一した後、秀吉は中国(明)を征服しようと、2度にわたって朝鮮に出兵した(文禄・慶長の役 ぶんろく・けいちょうのえき)が、これは大きな失敗に終わった。
④ 豪華でド派手!桃山文化
信長・秀吉のパワーと富を反映して、この時代の桃山文化はとにかく豪華でド派手!
- 建築:権力の象徴「天守閣」を持つお城(安土城、大阪城)がカッコいい!
- 絵画:狩野永徳が描いた金ピカの屏風絵がまぶしすぎる!
- 茶の湯:派手好きの秀吉とは対照的に、千利休が「わび・さび」っていう静かでシンプルな茶道を完成させた。
- 芸能:出雲の阿国という女性が始めたかぶき踊りが、庶民の間で「マジ卍!」と大ブームに!
今日のまとめ!
- ヨーロッパの大航海時代の影響で、鉄砲とキリスト教が日本に伝わった。
- 織田信長は、楽市・楽座や鉄砲で古い常識を壊し、天下統一の土台を作った。
- 豊臣秀吉は、1590年に全国を統一し、太閤検地と刀狩で戦国時代を終わらせた。
信長が土台を作り、秀吉が完成させた天下統一。
でも、秀吉が亡くなった後、再び日本は大きく動くことになる。
【戦国〜安土桃山時代】実力診断!確認テスト20
① 中世ヨーロッパで、ローマ教皇がイスラム勢力から聖地エルサレムを取り戻すために派遣した遠征軍を何といいますか?
① 解答:十字軍(じゅうじぐん)
解説:この遠征をきっかけに、ヨーロッパは進んだイスラム文化と出会い、変化していきます。
② イタリアを中心に、古代ギリシャ・ローマの文化を学び直そうとする「文芸復興」の動きを何といいますか?
② 解答:ルネサンス
解説:「文芸復興」という日本語訳もセットで覚えておきましょう。
③ カトリック教会が販売した免罪符を批判し、ドイツで宗教改革を始めた人物は誰ですか?
③ 解答:ルター
解説:彼の改革から生まれた新しい宗派がプロテスタントです。
④ ヨーロッパの人々が、香辛料の入手やキリスト教の布教などを目的に、新しい航路を求めて海に出た時代を何といいますか?
④ 解答:大航海時代(だいこうかいじだい)
解説:この時代の冒険者たちが、結果的に世界を大きく変えていくことになります。
⑤ 1543年、ポルトガル人が漂着し、日本に鉄砲が伝えられた島はどこですか?
⑤ 解答:種子島(たねがしま)
解説:現在の鹿児島県にある島です。鉄砲伝来の地として有名です。
⑥ 1549年、日本に初めてキリスト教を伝えたイエズス会の宣教師は誰ですか?
⑥ 解答:フランシスコ・ザビエル
解説:彼は鹿児島に上陸し、布教活動を始めました。
⑦ 織田信長が、関所を廃止し、座の特権をなくして誰もが自由に商売できるようにした経済政策を何といいますか?
⑦ 解答:楽市・楽座(らくいち・らくざ)
解説:これにより経済が活性化し、信長の大きな力となりました。
⑧ 織田信長が、大量の鉄砲を効果的に用いて武田軍を破った戦いを何といいますか?
⑧ 解答:長篠の戦い(ながしののたたかい)
解説:柵の後ろから鉄砲隊が三段撃ちで攻撃したことで有名です。
⑨ 織田信長が天下統一の目前で、家臣の明智光秀に裏切られて自害した事件を何といいますか?
⑨ 解答:本能寺の変(ほんのうじのへん)
解説:1582年の出来事です。この事件の後、豊臣秀吉が台頭します。
⑩ 豊臣秀吉が全国統一を完成させたのは西暦何年ですか?
⑩ 解答:1590年
解説:「以後暮れ(1590)のない平な世」の語呂合わせで覚えましょう。関東の北条氏を倒した「小田原征伐」をもって完成とされます。
⑪ 豊臣秀吉が全国の田畑の面積や土地の良し悪しを調査し、収穫量を石高で表すようにした政策を何といいますか?
⑪ 解答:太閤検地(たいこうけんち)
解説:「太閤」とは、関白を退いた人の呼び名で、秀吉のことを指します。
⑫ 問⑪の政策によって、完全に消滅した、奈良時代から続く貴族や寺社の私有地を何といいますか?
⑫ 解答:荘園(しょうえん)
解説:太閤検地によって、土地の支配者が武士に一本化され、荘園は完全に姿を消しました。
⑬ 豊臣秀吉が、一揆を防ぐ目的で農民から刀や鉄砲などの武器を取り上げた政策を何といいますか?
⑬ 解答:刀狩(かたながり)
解説:これにより、農民が武器を持って反抗する「一揆」を抑えようとしました
⑭ 問⑬の政策によって、武士と農民の身分がはっきりと区別されるようになったことを何といいますか?
⑭ 解答:兵農分離(へいのうぶんり)
解説:「太閤検地」と「刀狩」の2つの政策で、兵農分離が進められ、戦国時代が終わったとされます。
⑮ 豊臣秀吉が、明の征服を目指して2度にわたって朝鮮に出兵した出来事を何といいますか?
⑮ 解答:文禄・慶長の役(ぶんろく・けいちょうのえき)
解説:「朝鮮侵略」とも言います。この出兵が、豊臣政権の力を弱める一因となりました。
⑯ 織田信長と豊臣秀吉の時代の、大名や大商人の力を背景とした豪華で壮大な文化を何といいますか?
⑯ 解答:桃山文化(ももやまぶんか)
解説:信長の居城「安土城」と秀吉の居城「桃山城(伏見城)」から名付けられました。
⑰ 問⑯の時代の城に特徴的な、高くそびえ立つ建物で、権力の象徴とされたものを何といいますか?
⑰ 解答:天守閣(てんしゅかく)
解説:戦いのための砦であった城が、権威を見せつけるためのシンボルへと変化していったことを示しています。
⑱ 豪華な城のふすまや屏風に、金箔を使った力強い絵を描いたことで有名な絵師は誰ですか?
⑱ 解答:狩野永徳(かのうえいとく)
解説:「唐獅子図屏風」などが有名です。桃山文化の豪華さを象徴する絵師です。
⑲ 豊臣秀吉に仕え、「わび・さび」を重んじる質素で静かな茶の湯を大成させた人物は誰ですか?
⑲ 解答:千利休(せんのりきゅう)
解説:派手好きな秀吉とは対照的な「わび・さび」の精神を大切にしました。
⑳ 出雲の阿国が京都で始めて人気を博した、後の歌舞伎の原型となった踊りを何といいますか?
⑳ 解答:かぶき踊り
解説:派手な衣装と斬新な動きで、庶民の間で大ブームとなりました。
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