塾を経営していると、
教育の在り方や、学び方についての
ニュースにアンテナが立っているので
気になって読んでみることがあります。
考え方の多様化だったり、
健康年齢の長寿化、
昨今のコロナ禍など
複合的な理由で、
これまで当たり前だった教育システムというのは変化していくのかもしれません。
生まれて数年すると、
同じ年齢の子ども達が同じ場所に通い、
二十歳過ぎまで勉強し、社会人デビュー。
これは今の子どもたちのおじいさん世代も、
お父さん世代も学ぶ期間が徐々に長くなっている傾向はあるものの、
みんな同じだったわけですが、
ついにこうした考え方も変わっていく岐路に立っているのかもしれません。
学ぶ内容だって、これまで以上に人それぞれ多様化してくるのではないでしょうか。
ただ大事だなと思うのは「学び方」「学ぶ内容」は変わりますが、
「学びの価値」は何ら変わらないということ。
できるだけ早い時期に学ぶことを習慣化することは
その後の人生に多大なプラスの影響を与えるのです。
勉強嫌いだっていいじゃない、という考え方の人もいると思います。
もちろん人の考え方はそれぞれですが、
学ぶことが嫌いということは、
学校で学ぶことだけでなく、
今後人生が豊かになるはずのチャンスを、
（そんなことはないのに、ただタイミングがよくなかっただけなのに）
俺、勉強嫌いだから、覚えるの嫌いだから、頭悪いから、
と避けて通るようになるということです。
画一的に集められて学ばされた時代から
自分で選んで学ぶ時代になるということは
学習による格差が広がることを示唆しています。
10年後、20年後の塾の在り方も今とは違うのかもしれません。
でも目の前の子どもたちには、
どうにか勉強を好きになってもらい、
今後の人生を豊かにしてほしいなと思い教壇に立つ毎日です。
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