「分詞って難しい…」と感じている中3生へ。この記事では現在分詞と過去分詞を、形容詞の仲間としてやさしく解説します。置き場所のルールや例題、練習問題も豊富に紹介。図解で直感的に理解できるから、テスト対策や長文読解の力アップに直結します!
中3英語 形容詞のルールとは?|名詞を説明する言葉の基本をやさしく解説
📘 1. 形容詞のルールを思い出そう
👦ゆうと: 「あかりー、分詞って聞くだけで、もうムズそうなんだけど…。」
👧あかり:「大丈夫!分詞は“形容詞の仲間”なんだよ。まずは形容詞を思い出そう。」
👦ゆうと:「形容詞って “happy” とか “big” とかでしょ?」
👧あかり:「そう!形容詞は名詞を説明する言葉だよ。
例えば、a big dog は“大きな犬”。“big” が犬を説明してるの。」
👦ゆうと:「なるほど。“どんな犬か”を説明するのが形容詞なんだね。」
👧あかり:「そういうこと!分詞もまったく同じで、“名詞を説明する形容詞”みたいに働くんだよ。」
中3英語 形容詞の置き場所のルール|1語と2語以上で位置が変わる理由を解説
📗 2. 形容詞の置き場所のルール
👧あかり: 「英語にはこんなルールがあるよ。
- 説明が 1語だけ のとき → 名詞の前
- 説明が 2語以上 のとき → 名詞の後ろ
例えば
- a good book(いい本)
- a pen on the book(本の上のぺん)」
👦ゆうと: 「日本語はぜんぶ前に置くのにね。」
👧あかり: 「そこが英語の特徴だから、気をつけようね!」
中3英語 分詞とは?|現在分詞と過去分詞の意味と役割をやさしく説明
📕 3. 分詞って何?
👧あかり: 「分詞は“動詞から作られた形容詞”なんだ。種類は2つ!」
- 現在分詞(~ing) → “~している”
例:a running boy(走っている男の子) - 過去分詞(~ed / -en) → “~される”
例:a spoken language(話される言語)
👧あかり: 「みんな、ここで気をつけて!“現在分詞”や“過去分詞”っていう名前に“現在”“過去”が入っているけど、実は時制とは関係ないの。
“今のことだから現在分詞”とか“昔のことだから過去分詞”って考えちゃダメ。
あくまで“~している”は現在分詞、“~される”は過去分詞。名前はそういうものなんだよ。」
👦ゆうと: 「なるほど!名前にまどわされないようにするんだな。」
中3英語 分詞を使うステップ|基本文から現在分詞・過去分詞を入れる流れを図解で解説
📙 4. 分詞を使うステップ
👧あかり: 「分詞を使うときは、この3ステップ!」
① まず日本語で、“説明の言葉をぜんぶ外した文”を作る。
→ 中1でも書けるシンプル文にする。
② “~している”なら現在分詞、“~される”なら過去分詞を選ぶ。
③ ①の基本文に分詞を入れる。
分詞が1語なら名詞の前、2語以上なら名詞の後に入れる。
👦ゆうと: 「そんなに簡単なの。これなら俺にもできそう!」

中3英語 分詞の例題集|現在分詞と過去分詞を使った文の作り方をわかりやすく紹介
📝 5. 例題
例1 「私は話している少年を知っている」
- 基本文:「私は少年を知っている」 → I know the boy.
- 「話している」は「少年」を説明 → 現在分詞 talking(1語)をboyの前に入れる。
✅ I know the talking boy.
例2 「私の父は中古車(使われた車)を買った」
- 基本文:「私の父は車を買った」 → My father bought a car.
- 「中古」は「車」を説明 → 過去分詞 used(1語)をcarの前に入れる。
✅ My father bought a used car.
例3 「写真を撮っている女の子はあかりです」
- 基本文:「女の子はあかりです」 → The girl is Akari.
- 「写真を撮っている」は「女の子を説明」→ taking a picture(3語)をThe girlの後ろに入れる。
✅ The girl taking a picture is Akari.
例4 「机の上に置かれているカップは私のです」
- 基本文:「カップは私のものです」 → The cup is mine.
- 「机の上に置かれている」は「カップ」を説明 → placed on the desk(3語以上)をcup後ろに入れる。
✅ The cup placed on the desk is mine.
例5 「多くの人に読まれている本は有名です」
- 基本文:「本は有名です」 → The book is famous.
- 「多くの人に読まれている」は「本」を説明 → read by many people(4語)をThe bookの後ろに入れる。
✅ The book read by many people is famous.
❓ 6. Q&Aコーナー
- ① 👦ゆうと: 「“過去分詞”ってことは、必ず過去のことを表すんだよね?」
-
👧あかり:「ブッブー!違うよ。名前に“過去”とついてるけど、時制とは関係ないの。
“~される”を表すのが過去分詞なんだよ。」 - ② 👦ゆうと:「分詞をどこに置けばいいのか、いつも迷っちゃう…。」
-
👧あかり:「ルールは簡単!分詞が1語なら名詞の前、2語以上なら名詞の後ろ。
日本語と違うから、そこだけ注意すればOK!」 - ③ 👦ゆうと: 「“used car” と “car used by Ken” はどう違うの?」
-
👧あかり:「“used car” は説明が1語だから前に置く。
“car used by Ken” は説明が3語だから後ろに置く。
意味はどちらも“使われた車”だけど、説明の長さで置き場所が変わるんだよ。」 - ④ 👦ゆうと:「“running” と “ran” の違いってなに?」
-
👧あかり:「“running” は現在分詞=“走っている”を表す。“ran” は動詞の過去形=“走った”。
つまり、分詞と動詞の活用は別物だよ。」 - ⑤ 👦ゆうと: 「分詞の勉強って、なんの役に立つの?」
-
👧あかり: 「分詞をマスターすると、文章をスッキリ書けるし、長文読解がぐっと楽になるよ。
テストでもよく出るから、“分詞=形容詞の仲間”って考えて練習しておこう!
中3英語 分詞の練習問題|解答・解説つきで基礎からテスト対策まで学べる
📝 7. 練習問題
👦ゆうと:
「さぁ、問題にチャレンジだ!」 英語で書いて。
① あそこで歌っている女の子はユミです。
正解:The girl singing over there is Yumi.
解説:基本文は「The girl is Yumi.」。“singing over there” は3語なので名詞の後ろ。
② 昨日作られたケーキはおいしい。
正解:The cake made yesterday is delicious.
解説:基本文は「The cake is delicious.」。“made yesterday” は2語なので名詞の後ろ。
③ 眠っている赤ちゃんを見て!
正解:Look at the sleeping baby!
解説:基本文は「Look at the baby!」。“sleeping” は1語なので名詞の前。
④ 英語は世界中で話される言語です。
正解:English is a language spoken all over the world.
解説:基本文は「English is a language.」。“spoken all over the world” は4語なので名詞の後ろ。
⑤ 庭で遊んでいる子どもたちは私の友達です。
正解:The children playing in the garden are my friends.
解説:基本文は「The children are my friends.」。“playing in the garden” は4語なので名詞の後ろ。
⑥ あの走っている犬を見て!
正解:Look at that running dog!
解説:基本文は「Look at that dog!」。“running” は1語なので名詞の前。
⑦ これは日本で使われている言葉です。
正解:This is a word used in Japan.
解説:基本文は「This is a word.」。“used in Japan” は3語なので名詞の後ろ。
⑧ 机に置かれた本はケンのものです。
正解:The book placed on the desk is Ken’s.
解説:基本文は「The book is Ken’s.」。“placed on the desk” は3語なので名詞の後ろ。
中3英語 分詞の重要ポイントまとめ|ここだけは押さえるべきテスト必須事項
📌 分詞を使うときの黄金ルール
① 分詞は「形容詞の仲間」
名詞を説明するために使う。
② まずは基本文!
説明を外したシンプル文をつくってから、分詞を入れる。
③ 置き場所のルール
- 分詞が1語なら名詞の前
- 分詞が2語以上なら名詞の後ろ
④ 現在分詞=~している、過去分詞=~される
名前に「現在」「過去」とあるけど、時制は関係ない。
⑤ 迷ったら「doing」か「done」かで判断
- 名詞が「している」なら現在分詞
- 名詞が「される」なら過去分詞
👧あかり:
「この5つを頭に入れておけば、分詞の問題はほとんどクリアできるよ!」