more / most をつける理由を「考え方」で理解。
er・est との見分け方から、テストで迷わない判断ルートまで完全ガイド
比較級・最上級で一番つまずく
「more / most」の判断ポイント
「more をつけるのか、er をつけるのか分からない…」
「なんとなくで選んで、テストで落とした…」
「考える順番」が分かるので、初見の問題でも対応できるようになります。
このページを読み終わるころには、
「more / most」を迷わず選べるようになり、
定期テスト・高校入試の比較級問題で
“なんとなく選ぶ”ことがなくなります。
💡 そこで、このページのゴールを先に伝えます。
🎯 今日のゴール
この単元で一番大切なのは、
「more / most を覚えること」ではなく
「考える順番」を身につけることです。
難しい文法用語は使いません。
テストで使える考え方だけを、順番に整理していきます。
このページを読み終えたとき、次のことができるようになります。
・長い単語で er / est を使わない理由が説明できる
・穴埋め・並び替え問題で迷わない「考える順番」が分かる
・テストで迷ったときの安全な判断ルートが身につく
1. なぜ er / est をつけちゃダメなの?
👦 ゆうと
「ねえあかり、質問!
interesting(おもしろい)の比較級って、
テストで interestinger って書いたら、やっぱりダメなの?」
👧 あかり
「ダメだね(笑) 舌かんじゃうよ!
ゆうと君、英語のルールをイメージで考える
『重たいリュックの法則』って知ってる?」
👦 ゆうと
「なにそれ? 気になる!」
👧あかり
「イメージしてみて!🎒」
🐘 重たい単語のルール
(長い単語は er / est をつけない理由)
- 短い単語(old, fast)
👉 軽いから、背中にリュック(er)を背負える!
⭕ older - 長い単語(interesting, beautiful)
👉 単語自体が重すぎる! 背中に er なんて背負えない!
❌ interestinger (重すぎて倒れる💦)
👦
「なるほど! 重い単語は er を背負えないんだ。」
👧
「そう。だから前に助っ人の『more』を呼んでくるの。」
⭕ more interesting
(前に助っ人を置く!)
👧 あかり
「つまりね、more / most は“音が長くて er / est をつけにくい単語を助ける役”なんだよ。
長い単語=前から助ける、これが大原則!
ただし、y で終わる単語だけは後で例外としてチェックするよ。
それ以外は、この考え方でOK!」
👦 ゆうと
「なるほど!
“重たいから前から支える”って考えればいいんだね!」
2. 「長い単語」ってどう見分ける?(魔法のリズム)
👦 ゆうと
「でもさ、どれが『長い単語』か迷わない?」
👧 あかり
「迷ったら、手をたたいてリズムをとってみて!👏」
🎵 リズム判定法
- パンッ!(1回)→ 短い! er をつける
- Old(オールド・👏)
- Big(ビッグ・👏)
- パン・パン・パン!(3回以上)→ 長い! more を使う
- Beau-ti-ful(ビュー・ティ・フル・👏👏👏)
- In-te-res-ting(イン・タ・レス・ティング・👏👏👏)
- Dif-fi-cult(ディ・フィ・カルト・👏👏👏)
👦ゆうと
「おぉ! リズムが長いと er は似合わないね。」
👧あかり
「そうそう。
でもね、リズムだけで決めきれないときもあるんだ。
そんなときに使えるのが、単語の“後ろの形”チェックだよ。」
👧 あかり
「英語の形容詞にはね、
後ろに特定の形(語尾)がついているものがあるの。
それを分かりやすく
“しっぽ”って呼ぶことが多いよ。」
👦ゆうと
「しっぽ? 単語の後ろってこと?」
👧あかり
「そうそう!
単語の最後を見て判断するサインって思えばOK。」
👧 あかり
「だから、判断の順番はこうなるよ。」
① まずリズムで長いか短いか
② 次に“しっぽ(語尾)”がついているか
③ 最後に y で終わってないか
「この順でチェックすれば、ほぼ間違えないよ。」
👧 あかり
「ひとつだけ大事なことね。
リズムは迷ったときの判断材料であって、
文法の絶対ルールじゃないよ。
テストでは正確な音節数は考えなくてOK。
“長く感じたら more”で十分。
(中学の定期テスト・入試レベルでは、これでOK)」
✨ more / most を選びやすい“しっぽ”(語尾)
・-ing(exciting, interesting)
・-ful(useful, beautiful)
・-ous(famous)
👧あかり
「この3つがついていたら、
『あ、これは more / most の出番だな』って考えていいよ。」
👧あかり
「『イング・フル・アス』って覚えておくと最強だね!」
3. 比較級の作り方:more
👧 あかり
「じゃあ、文を作ってみよう。
『この本は、あの映画よりおもしろい』」
🔹 思考のステップ(ここ大事!)
- まず主語+動詞!
This book is …
(この本は〜です) - 「おもしろい」は interesting(長い!👏👏👏)
だから er ではなく more を使う!
… more interesting …
(もっとおもしろい) - 比べる相手(〜より)
… than that movie.
(あの映画より)
👉 完成!
This book is more interesting than that movie.
👉 今、聞かれてるのはどっち?
👧 あかり
「ここ、ちょっと整理しようか。
まずね、than と the は “問題の種類” を決める合図なんだよ。」
👦 ゆうと
「種類?」
👧 あかり
「そう。
・than があったら → 比較級(2つを比べてる)
・the があったら → 最上級(いちばんを決めてる)
ここまでは、まだ more / most を決める前の段階なんだ。」
👦 ゆうと
「なるほど。まずは比較級か最上級かを決めるんだね。」
👧 あかり
「そうそう。
それが決まってから、次に考えるのがここ。
『じゃあ、その形容詞は短い?長い?』ってこと。」
👧 あかり
「長い単語だったら、
・比較級 → more
・最上級 → most
短い単語だったら、
・比較級 → er
・最上級 → est
だからね、順番はこれ。」
👉 判断の正しい順番
① than / the を見て、比較級か最上級か決める
② 単語が長いか短いかを見る
③ 長いなら more / most、短いなら er / est
👦 ゆうと
「なるほど!
than と the は “ステージ決め”、
more と most は “形を作る道具” なんだね!」
👧 あかり
「その理解、完璧だよ。」
4. 最上級の作り方:the most
👧 あかり
「“一番〜”と言いたい時は、most を使うよ。
でも、最上級には必ず 王冠👑(the) が必要だったよね?」
🔹 最上級の公式
the + most + 長い形容詞
👧
「例文を見てみよう!」
This is the most important rule.
(これは一番重要なルールです。)
She is the most popular singer.
(彼女は一番人気の歌手です。)
👦
「the を忘れないようにしなきゃ!」
👧
「そう!
『長い単語の最上級は、ザ・モースト!』
ってリズムで覚えちゃおう。」
5. テストに出る!ひっかけポイント
👧 あかり
「ここは テストで本当によく出る注意点!
長く見えても more を使わない単語 があるから、必ずチェックしてね。」
👦 ゆうと
「えっ、見た目が長くてもダメなことがあるの?」
👧
「そう!
y で終わる単語は “軽いチーム” 扱い なんだよ。」
👦 ゆうと
「どういう事?」
👧 あかり
「『y』で終わる単語に注意が必要!
見た目が長くても、y で終わってたら er/est チームなんだ。」
👧 あかり
「入試ではね、
y で終わる単語は“丸暗記ゾーン”って考えてOK。
出るのは
happy / easy / early / funny
このあたりがほとんどだよ。」
⚠️ 要注意単語
- happy(幸せな)
❌ more happy
⭕ happier - early(早い)
❌ more early
⭕ earlier
👧
「『y』は変身が得意だから、i に変わって er をつけちゃうの。
これだけは more を使わないでね!」
🎯 テスト直前チェック(ここだけ見返せばOK)
👧 あかり
「テスト前は、
このチェックだけ見返してから解き始めよう。
それだけでケアレスミスが一気に減るよ。」
🎯 テスト直前チェック
1️⃣ まず than / the を見る
2️⃣ 次に単語が長いかチェック
3️⃣ -ing / -ful / -ous があるか
4️⃣ 最後に y で終わってないか確認
👧 あかり
「うん。迷ったら“チェックリストに戻る”。
それができる人は点が安定するよ。」
【中2英語】比較級・最上級で失点しない!more / most「ここだけは絶対に押さえろ」
― ここだけは絶対に押さえろ ―
① まず「than / the」を探せ
👉 判断は単語より先!
- than があれば → 比較級(more)
- the があれば → 最上級(most)
👉 単語を見る前に、文全体を先に確認するのがミスを防ぐコツ。
② 「長い単語=more / most」でまず考えろ
👉 迷ったら more / most が安全
- 音が長い
- 見た目が長い
- -ing / -ful / -ous がついている
こう感じたら、まず more / most を選ぶ。
中学英語のテストでは、これで十分対応できる。
③ リズム判断は「迷ったときの味方」
👉 正確な音節数は不要
- パンパンパン👏(3回以上)なら → more / most
- 「長く感じたら more」
これで 定期テスト・高校入試レベルはOK。
④ 最後に必ず「y で終わってないか?」を確認
👉 最大のひっかけポイント
- happy → happier
- easy → easier
- early → earlier
y で終わる単語は er / est チーム。
more を選ぶ前に、必ず最後にここをチェック。
⑤ 解く順番を固定せよ(これが一番大事)
先生おすすめの思考ルート
1️⃣ than / the を確認
2️⃣ 単語が長いか見る
3️⃣ -ing / -ful / -ous をチェック
4️⃣ 最後に y で終わってないか確認
👉 この順番を守るだけで、
ケアレスミスは一気に減る。点数は安定する。
🎯 先生からのひとこと(締め)
more / most は「感覚」じゃない。
順番とチェックで決まる技術です。迷ったら、この5か条に戻る。
それができる人が、テストで強い。
【中2英語】more / most の疑問を完全解決!よくある5つのQ&Aで比較級・最上級がスッとわかる
- Q1
👦 ゆうと
「more を使うか er を使うか、どっちか迷うときってどうすればいい?」 -
👧 あかり
「いい質問だね。
まず最初に見るのは、その単語が“短いか・長いか”だよ。・短い単語 → er / est
・音が長い単語 → more / mostだから
👉 『音が長そうだな』と思ったら、まず more を考える
これが正しい順番なんだ。」 - Q2
👦 ゆうと
「than があるときって、必ず more なの?」 -
👧 あかり
「いい質問!
than がある=比較級だけど、
短い単語なら er も使うよ。例)
taller than / faster than
more interesting than」👉 than=more ではない、を整理
- Q3
👦 ゆうと
「the がついてたら、もう most って決めていい?」 -
👧 あかり
「ほぼ正解!
the + 形容詞が見えたら
『最上級かも?』って疑ってOK。あとは
一番〜って意味かどうか、日本語をチェックしよう。」👉 the=most 思考を安全に整理
- Q4
👦 ゆうと
「見た目が長い単語って、全部 more でいいの?」 -
👧 あかり
「ほとんどはOK!
でも yで終わる単語だけは別。happy / easy / early みたいなのは
er / est チームだよ。」👉 唯一の大事な例外
- Q5
👦 ゆうと
「テスト本番で一番やっちゃいけないミスって何?」 -
👧 あかり
「それはね、
単語だけ見て決めちゃうこと。① than / the を見る
② 次に単語の形
③ 最後に y をチェックこの順番を守れば、失点しないよ。」
【中2英語】more / most が一瞬で判断できる!比較級・最上級 最終チェック問題
―「長い単語=more / most」の考え方が身についているか、ここで最終確認!―
【問題①】
次の( )に入る語を選びなさい。
This movie is ( ) interesting than that one.
A. interestinger
B. more
C. most
【解説・答え】
👉 B. more
- interesting は「長い単語」
- 比べている(than がある)
→ 比較級
→ more interesting
【問題②】
次の文を完成させなさい。
This is ( ) important rule in this chapter.
A. more
B. the more
C. the most
【解説・答え】
👉 C. the most
- 「いちばん〜」=最上級
- most の前には 必ず the
→ the most important
【問題③】
次の文の( )に入る語として正しいものを選びなさい。
My house is ( ) than yours.
A. more big
B. bigger
C. most big
【解説・答え】
👉 B. bigger
- big は短い単語
- er をつける
→ bigger
【問題④】
次の文を完成させなさい。
This problem is ( ) difficult than the last one.
A. difficulter
B. more
C. most
【解説・答え】
👉 B. more
- difficult は長い単語
- than がある → 比較級
→ more difficult
【問題⑤】
次のうち、正しい文はどれですか。
A. She is more happy than her sister.
B. She is happier than her sister.
【解説・答え】
👉 B
- happy は y で終わる単語
- y → i に変えて er
→ happier
【問題⑥】
次の( )に入る語を答えなさい。
He is the ( ) popular singer in the group.
【解説・答え】
👉 most
- 「いちばん人気の」=最上級
- popular は長い単語
→ the most popular
【問題⑦】
次の文の空らんに入る語として正しいものを選びなさい。
This book is ( ) useful than that one.
A. usefuller
B. more
C. most
【解説・答え】
👉 B. more
- useful → -ful がついている
- 長い単語のサイン
→ more useful
【問題⑧】
次の文を完成させなさい。
This is the ( ) exciting game today.
【解説・答え】
👉 most
- exciting → -ing
- 長い単語
- 「いちばん〜」
→ the most exciting
問題⑨
次の日本語を英語にしなさい。
「この本は、あの本よりおもしろい。」
解答・解説
👉 This book is more interesting than that book.
- interesting:長い単語
- 「〜より」= than
→ more + 形容詞 + than
【問題⑩】
次の手順として正しい順番を選びなさい。
A. y → 単語の意味 → than / the
B. than / the → 単語が長いか → y の確認
C. 音節数を正確に数える
【解説・答え】
👉 B
✔ 正しい判断手順
1️⃣ than / the を見る
2️⃣ 単語が長いか
3️⃣ y で終わっていないか
🎯 先生からのひとこと(締め)
この確認問題がスラスラ解けたなら、
more / most はもう武器です。
テストでは
「考えすぎない → 手順通りに確認」
これだけで点は安定します。
エンディング
👦 ゆうと
「最初はさ、
more と most ってごちゃごちゃしてたけど、
今は『長かったら前から助ける』って考えれば、
そんなに怖くない気がしてきたよ。」
👧 あかり
「それでいいんだよ。
英語は“完璧に覚える”より、
正しい考え方を持つことが大事だからね。」
👦 ゆうと
「テストでも、
① than / the を見る
② 長い単語か考える
③ y を最後にチェック
って順番で考えればいいんだよね。」
👧 あかり
「そうそう。
そこまでできれば、中2としては十分合格ラインだよ。」
👦 ゆうと
「なんかさ、
“分かる”って増えると、
ちょっと自信出てくるね。」
👧 あかり
「その感覚、大事にして。
今の積み重ねが、
中3・入試でちゃんと効いてくるから。」
👦 ゆうと
「よし、次のテストもこの考え方で行ってみる!」
👧 あかり
「うん。大丈夫。
考え方が分かってる人は、必ず伸びる。
一歩ずつ、いこうね。」

