世界のしくみを「理由」でつなぐ
― 世界でいちばん「熱気」がある地域 ―
「アジアって、国が多すぎて覚えられない…」
「中国とインドとサウジアラビア、全然ちがうじゃん!」
もし君がそう思っているなら、このページに来て大正解。
実は、アジア州には「全員に従う絶対ルール」があるんです。
これさえ知ってしまえば、バラバラだった国たちが一気につながって、「暗記」が「納得」に変わります。
読み終わる頃には、アジアが入試の最大の得点源に変わっているはず。
さあ、5分でアジアを攻略しに行こう!
【第1部】|アジアって、広すぎない?
👦 ゆうと
「アジアってさ……正直、広すぎない?
カレーのインドも、ラーメンの中国も、砂漠のサウジアラビアも全部アジアでしょ?
キャラが濃すぎてまとまらないよ!」
👧 あかり
「ふふ、確かにね。
でも、バラバラに見えても『全員に従う絶対ルール』があるんだよ。」
👦 ゆうと
「ルール?」
👧 あかり
「そう。
まずはそこから攻略しよう。」
① アジアを動かす最大のルール
― モンスーン(季節風) ―
👧 あかり
「アジアの人々の生活を決めているのは『風』だよ。
モンスーンって聞いたことある?」
👦 ゆうと
「聞いたことはあるけど、正直よく分かってない…」
👧 あかり
「仕組みはすごくシンプル。
夏と冬で、風の向きが逆になるだけ。」
【夏のルール】
👉 海から風が吹く
🌊 海の水分をたっぷり運んでくる
☔ 雨がドッサリ降る
👦 ゆうと
「なるほど!
海からの風だから湿ってるんだ。天然の加湿器だね。」
👧 あかり
「その通り。
だからアジアの夏はムシムシするし、お米がよく育つんだよ。」
【冬のルール】
👉 陸(大陸)から風が吹く
🍂 乾いた冷たい風
🌵 雨が少なく、乾燥する
👦 ゆうと
「ドライヤーみたいな感じだ。」
👧 あかり
「まさにそれ。
この『夏は雨・冬は乾燥』のリズムが、アジア共通の生活ルール。」
👧 あかり
「特にこの影響が大きいのは、
南アジア・東南アジア・中国南部だよ。」
② 中国 ― 「作る」から「買う」へ
👦 ゆうと
「中国って、『世界の工場』ってイメージだな。
家にある服やおもちゃ、だいたいMade in Chinaだし。」
👧 あかり
「正解。
安い人件費と豊富な労働力で、世界中の製品を作って成長してきた。」
👦 ゆうと
「でも最近は、ちょっと変わってきてる?」
👧 あかり
「そう。
今の中国は、『世界の市場』にもなってる。」
👦 ゆうと
「市場って、お店のこと?」
👧 あかり
「ここでは
『世界中の企業がモノを売りたい相手』って意味ね。」
👦 ゆうと
「作る側から、買う側にもなったんだ。」
👧 あかり
「入試ではね、
『沿岸部を中心に工業化 → 国民が豊かに → 巨大な市場に成長』
この流れが言えたら満点だよ。」
【中国農業の覚え方:料理でイメージ】
👧 あかり
「中国の農業は、
『年間降水量1000mm』のラインでハッキリ分かれる。」
【北側(雨が少ない)】
🌾 小麦 → 🍜 麺類・パン
【南側(雨が多い)】
🍚 米 → 🍙 ごはん文化
👦 ゆうと
「ラーメンは北、チャーハンは南!
これは忘れない!」
③ 東南アジア ― 「畑の工場」と成長チーム
👦 ゆうと
「東南アジアって、バナナとかゴムのイメージ。」
👧 あかり
「それがプランテーション農業。
私はこれを**『畑の工場』**って呼んでる。」
👦 ゆうと
「畑なのに工場?」
👧 あかり
「自分たちが食べるためじゃなくて、
外国に売ってお金を稼ぐために、
1種類の作物を大量生産する農業だよ。」
👧 あかり
「もともとは、
植民地時代にヨーロッパに売るためだけに作らされた仕組みなんだ。」
👦 ゆうと
「効率はいいけど…危なそう。」
👧 あかり
「その通り。
値段が下がったり、病気が流行ったら、国全体が一気にピンチ。」
👧 あかり
「だから今は、
工業化を進めて、
ASEAN(アセアン)
というチームで協力しながら成長してるんだよ。」
④ インド ― ゼロの発見と英語力
👦 ゆうと
「インドって、人口が多い国ってだけじゃないの?」
👧 あかり
「実はね、
インドは理数系にめちゃくちゃ強い国。」
👦 ゆうと
「え、なんで?」
👧 あかり
「『0』を発見した国だし、
イギリスの植民地だったから英語が公用語。」
🔢 数学ができる
🗣️ 英語ができる
👇
💻 ICT産業が急成長
👧 あかり
「人件費が安くて、頭もいい技術者が多いから、
世界中のIT企業が集まるんだ。」
👦 ゆうと
「だからベンガルールが
“インドのシリコンバレー”なんだね。」
⑤ 西アジア ― 世界のエネルギー倉庫
👦 ゆうと
「西アジアは……砂漠と石油!」
👧 あかり
「シンプルだけど、超重要。
ここには、世界の産業を動かす原油(石油)が集まってる。」
👦 ゆうと
「ペルシャ湾の周りだよね。」
👧 あかり
「そう。
ここが止まると、
世界中の工場や車が止まる。
それくらい重要な場所なんだ。」
👦 ゆうと
「お金持ちだけど、争いも起きやすいんだね。」
👧 あかり
「その通り。
資源は武器にもなるし、問題の火種にもなる。」
エンディングまとめ
👧 あかり
「どう?
最初はバラバラに見えたアジアだけど。」
👦 ゆうと
「モンスーンの雨で農業が決まって、
人口の多さを武器に工業やITで成長してる。
全部、ちゃんと理由があったんだ。」
👧 あかり
「それが分かれば十分。」
👧 あかり
「今日の内容、全部覚えなくていい。
『つながりが分かった』なら、それで合格ラインだよ。」
👦 ゆうと
「なんか…地理、ちょっと楽しいかも。」
👧 あかり
「その感覚こそが、一番の合格力。
次は、統合と伝統のヨーロッパへ行こう!」
🌏【整理コーナー】 代表国だけはここで押さえる《アジア編》
中国
― 「世界の工場」から「世界の市場」へ ―
- ポイント
- 海沿いの「経済特区」に外国の工場を呼んで発展。
- みんなが豊かになった結果、モノを「買う側(市場)」としても強くなった。
- 農業:北は小麦(麺)、南は米(ご飯)。
👉 入試必須ワード
「経済特区」「沿岸部」「世界の工場から市場へ」
インド
― 人口 × 数学 × 英語 = 最強のIT大国 ―
- ポイント
- 人口世界一で、働く人が多い。
- 英語がペラペラ(昔イギリスの植民地だったから)。
- 数学が得意(「0」を発見した国!)。
- この武器でICT産業(コンピュータ関連)が急成長。
👉 入試必須ワード
「ICT産業」「英語」「ベンガルール(インドのシリコンバレー)」
タイ(東南アジア代表)
― 「ゴム畑」と「自動車工場」のハイブリッド ―
- ポイント
- 昔から:プランテーションで天然ゴムなどを作る。
- 最近は:工業化が進み、日本企業の自動車工場なども多い。
- ASEAN(東南アジア諸国連合)の中心メンバー。
👉 入試必須ワード
「プランテーション」「天然ゴム」「ASEAN」「工業化」
サウジアラビア(西アジア代表)
― 水より石油が出る国 ―
- ポイント
- ペルシャ湾の周りから原油(石油)が大量に出る。
- その石油を輸出して国が成り立っている(OPECの中心)。
- 水が貴重なので、海水を淡水化して使っている。
👉 入試必須ワード
「原油」「OPEC」「ペルシャ湾」「乾燥帯」
シンガポール(★差がつく国)
― アジアの「港」と「お財布」 ―
- ポイント
- 国土は東京23区くらいしかない。資源もない。
- だから「貿易の拠点(港)」と「金融」で稼ぐエリート国家。
- 急成長した国グループ「アジアNIES」の一員。
👉 入試必須ワード
「アジアNIES」「中継貿易」「ハブ空港」
🇰🇷 韓国
― 「アジアNIES」の筆頭リーダー ―
- ポイント
- 急速に経済成長した地域グループ「アジアNIES」の代表格。
- 日本と同じで資源が少ないため、加工貿易(原料を輸入して製品を輸出)で発展。
- 今は半導体・自動車・船などのハイテク産業が超強力。
👉 入試必須ワード
「アジアNIES」「半導体」「機械工業」
🎯 ここでのゴール(先生から一言)
アジアの問題は、国名だけじゃなくて
「理由とセット」で出るのが特徴です。
- なぜ雨が多い? → モンスーンだから
- なぜITが強い? → 数学と英語が得意だから
- なぜ工場が来た? → 経済特区を作ったから
この5か国を見て
「あ、あの理由の国だ!」と思い出せれば勝ちです。
【第2部】|先生からここだけは絶対に押さえろ!
モンスーン・中国・韓国・ASEAN・インド・西アジア
「この6本柱」が分かればアジアは怖くない
🎯 先生からの結論(先にゴール)
アジア州の入試は、
「気候 → 人の暮らし → 経済」
この流れが言えれば合格点です。
細かい地名より、「なぜそうなるか(理由)」が言えるかが勝負です。
① アジア最大の共通ルールは「モンスーン」
✔ 絶対に外すな
- 夏:海 → 陸へ風が吹く ➡ 雨が多い
- 冬:陸 → 海へ風が吹く ➡ 乾燥
👉 だから夏は「稲作(米)」が盛ん
✔ よく出る地域
- 南アジア
- 東南アジア
- 中国南部
📌 入試での聞かれ方
「Q. アジアで稲作が広く行われている理由はなぜか?」
➡ 答え
「夏にモンスーン(季節風)の影響で、高温で降水量が多いから。」
② 中国は「世界の工場」から「世界の市場」へ
✔ 押さえる流れ
- 沿岸部に経済特区を設置
- 外国企業を呼んで工業化(世界の工場)
- 国民が豊かになる
- 巨大な消費市場に成長
✔ 農業は超頻出
- 北:小麦(雨が少ない)
- 南:米(雨が多い)
- ※境目は「年間降水量1000mmライン」
📌 入試フレーズ
「中国は沿岸部の工業化によって成長し、現在は巨大な市場となっている」
③ 韓国は「アジアNIES」の筆頭リーダー
✔ どんな国?
- 日本と同じで資源が少ない。
- だから原料を輸入して製品を売る「加工貿易」で発展した。
✔ 絶対ワード「アジアNIES」
- 急速に経済成長した国・地域のグループ。
- 韓国・台湾・香港・シンガポールのこと。
✔ 今の強み
- 半導体・自動車・造船などのハイテク産業が世界トップレベル。
📌 入試での聞かれ方
「Q. 韓国やシンガポールなど、急速に工業化が進んだ地域を何と呼ぶか?」
➡ 答え
「アジアNIES(新興工業経済地域)」
④ 東南アジアは「プランテーション+工業化」
✔ プランテーション農業とは
- 植民地時代に、欧米向けに「1つの作物だけ」を大量生産させられた仕組み。
- 例:天然ゴム・バナナ・油やし
⚠ 弱点
- 価格下落・病気 ➡ 国の経済が一気に不安定になる。
✔ 現在の動き
- 工業化を進めて、農業だけに頼らない国へ。
- ASEAN(東南アジア諸国連合)として協力し成長中。
📌 入試キーワード
「プランテーション」「ASEAN」「工業化」
⑤ インドは「人の力」で成長する国
✔ なぜITが強い?
- 人口が多い ➡ 労働力が豊富
- 英語が公用語(旧イギリス植民地)
- 数学教育が強い
👇
💻 ICT産業が発達
- ベンガルール = 「インドのシリコンバレー」
📌 入試での聞かれ方
「Q. インドでICT産業が発達した理由は?」
➡ 答え
「英語力と数学力をもつ優秀な人材が豊富だから。」
⑥ 西アジアは「世界のエネルギーの心臓部」
✔ 絶対ワード
- 原油(石油)
- ペルシャ湾岸
- OPEC(石油輸出国機構)
✔ 超重要イメージ
- 「ここが止まると、日本の工場も車も止まる」
- 石油のお金で潤う一方、資源をめぐる対立も多い。
📌 入試での聞かれ方
「Q. 西アジアで紛争が起こりやすい背景の一つは?」
➡ 答え
「原油などの重要資源が集中しているから。」
🧠 最終チェック|ここが言えたら合格ライン
- アジア全域 👉 モンスーンが生活を決めている
- 中国 👉 工場から市場へ
- 韓国 👉 アジアNIES・ハイテク
- 東南アジア 👉 プランテーション+工業化
- インド 👉 人材×IT
- 西アジア 👉 石油
👨🏫 先生からの一言(締め)
「ここを押さえれば、アジア州はもう『単なる暗記科目』じゃない。
それぞれの国が『どうやってご飯を食べているか(産業)』が見えてくるはずだ。
あとは問題文を読んで、『どの国の話か』を当てはめるだけで解けるぞ!」
【第3部】|なんで?どうして?を全部解決! アジア州Q&A
― ゆうと&あかりの超・素朴な疑問集 ―
- ❓Q1 アジアって広すぎない? なんで1つにまとめるの?
-
👦 ゆうと
「アジアってさ、日本もあるし、インドもあるし、砂漠もあるし…
正直、バラバラすぎて1つの州にする意味あるの?」👧 あかり
「すごくいい疑問。
でもね、アジアの多くの国には共通の“生活ルール”があるんだ。」👦 ゆうと
「生活ルール?」👧 あかり
「そう。モンスーン(季節風)っていう、“夏と冬で風向きが逆転する”ルール。」👦 ゆうと
「あ、夏は海からの風で、雨が多いんだった!」👧 あかり
「それ! この『夏の雨』があるおかげで、アジア全体で稲作(お米作り)ができる。
『米を食べる文化』でつながってるんだよ。」
- ❓Q2 なんでアジアは人口が多いの?
-
👦 ゆうと
「アジアって、人多すぎない?
中国とインドだけで世界の3分の1って聞いたけど…」👧 あかり
「理由はシンプル。『お米のパワー』だよ。」- 夏に雨が多い
- お米がたくさんとれる
- 小麦よりも、狭い土地で多くの人を養える
👦 ゆうと
「パンよりご飯のほうが、大人数を養えるってこと?」👧 あかり
「そう。これを『土地の生産性が高い』って言うんだけど、
モンスーン+稲作=人口爆発
この式は地理の鉄則だよ。」 - ❓Q3 中国って、なんで急に豊かになったの?
-
👦 ゆうと
「昔の中国って、そんなにお金持ちのイメージなかったけど…」👧 あかり
「ポイントは『場所』と『作戦』。」👦 ゆうと
「どういうこと?」👧 あかり
「海に近い沿岸部に、経済特区っていう特別ルールの地域を作ったんだ。
『税金を安くするから、外国の会社さん来てください!』って。」👦 ゆうと
「なるほど! だから世界中の工場が集まったのか。」👧 あかり
「そう。そうやって『世界の工場』として稼いで、今は国民も豊かになって『世界の市場(買う側)』にもなったんだよ。」 - ❓Q4 中国で、北はパン・南はご飯なのはなぜ?
-
👦 ゆうと
「中国って、同じ国なのに食べ物が全然ちがうよね。
北は餃子とか麺だし。」👧 あかり
「それは雨の量が決めてるの。」- 北側(雨が少ない)→ 🌾 小麦しか育たない
- 南側(雨が多い)→ 🍚 米が育つ
👦 ゆうと
「境目はあるの?」👧 あかり
「年間降水量1000mmのライン。
ここを境に、食卓の景色がガラッと変わるんだよ。」 - ❓Q5 プランテーションって、なんで1つだけ作るの?
-
👦 ゆうと
「ゴムとかバナナとか、国全体で1つだけ作るのって危なくない?
病気が流行ったら終わりじゃん。」👧 あかり
「その通り。でも実はこれ、自分たちで選んだ農業じゃないんだ。」👦 ゆうと
「えっ?」👧 あかり
「植民地時代、支配していた欧米の国に
『売れるからこれだけ作れ』って決められてた名残りなの。」👦 ゆうと
「うわ、強制だったのか…。」👧 あかり
「そう。だから今は、そのリスクを減らすために工業化を進めてるんだよ。」 - ❓Q6 ASEANって、結局なにをしてる集まり?
-
👦 ゆうと
「ASEAN(アセアン)って名前は聞くけど、何してるの?」👧 あかり
「一言で言うと、東南アジアの『成長協力チーム』。」👦 ゆうと
「チーム?」👧 あかり
「1つの国だと小さいけど、10か国集まれば大きな力になるでしょ?
関税(貿易の税金)をなくしたり、協力して工場を呼んだりしてるんだ。」👦 ゆうと
「みんなでスクラム組んで成長してる感じか!」 - ❓Q7 インドって、なんでITが強いの?
-
👦 ゆうと
「インド=カレーのイメージだったけど、今はITなんだね。」👧 あかり
「インドには、ITに最強の条件が揃ってるからね。」- 人口が多い(優秀な人がたくさんいる)
- 数学が得意(「0」を発見した国!)
- 英語ができる(昔イギリスの植民地だったから)
👦 ゆうと
「なるほど。英語ができて計算も速い…そりゃ強いわ。」👧 あかり
「だから世界中のIT企業がベンガルールに集まってくる。
ここは『インドのシリコンバレー』って呼ばれてるよ。」 - ❓Q8 西アジアって、なんで争いが多いの?
-
👦 ゆうと
「ニュースで見ると、いつも大変そうだけど…。」👧 あかり
「いろんな理由があるけど、地理的に大きいのはやっぱり石油。」👦 ゆうと
「お金になるから?」👧 あかり
「それもあるし、石油は世界の産業を動かす心臓だからね。
『誰がこのエネルギーを管理するか』で、世界中を巻き込んだ争いになりやすい場所なんだ。」👦 ゆうと
「資源があるのも、良し悪しなんだね…。」
🎯 Q&Aまとめ(ここがゴール)
👧 あかり
「このQ&Aで大事なのは、『なぜ?』がつながったかどうか。」
- 雨が多いから 👉 米ができる 👉 人が増える
- 植民地だったから 👉 特定の作物を作る 👉 英語ができる
👦 ゆうと
「丸暗記じゃなくて、ストーリーで納得できた気がする!」
👧 あかり
「それが分かれば、記述問題も怖くないよ。
よし、これでアジア州の準備は完了!」
【第4部】|確認テスト
【高校入試地理】アジア州の基礎が身につく一問一答チェック
❓問題① アジア州で、夏に雨が多くなる原因となる風を何というか。
- 解説:アジアでは、夏と冬で風向きが逆転する。夏は海から湿った空気を運んでくるため雨が多くなる。
- 答え:モンスーン(季節風)
❓問題② モンスーンの影響で、アジア州に広く見られる農業は何か。
- 解説:夏に雨が多く、高温多湿な気候は、水を大量に必要とする作物を育てるのに最適。
- 答え:稲作
❓問題③ 中国がかつて「世界の工場」と呼ばれるようになったきっかけとして、沿岸部に設けられた地域を何というか。
- 解説:税金を優遇するなどして、外国企業を積極的に呼び込んだ特別な地域のこと。
- 答え:経済特区
❓問題④ 現在の中国が「世界の市場」とも呼ばれる理由は何か。
- 解説:工業化によって国民の給料が上がり、自分たちが商品を買う側(消費者)になったため。
- 答え:国民が豊かになり、巨大な消費市場となったから
❓問題⑤ 中国で、北部(小麦)と南部(米)で主な農作物が異なる理由は何か。
- 解説:中国では、年間降水量1000mmを境に気候が異なる。北は雨が少なく、南は雨が多い。
- 答え:降水量の違いによって作物が分かれるから
❓問題⑥ 韓国やシンガポールのように、1970年代から急速に工業化が進んだ国や地域のグループを何というか。
- 解説:英語で「新興工業経済地域」という意味の略称。韓国・台湾・香港・シンガポールが含まれる。
- 答え:アジアNIES
❓問題⑦ 東南アジアで見られる、かつて植民地時代に始められた、1つの作物を大規模に生産する農業を何というか。
- 解説:天然ゴムやバナナなど、欧米に輸出するためだけに作らされたのが始まり。
- 答え:プランテーション農業
❓問題⑧ プランテーション農業が、国の経済にとってリスクとなる理由は何か。
- 解説:特定の作物に依存しているため、その価格が暴落したり、不作になったりすると、国全体が大打撃を受ける。
- 答え:価格変動の影響を受けやすく、経済が不安定になるから
❓問題⑨ 東南アジア諸国が協力して経済成長を目指すために作った組織を何というか。
- 解説:国どうしが協力し、関税をなくしたり、共同で工場を誘致したりしている。
- 答え:ASEAN(東南アジア諸国連合)
❓問題⑩ インドでICT産業が発達した理由を、簡潔に述べよ。
- 解説:インドには「人口が多い」「数学が得意」「英語が使える(旧イギリス植民地)」という有利な条件がそろっている。
- 答え:英語力と数学力をもつ人材が豊富だから
❓問題⑪ インドのIT産業の中心地で、「インドのシリコンバレー」と呼ばれる都市はどこか。
- 解説:世界中のIT企業が集まり、高度なソフトウェア産業が発展している都市。
- 答え:ベンガルール
❓問題⑫ 西アジアが世界的に重要な地域とされる最大の理由は何か
- 解説:この地域には、世界の産業を動かすエネルギー資源が集中している。
- 答え:原油(石油)が多く産出されるから
❓問題⑬ 西アジアで、紛争や対立が起こりやすい理由の一つは何か。
- 解説:原油は世界中の国が必要としているため、資源の利権をめぐる争いが絶えない。
- 答え:重要な資源(原油)をめぐる対立があるから
🧠 先生からの最終チェック
この13問がスラスラ解ければ、アジア州の基礎は完璧だ。
特に記述問題(理由を聞く問題)は、丸暗記じゃなくて「〇〇だから××になる」という流れで説明できるようにしておこう!
【第5部】|入試直前1分間チェック
⏱️ まず10秒|アジアの大前提
アジアは モンスーン(季節風) の地域
- 夏:海 → 陸 → ☔ 雨が多い
- 冬:陸 → 海 → 🌵 乾燥
👉 夏に雨が多いから 稲作・人口が多い
⏱️ 次の15秒|中国はこの流れだけ
- 沿岸部に 経済特区
- 外国企業が工場を作る
- 世界の工場として成長
- 国民が豊かに → 世界の市場へ
👉 農業
- 北:小麦(雨少)
- 南:米(雨多)
- ※境目は降水量1000mm
⏱️ 次の5秒|韓国・NIES
- アジアNIES(新興工業経済地域)
- 韓国・シンガポールなど
- 急速に工業化・ハイテク産業が成長
⏱️ 次の10秒|東南アジア
植民地時代
👉 1つの作物だけ作らされた
👉 プランテーション農業
⚠ 価格が下がると国が不安定(リスク)
今
👉 ASEANで協力
👉 工業化を進めて成長中
⏱️ 次の10秒|インド
- 人口が多い
- 数学が得意
- 英語ができる
👇
ICT産業が発達
ベンガルール(インドのシリコンバレー)
⏱️ 最後の10秒|西アジア
- ペルシャ湾岸
- 原油(石油)
- OPEC
👉 ここが止まると
👉 世界の工場・車が止まる
🎯 最後にこれだけ思い出せ
アジアは
気候(モンスーン)→ 人の暮らし(米・人口)→ 経済(工業・IT・石油)
このつながりで考える。
🌟 エンディング|ここまで来た君へ
👦 ゆうと
「正直さ、最初はアジアって苦手だったんだよね。
国名も多いし、覚えることばっかりで…。」
👧 あかり
「うん、そう感じるのは当たり前。
でも、ここまで読んだ君は、もう違うよ。」
👦 ゆうと
「だって今なら、
『なんで米を作るの?』って聞かれても、
『モンスーンで雨が多いから』って即答できるし。」
👧 あかり
「それ! それが一番大事。
地理は『暗記の量』じゃなくて、
『理由を言えるかどうか』で決まるから。」
👦 ゆうと
「なんか、問題文を読むのが怖くなくなった気がする。」
👧 あかり
「その感覚、すごくいい。
だって入試の問題って、『知ってるか』より
『考えられるか』を見てるんだよ。」
👦 ゆうと
「じゃあ、もし本番でド忘れしちゃったら?」
👧 あかり
「焦らなくて大丈夫。
このブログの『流れ』を思い出して。
- 雨は多い?(気候)
- 人は多い?(農業・人口)
- 何で儲けてる?(産業)
この順番に考えれば、必ず答えへの道は見えてくるから。」
👦 ゆうと
「なるほど、丸暗記じゃなくて推理すればいいんだ。」
👧 あかり
「そう。ここまで頑張ってきた君なら、絶対にできる。」
👦 ゆうと
「よし。
本番は、“思い出す”んじゃなくて
“つなげる”!」
👧 あかり
「その意気。
最後まで、落ち着いていこう!」
✨ 最後に先生からひとこと
ここまで読み切った君は、
もう“地理が苦手な受験生”じゃない。
君の手の中には、
ただの「知識」じゃなくて、
どんな問題も解ける「思考の武器」がある。
あとは本番で、
今まで積み重ねてきたものを
静かに出し切るだけだ。
応援しています。

