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【高校受験理科】気温と湿度の変化グラフ|なぜ最高気温は14時?

〜ゆうととあかりの、観測の基礎ストーリー〜

高校入試 理科 ストーリーシリーズ
理科が苦手でも大丈夫
天気・気圧・雲・前線を
ゆうと&あかりと超噛み砕き理解

「お昼の12時が一番暑いに決まってるじゃん!」
そう思ってテストで「12時がピークのグラフ」を選ぶと、見事に0点になります。

実は、気温の変化には「魔の2時間のズレ」があるのです。

今回は、入試の記述問題で本当によく出る「タイムラグの理由」と、セットで覚えるべき「湿度の正反対の動き」について攻略します。
これを知らないと、グラフを選ぶ問題で確実に引っかかりますよ!


登場人物
👦 ゆうと:理科嫌い。「太陽が真上にある12時が最強でしょ?」と思っている。
👧 あかり:理科得意。「地面と空気の関係」を知っている。


目次

第1部 ストーリー解説

「12時」は一番暑い時間じゃない?

👦 ゆうと
「あー、暑い! 今日の体育、地獄だったわ。
やっぱ昼の12時って太陽が真上に来るから、一番暑いよな。」

👧 あかり
「お疲れ様。
でもゆうと君、残念なお知らせ。」

👦 ゆうと
「え、なに?」

👧 あかり
1日の最高気温は、12時じゃないよ。

👦 ゆうと
「はあ!?
だって太陽が一番高いところ(南中)に来るのって、だいたい12時じゃん!
そこが一番エネルギー強いでしょ?」

👧 あかり
「太陽のエネルギーは12時が最強だよ。
でも、『空気』が温まるには時間がかかるの。」

「フライパン」で考えればわかる

👧 あかり
「料理で想像してみて。
フライパンを強火にかけるとするでしょ?」

【図:指示】ここに「フライパンを火にかけている」イラスト

👧 あかり
「火をつけてすぐに、フライパンの上にある空気まで熱くなる?」

👦 ゆうと
「いや、まずは鉄板が熱くなって……
しばらくしてから、周りがモワッとするかな。」

👧 あかり
「それ!!
その『しばらくしてから』が大事なの。」

  1. まず、太陽が地面を温める(ピークは12時)。
  2. そのあと、地面が上の空気を温める。

👧 あかり
「このバトンタッチに時間がかかるから、
気温のピークは2時間遅れて、午後2時(14時)ごろになるんだよ。」

👦 ゆうと
「なるほど!
太陽は空気を直接温めてるわけじゃないのか。
一度地面を経由するから遅れるんだね。」

最低気温は「真夜中」じゃない

👧 あかり
「じゃあ逆に、一番寒い(最低気温)のはいつ?」

👦 ゆうと
「えっと、太陽がない時間だから……真夜中の0時とか?」

👧 あかり
「ブブー。
答えは、『日の出の直前』。」

👦 ゆうと
「えっ、朝方? なんで?」

👧 あかり
「夜の間じゅう、地面はずーっと熱を逃がし続けて冷えていくから。
太陽が出るギリギリの瞬間まで、冷え続けるの。」

👦 ゆうと
「なるほど。
『もうすぐ太陽が来るぞー』って時が、一番冷え切ってる底なのか。」

湿度は気温と「あまのじゃく」

👧 あかり
「最後に湿度。
気温と湿度のグラフを重ねると、面白い形になるよ。」

【図】ここに「晴れた日の気温と湿度の変化グラフ」

  • 気温:山型(14時が高い)
  • 湿度:谷型(14時が低い)

👦 ゆうと
「うわ、X(バッテン)みたいになってる!
気温が上がると、湿度は下がってるね。」

👧 あかり
「そう。湿度は気温と正反対(逆)の動きをするの。」

  • 気温が高い(昼間) → 空気中の水筒が大きくなる (=入れ物が大きくなるイメージ)→ 割合が下がる(乾燥する)
  • 気温が低い(明け方) → 空気中の水筒が小さくなる(=入れ物が小さくなるイメージ)→ 割合が上がる(湿気る)

👦 ゆうと
「難しいこと言ったけど、要するに
『暑い昼間はカラッとして、寒い朝方はジメッとする』
ってこと?」

👧 あかり
「その感覚でOK!
グラフを選ぶ問題が出たら、『気温と逆の動きをしてるやつ』を選べば一発だよ。」

【第2部】ここだけは押さえろ!記述とグラフの鉄則

入試やテストで、ここが点数になります。
特に「理由」を聞かれたときに、このまま書けるようにしておきましょう。

〜「なぜ14時?」の記述と、気温・湿度の逆関係をマスターせよ〜

1. 最高気温が14時になる理由(記述対策)

  • Q. 太陽の南中は12時ごろなのに、なぜ最高気温は14時ごろになるのですか?
  • A. 模範解答:
    「太陽によってまず地面があたためられ、そのあと地面からの熱で空気があたためられるまでに時間がかかるから。」

2. 最低気温のタイミング

  • いつ?日の出の直前(明け方)。
  • 理由:夜の間、地面から熱が逃げ続ける(放射冷却)ため。

3. 気温と湿度の関係

  • 関係逆の動きをする。(気温が上がると、湿度は下がる)
  • グラフ:晴れた日は、気温と湿度の線がクロスして「X」のような形になる。

4. 日の出・日の入りの方角差

日本は横に長いので、東と西で時間がズレます。

  • 東(北海道・東京):日の出が早い
  • 西(福岡・沖縄):日の出が遅い
    • ※お正月の初日の出が一番早いのは、日本の東側です!

【第3部】よくある質問(Q&A)

Q1. 雨の日のグラフはどうなりますか?

A. 気温も湿度も、あまり変化しません。
晴れた日は「山と谷」がはっきり出ますが、
雨の日は:

  • 気温:太陽がないので、昼間もあまり上がりません。
  • 湿度:ずっとジメジメしているので、高いまま(100%近く)横ばいです。
    グラフを見て「変化が少ないな」と思ったら、それは雨や曇りの日です。
Q2. 季節によって日の長さはどう変わりますか?

A. 夏は昼が長く、冬は昼が短いです。

  • 夏至(6月ごろ):昼が一番長い。日の出は4時台、日の入りは19時台。
  • 冬至(12月ごろ):昼が一番短い。日の出は7時近く、日の入りは16時半ごろ。
    この感覚を持っておくと、グラフの横軸(時間)を見ただけで季節がわかります。
Q3. 「放射冷却」って何ですか?

A. 地面が熱を出して冷えることです。
夜、布団をかけていないと体が冷えますよね?
地球も同じで、太陽という熱源がなくなり、雲という布団もない(晴れた)夜は、
熱が宇宙に逃げてどんどん冷えます。
だから「晴れた日の朝」ほど、冷え込みが厳しくなります。


エンディング|次回予告

👦 ゆうと
「なるほどねー。
『暑い=湿気がない』って意外だったけど、グラフ見たら一目瞭然だね。」

👧 あかり
「でしょ?
グラフの形を覚えておけば、数字を計算しなくても解ける問題はいっぱいあるよ。」

👦 ゆうと
「よっしゃ、これで天気は攻略した!」

👧 あかり
「……と言いたいところだけど。」

👦 ゆうと
「え、まだあんの?(デジャヴ)」

👧 あかり
「次回こそ、避けては通れない『湿度の計算問題』。
みんなが一番嫌いなやつ。」

👦 ゆうと
「う……ついに来たか、ラスボス。
あの『割り算』とか『分数』とか出るやつでしょ?
俺、あれ出た瞬間に捨ててるわ。」

👧 あかり
「だよね。学校だとそう習うもんね。
でも、ゆうと君。
もし『分数』を使わずに解けるって言ったらどうする?」

👦 ゆうと
「は? 無理でしょ。公式がそうなってるし。」

👧 あかり
「ふふ。実はね、
魔法の『比(ひ)』を使えば、ややこしいことなしで秒殺できるの。」

👦 ゆうと
「比って……あの 1:2 とか?」

👧 あかり
「そう。
学校の先生はあんまり教えないけど、実はこれが最強の裏技。
次回、その『比で解くテクニック』を全部教えるね。」

👦 ゆうと
「えっ、それなら俺でも勝てるかも!
早く教えて!」

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