地震の計算は「比」と「引き算」で一気に見える
グラフは「比」で解くと簡単になる
みんな、受験勉強進んでる?
合格屋マックスのブログへようこそ。
今日は、地学分野のラスボス、
「地震(じしん)」を攻略するよ。
「P波とS波、どっちが先だっけ…」
「グラフが出た瞬間、頭が止まる…」
そんな悩み、今日で終わりにしよう。
実は地震の計算、
難しい公式は一切いらない。
中1数学でやった
「比例」と「比」
――それだけで解けるんだ。
今回も
理科が苦手な中3男子・ゆうと 👦
理科クイーン・あかり 👩
と一緒に、考え方から整理していこう。
1. まずは言葉を整理しよう
① 震源と震央の違い
ゆうと 👦
「ニュースで聞くけど、震源と震央って何が違うの?」
あかり 👩
「漢字を見れば一発よ。図で考えよう。」
- 震源(しんげん)
- 👉 地下で地震が起きた スタート地点
- 震央(しんおう)
- 👉 震源の 真上の地表(地図の×印)
ゆうと 👦
「地下が“源”、地表の中心が“央”か!」
② 「震度」と「マグニチュード」は全く別もの
ゆうと 👦
「震度もマグニチュードも、揺れの大きさじゃないの?」
あかり 👩
「ここが一番の混乱ポイント。
電球で考えてみよう。」
💡 マックス流・電球の例え
- マグニチュード(M)
- = 電球そのものの明るさ(ワット数)
- 👉 地震そのもののパワー
- 👉 1つの地震で数値は1つだけ!
- 震度(しんど)
- = その場所での明るさ
- 👉 電球に近いと明るい、遠いと暗い
- 👉 場所ごとに変わる!
ゆうと 👦
「つまり、
マグニチュード=地震そのもの
震度=場所ごとの揺れ
ってことか!」
2. P波とS波は「追いかけっこ」
① 2つの波は同時スタート
あかり 👩
「地震が起きた瞬間、2つの波が同時に走り出すの。」
- P波(ピーは)
- 速い → 最初に到着
- カタカタした小さな揺れ(初期微動)
- S波(エスは)
- 遅い → 後から到着
- ドン!と大きな揺れ(主要動)
ゆうと 👦
「Pは先、Sは後。
“P=先、S=すごく揺れる”で覚えよう。」
② 初期微動継続時間の正体
あかり 👩
「P波が来てから、S波が来るまでの時間。
これが 初期微動継続時間。」
ゆうと 👦
「名前は長いけど…?」
あかり 👩
「中身は超シンプル。これが計算のキモよ!」
★ 黄金ルール
初期微動継続時間は、震源からの距離に比例する!
👉 中1数学でやった「比例」そのまま!
ゆうと 👦
「距離が遠いほど、P波とS波の差が広がるってことか!」
3. 計算攻略①「初期微動継続時間」は比で解く!
① 距離と時間を並べるだけ
あかり 👩
「まずは基本技。
『初期微動継続時間は、震源からの距離に比例する』。
これだけは絶対ルールよ!」
【例題】
震源から 100km の地点で、初期微動継続時間が 12秒 だった。
200km の地点では何秒になる?
ゆうと 👦
「これはさっき覚えた! 公式はいらない。並べるだけ!」
100km : 12秒 = 200km : x秒
ゆうと 👦
「距離が 2倍 だから、時間も 2倍!」
100x=12×200
x=24 答え:24秒
4. 計算攻略② ラスボス「発生時刻」の倒し方
① データは「2地点の差」を見ろ!
あかり 👩
「ここからが入試の本番。
表やグラフから、『波の速さ』と『地震が発生した時刻』を求める問題よ」
【例題データ】
| 地点 | 震源からの距離 | P波到着時刻 |
|---|---|---|
| A | 30 km | 10時10分05秒 |
| B | 90 km | 10時10分15秒 |
ゆうと 👦
「うわ、時刻が出てきた…。速さは『み・は・じ』だっけ?」
あかり 👩
「公式を使う前に、AとBの『差(ギャップ)』を見るのがコツよ!」
- 距離の差: 90-30=60km
- 時間の差:15-5=10秒
あかり 👩
「つまり、P波は 『10秒で60km進んだ』 ってこと!」
② 速さを「比」で出す!
ゆうと 👦
「10秒で60km……。速さは『1秒あたり』だから……」
10秒 : 60km = 1秒 : xkm
ゆうと 👦
「時間を 1/10 にするから、距離も 1/10!」
60÷10=6
あかり 👩
「正解! P波の速さは 6km/秒 だね。
S波もやり方は全く同じだよ!」
③ ラスボス「発生時刻」へのタイムトラベル
ゆうと 👦
「速さは出たけど、『地震が起きた時間(発生時刻)』はどうやるんだ?」
あかり 👩
「これは『タイムマシン作戦』よ!
さっきの A地点(30km) を見て。
P波(秒速6km)が、ここまで来るのに何秒かかった?」
ゆうと 👦
「えっと、これも比でいけるか?」
6km : 1秒 = 30km : x 秒
(1秒で6km進むなら、30km進むには?)
ゆうと 👦
「距離が 5倍 だから、時間も 5倍!
5秒 かかって到着したんだな!」
あかり 👩
「そう!
10時10分05秒 に到着したってことは、その 5秒前 に地震が起きたってこと!」
10時10分05秒-5秒=10時10分00秒
ゆうと 👦
「おおお!
到着時刻から、かかった時間を引き算して『巻き戻す』のか!
これなら解ける!」
5. 先生から「ここだけは押さえろ!」マックス流・最強まとめ
ストーリーで「解き方」は分かったな?
ここからは、テスト直前に「ここだけ見れば点が取れる」という重要ポイントをまとめるぞ。
① 震度とマグニチュード
- マグニチュード:地震そのものの大きさ(1つ)
- 震度:場所ごとの揺れ(バラバラ)
② 計算の鉄則「比」と「差」
- 初期微動:距離が2倍なら、時間も2倍!(比例)
- 波の速さ:「2地点の差」で比を作る!
- 例)差が10秒で60kmなら ➡ 10秒:60km = 1秒: xm
③ ラスボス「発生時刻」の手順
- まず「速さ」を出す。(P波、S波どちらでもOK)
- ある地点まで来るのに「かかった時間」を出す。
- 到着時刻から、その時間を「引き算(巻き戻し)」する!
6. ひっかけ○×チェック
Q1 マグニチュードが同じなら、遠いほど震度は大きい
→ ×(遠いほど弱くなる)
Q2 P波の速さは距離に関係なく一定である
→ 〇(地面が同じなら速さは変わらない)
Q3 初期微動継続時間は震源に近いほど長い
→ ×(遠いほど差が開いて長くなる!)
7. 入試レベル確認問題
ある地震の観測データである。
| 地点 | 震源からの距離 | P波到着時刻 | S波到着時刻 |
| A | 40 km | 8時25分15秒 | 8時25分20秒 |
| B | 120 km | 8時25分25秒 | y |
(1) P波の速さは何km/秒か。 (2) 地震の発生時刻を求めよ。 (3) 表の y にあてはまる時刻を求めよ。
【解答と解説】
(1) 答え:8km/秒
<マックス流解説>
AとBの「差」重要!
- 距離の差: 120-40=80km
- P波時間の差: 25秒-15秒=10秒
10秒 : 80km = 1秒 : xkm
10倍速いから、答えは 8km/秒!
(2) 答え:8時25分10秒
<マックス流解説>
A地点(40km)でタイムマシン発動!
速さは秒速8km。40km進むには?
8km : 1秒 = 40km : x 秒
距離が5倍だから、時間は 5秒 かかった。
A地点の到着「8時25分15秒」から5秒巻き戻せ!
8時25分15秒-5秒=8時25分10秒
答えは 8時25分10秒。
(3) 答え:8時25分40秒
<マックス流解説>
A地点の初期微動継続時間は 、
8時25分20秒-8時25分15秒=5秒
初期微動継続時間と震源距離は比例するから、B地点の初期微動継続時間は、
40km:5秒=120km:x秒
x=15秒
B地点にP波が来た時刻は、8時25分25秒だからその15秒後にS波が来る。
8時25分25秒+15秒=8時25分40秒
答え 8時25分40秒
最後に先生から
地震の計算は、
「2地点の差」と「タイムマシン(引き算)」。
この2つを使いこなせば、もう怖いものなしだ。
次回は「岩石と地層」。
暗記が一気に楽になる「新幹線はかりあげ理論」を紹介するぞ。
お楽しみに!
(内部リンク:【高校入試理科】岩石・地層・化石を完全攻略!暗記の語呂合わせへ)

