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小4図形で差がつく!垂直・平行と四角形を家庭で教える声かけ

パパ・ママが家庭でできる声かけのコツ

目次

小4図形は「名前」より「どこを見たか」が大切です

こんにちは!合格屋マックスです。

保護者の方向けの「算数教室」です。

テーマは、
小4算数の「垂直・平行と四角形」を、家庭でどう見てあげるか
です。

小4の算数では、

垂直
平行
台形
平行四辺形
ひし形

などを学習します。

この単元は、計算とは少し違います。

計算なら、手順を覚えて練習することでできるようになる部分が大きいです。

でも、図形では、

言葉の意味を正しく理解すること
図を見て判断できること
自分で図をかけること

が大切になります。

教室で子どもたちを見ていると、

「垂直って、直角のことだよね?」
「平行って、同じ向きの線でしょ?」
「平行四辺形って、なんとなく斜めの四角形?」

というように、何となくのイメージではわかっている子が多いです。

でも、問題になると、

斜めになった垂直に気づけない
平行な辺を見つけられない
台形と平行四辺形のちがいがあいまいになる
ひし形を“ダイヤの形”だけで覚えてしまう

ということがあります。

ここで大切なのは、
形をなんとなく覚えることではありません。

言葉の意味と図をつなげること
です。

今日は、パパ・ママがご家庭でこの単元を見るときに、どんな声をかけるとよいかをお話しします。


垂直は「向き」ではなく「直角に交わるか」で見る

まずは、垂直です。

垂直とは、
2本の直線が直角に交わっていること
です。

ここで気をつけたいのは、
縦と横に交わっている線だけが垂直ではない
ということです。

子どもは、最初のうちは、縦の線と横の線が十字に交わっている形を見ると、垂直だとわかりやすいです。

ところが、同じ図でも、紙を少し回して斜めにすると、

「これも垂直なの?」

となることがあります。

これは、図形を
見た目の向き
で判断しているからです。

垂直で大切なのは、向きではありません。

直角に交わっているかどうか
です。

家庭で見るときは、こう声をかけてみてください。

「紙を回しても、直角は変わらないね」

「向きは変わったけど、交わり方は同じだね」

「だから、斜めに見えても直角なら垂直だよ」

図を見せるだけでなく、紙を実際に回してみると、子どもはかなり理解しやすくなります。

直線カクと直線オキの垂直はOKだよね。 直線アウと直線イエも垂直は大丈夫?


平行は「同じ向き」より「のばしても交わらない」で見る

次に、平行です。

平行とは、簡単に言うと、
どこまでのばしても交わらない2本の直線
です。

小学生には、

「同じ幅のまま、ずっと進んでも交わらない線」

と伝えるとわかりやすいです。

ただし、平行を

同じ向きの線

とだけ覚えてしまうと、少し危険です。

問題では、

どの線とどの線が平行なのか
本当に幅が変わっていないか
のばしても交わらないか

を見なければいけません。

家庭では、こう聞いてみてください。

「この2本の線、ずっとのばしたら交わるかな?」

「線と線の間の幅は、途中で狭くなっていない?」

「同じ向きに進んでいるかな?」

平行は、言葉だけで覚えるより、実際に線を指でなぞったり、のばすイメージを持ったりすると理解しやすくなります。


垂直・平行は、自分でかくと定着しやすい

垂直と平行は、見てわかるだけでは不十分です。

自分で正しくかけること
も大切です。

この単元では、2枚の三角定規を使って、垂直な線や平行な線をかく練習をします。

ここでつまずく子は、意外と多いです。

たとえば、

三角定規が途中でずれる
押さえている手が動いてしまう
線を引くときに定規から離れてしまう
平行線をかくときに、三角定規をまっすぐスライドできない

ということがあります。

この場合、理解できていないというより、
道具の使い方に慣れていない
ことも多いです。

ですから、ご家庭では、

「なんでわからないの?」

ではなく、

「三角定規の動かし方を一緒に確認しようか」

と声をかけてあげるとよいです。

作図は、短時間でもかまいません。

垂直な線をかく
平行な線をかく
かいたあとに、どこが垂直か、どこが平行かを言葉で説明する

この練習だけでも、図形の見方はかなり安定していきます。

平行の描き方



垂直の描き方



四角形は「名前」ではなく「約束」で見る

次に、いろいろな四角形です。

小4では、

台形
平行四辺形
ひし形

を学習します。

ここで大切なのは、
形の名前を丸暗記することではありません。

その形だと決めるための
約束
を正しく覚えることです。

中学生以上では「定義」と言いますが、小学生には少し難しい言葉です。

ご家庭では、
「その形だと決めるための約束」
と考えるとわかりやすいです。


台形・平行四辺形・ひし形の約束

ここは、シンプルに整理しておくとよいです。

台形
向かい合った1組の辺が平行な四角形

平行四辺形
向かい合った2組の辺が平行な四角形

ひし形
4つの辺がどれも同じ長さの四角形

ここで子どもが混乱しやすいのは、見た目で覚えてしまうことです。

たとえば、平行四辺形を

斜めの四角形

と覚えてしまう子がいます。

ひし形を

ダイヤの形

と覚えてしまう子もいます。

でも、本当に見るべきところは、そこではありません。

平行四辺形なら、
向かい合った2組の辺が平行か

ひし形なら、
4つの辺の長さがすべて同じか

ここを見ます。

つまり、形の名前を言う前に、

どこを見たら、その形だとわかるのか

を確認することが大切です。


家庭では「これは何形?」の前に「どこを見たらわかる?」

ご家庭で四角形の問題を見るとき、つい

「これは何形?」

と聞きたくなります。

もちろん、それも大切です。

でも、力をつけるには、その前に

「どこを見たらわかる?」

と聞くのがおすすめです。

たとえば、台形なら、

「平行な辺はどこにある?」

「平行な組は何組ある?」

平行四辺形なら、

「上と下の辺は平行かな?」

「左と右の辺は平行かな?」

「平行な組は2組ある?」

ひし形なら、

「4つの辺の長さはどうなっている?」

「全部同じ長さかな?」

このように聞くと、子どもは名前を当てるだけではなく、図形の条件を見るようになります。

図形の力が伸びる子は、なんとなく答えるのではなく、

ここが直角だから垂直
この2本はのばしても交わらないから平行
平行な辺が1組あるから台形
平行な辺が2組あるから平行四辺形
4つの辺が同じ長さだからひし形

というように、理由をもって判断できるようになります。


パパ・ママが使いやすい声かけまとめ

この単元で使いやすい声かけをまとめると、次のようになります。

垂直を見つけるとき
「どこが直角(90°)になっている?」

斜めの垂直で迷ったとき
「紙を回しても、直角(90°)は変わらないね」

平行を見つけるとき
「この2本をずっとのばしたら、交わるかな?」

台形を考えるとき
「平行な辺は何組ある?」

平行四辺形を考えるとき
「向かい合った2組の辺が平行かな?」

ひし形を考えるとき
「4つの辺の長さは、全部同じかな?」

答えを言えたあと
「どうしてそう思ったの?」

この最後の一言が、とても大切です。

「どうしてそう思ったの?」

と聞くことで、子どもは図形をなんとなく見るのではなく、理由を考えるようになります。


親が先に名前を言いすぎないことも大切です

図形が得意な保護者ほど、子どもより先に答えが見えてしまいます。

そして、つい、

「これは平行四辺形でしょ」
「ここが平行だから台形だよ」
「ひし形は4つの辺が同じなんだよ」

と先に言いたくなることがあります。

もちろん、教えること自体が悪いわけではありません。

ただ、子どもに力をつけるには、少し待つことも大切です。

子どもが自分で、

「ここが平行だから」
「4つの辺が同じだから」
「直角に交わっているから」

と言えるようになると、理解はぐっと深くなります。

ご家庭では、

教え込むより、気づかせる。
名前より、見る場所を確認する。
答えより、理由を言わせる。

この3つを意識してみてください。


教室では、答えだけでなく「理由」まで確認します

教室で子どもたちを見ていると、図形の問題でつまずく子は、図を見ているようで、実は言葉の意味があいまいなことがあります。

たとえば、

垂直は、直角(90°)に交わること
平行は、どこまでのばしても交わらないこと
台形は、向かい合った1組の辺が平行な四角形
平行四辺形は、向かい合った2組の辺が平行な四角形
ひし形は、4つの辺がどれも同じ長さの四角形

これらを、なんとなくではなく、自分の言葉で説明できることが大切です。

だから教室では、答えだけでなく、

どうしてそう言えるのか
どこを見て判断したのか
その形の約束は何か

を確認しています。

図形は、センスだけで解くものではありません。

言葉の意味を正しく理解し、図と結びつけて見る力

を育てることで、少しずつ安定して解けるようになります。


家庭で使えるチェックリスト

お子さんの「垂直・平行と四角形」を見るときは、次のことを確認してみてください。

✅ 垂直を「直角(90°)に交わること」と説明できる?
✅ 斜めになった垂直にも気づける?
✅ 平行を「のばしても交わらない」と説明できる?
✅ 三角定規を使って、垂直な線・平行な線をかける?
✅ 台形は「平行な辺が1組」と言える?
✅ 平行四辺形は「平行な辺が2組」と言える?
✅ ひし形は「4つの辺が同じ長さ」と言える?
✅ 形の名前だけでなく、「どこを見たか」を説明できる?

全部できていなくても大丈夫です。

まずは、図を見たときに、

「どこを見たらわかる?」

と聞いてみてください。

この一言だけでも、子どもの図形の見方は変わっていきます。


最後に

図形は「見た目」ではなく「理由」で判断する単元です

小4の「垂直・平行と四角形」は、今後の図形学習の土台になる単元です。

ただ形の名前を覚えるだけではなく、

どこが直角なのか
どの辺とどの辺が平行なのか
その四角形だと決める約束は何なのか

を、図と結びつけて理解することが大切です。

ご家庭でできることは、難しい説明ではありません。

「どこが直角?」
「どの辺とどの辺が平行?」
「その形だと決める約束は何?」
「どこを見たらわかる?」

このような小さな声かけです。

子どもたちがただ答えを覚えるだけでなく、
図を見て、理由をもって説明できる力
を身につけられるよう、日々の授業でも一つひとつの考え方を大切にしています。

図形は、
見た目でなんとなく答える単元
ではなく、
理由をもって判断する単元
です。

一つひとつの図形から、先につながる算数の力を育てていきましょう。

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