合格おめでとう。 2年連続全員合格  幸町教室(2023年、2024年) 鶴ヶ谷教室(2021年、2022年)合格率100%

中学生の成績アップには、子どもの特性や興味、基本的な志向を知ることが欠かせません。

こんにちは。山口です。

ことしもついつい全部、見てしまいました。箱根駅伝です。

彼らが走る20kmについて、「つれづれなるままに」「心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書」いてみました。お付き合い下さい。

駅伝の選手たちは、みんな20Km以上走ります。しかも1時間程度で。よくそんなに走れるなぁと関心します。普通は、絶対に車をつかっての移動ですよね。 震災の時、どうしようもなくて20kmを数時間もかかって歩いて帰った方もいらっしゃる事と思います。 20km遠いですよね。

今回は、この20kmを、縦にして考えてみましょう。 すると・・・・

世界で一番高いヒマラヤ(チョモランマ・サガルマータ)の標高が8848m(8.8km)です。酸素は、地上の約3分の1になります。 酸素が薄くて、酸素ボンベなしでの登頂はきわめて困難です。人が住めるほどの酸素がありません。

一方、世界で一番深いところは、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵で10920m。 深海には、未知の部分がたくさんありますが、原始的な嫌酸性の微生物(酸素が嫌いな微生物)が、生息していることはわかっています。つまり酸素はほとんどありません。

何が言いたいのか?
つまり、人間が、われわれ生命が生存できる範囲は、広いように思えますがこうしてみると、意外に狭い。地表から上下に10km程度。つまり幅20kmの間しかないってことなのです。 箱根を走る選手たちが、1時間ぐらいで走ってしまう距離の中でしか、私たち生命は生きることができないのです。

意外に狭いといいましたが、計算してみましょう。
地球の半径は約6360kmです。計算しやすいように約6000kmとします。そうすると、20kmは、20km÷6000km×100で、 0.33%です。

これが、どのぐらいかと言えば、お手元に30cmの定規があれば、改めて見てください。0.33%は、30cmの定規で1mmです。つまり30cmの定規を地球の半径とすると、人間が生存できるのは、その表面の1mm以下の中だけと言うことです。

狭いなんでもんじゃありません。「生命の星・地球」なんて言われますが、生命が存在できる範囲は、本当に限られていることがわかります。ハビタブルゾーンなどと言うから、地球丸々1個に生命が住めるような気がしますが、実はそうではありません。

子どもたちに、こんな話をすると、 いろいろな反応が返ってきます。

「あと30年以内に宇宙で生命発見かと言われているけど、その可能性が減った気がする。」
「生命って、その範囲の中でしか生きられないんでしょう。怖いですね」
「やっぱり。生命の誕生って奇跡なんですね」
「そんな薄っぺらなところに、人、多すぎませんか。」
「そんなに薄いのに空気を汚したら大変なことになるんだ。」
「そんなに薄いから、すぐに温暖化するんじゃねえの。」
「人間ってバカですね。こんな狭い中で、昔から争いを続けているなんて」
「そんなに狭いところに、放射能充満したらヤバイじゃないですか」
などなど聞かせてくれます。

同じ一つの話でも、科学的な面から捉える子、社会的な面から捉える子、反応のしかたや興味の持ち方で、適性も感じられます。マックスは、子どもと過ごす時間が長いので、子どもの特性や基本的な志向をつかんで指導することができます。

授業中もできるだけ話を膨らませて、ニュースと教科書をつなげるような話をしています。
 

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