意味は知っていても、
・not as〜as の自然な訳
・長い形容詞でもそのまま使う理由
・one / mine で名詞のくり返しを避けるコツ
ここで止まってしまう子がとても多いんです。
そこでこのブログでは、
ゆうと&あかりの会話で “as〜as が今日で腑に落ちる” ようにまとめました。
テスト直前の総仕上げにも最適です。
🔰【第1部 】原級(as〜as)をゼロから完璧に!
0. 「原級(げんきゅう)」ってなに?
👦 ゆうと
「“as 〜 as”って、なんで“原級(げんきゅう)”って呼ぶの?」
👧 あかり
「いい質問!
原級(げんきゅう)っていうのはね——
辞書に載っている形そのまま を使う形 のことだよ。」
🔍 「辞書に載っている形」ってどういうこと?
👦 ゆうと
「辞書の形って何を指してるの?」
👧 あかり
「英語の単語には、いちばん基本の形 があってね。
辞書にはその形が書かれているの。
その “もとの形” を変えずに使うとき に原級って呼ぶんだよ。」
✔ 原級のイメージ(形はそのまま)
- big → big
- clean → clean
- beautiful → beautiful
👧 あかり
「ね?ぜんぶ 形がそのまま でしょ?」
👦 ゆうと
「ほんとだ!
だから“原っぱみたいに、そのままの形=原級”なんだね!」
📘【大事!】辞書の形の “名前” の違い
| 品詞 | 辞書の形の名前 | 例 |
|---|---|---|
| 動詞 | 原形(げんけい) | eat / go / play |
| 形容詞・副詞 | 原級(げんきゅう) | big / fast / beautiful |
👧
「名前は違うけど、どちらも “辞書に載っている形=そのままの形” ってことだよ!」
🌟 原級の「根っこ」になる考え方
👧 あかり
「さあ、ここが as〜as のスタート地点だよ!」
as + 形容詞(原級) + as … → “〜と同じくらい〜だ”
👦 ゆうと
「“同じくらい”がキーワードなんだね!」
👧 あかり
「そう。だから as の前後がそっくり同じ構造 になるんだよ。」
✨【ルール①】as 〜 as は「同じくらい〜だ」
🔹基本の形
as + 形容詞(原級) + as + 人・もの
🔹例文
👧 あかり
「じゃあ例文いくよ!」
- This chair is as light as that chair.
(このいすは、あのいすと同じくらい軽いよ。)
→ 【ルール④】の①で one の使いからを紹介します。 - Miki is as friendly as her sister.
(ミキはお姉さんと同じくらいフレンドリーだよ。) - This river is as wide as the next river.
(この川は、となりの川と同じくらい広いよ。)
→ 【ルール④】の①で one の使いからを紹介します。
👦 ゆうと
「“同じくらい〜だ” のイメージが全部ハマるね!」
✨【ルール②】not as 〜 as は「〜ほど〜ではない」
👦 ゆうと
「not をつけると意味はどう変わるの?」
👧 あかり
「まずは形を見てみよう👇」
not + as + 形容詞(原級) + as …
→ “〜ほど〜ではない”
🔍 よくつまずくポイント(ここが超重要)
👧 あかり
「英語では “not as〜as = 同じくらい〜ではない” だけど、
日本語ではふつう “〜ほど〜ではない” って訳すの。」
👦 ゆうと
「直訳と自然な日本語が違うってこと?」
👧 あかり
「そう!
ここが理解できると一気に読めるようになるよ。」
🔹例文(直訳 → 自然な日本語)
This bag is not as heavy as mine.
直訳:同じくらい重くはない
自然な日本語:「私のバッグ ほど 重くない」
The city isn’t as quiet as our town.
直訳:同じくらい静かではない
自然:「私たちの町 ほど 静かじゃない」
👦 ゆうと
「“直訳 → 自然な日本語” の変換がすっごく分かりやすい!」
✨【ルール③】長い形容詞も“そのまま”入れるだけ
👦 ゆうと
「beautiful みたいな長い単語は特別ルール?」
👧 あかり
「むしろ簡単!
原級は “形を変えない” のが鉄則。
長くても短くても、全部そのまま as で挟むだけ。」
🔹例文
This flower is as beautiful as the painting.
(この花は、その絵と同じくらい美しい。)
Science isn’t as difficult as math for me.
(私にとって理科は数学ほど難しくない。)
👦 ゆうと
「長さは関係ないんだね!」
✨【ルール④】名詞のくり返しを避けるワザまとめ
― one / 所有代名詞 / for+人 を一気に理解 ―
👧 あかり
「as〜as の文でよく出てくる “便利ワザ” をまとめて覚えよう!」
🔸① 名詞のくり返し → one
This cup is as light as that one.
(あのカップ と同じくらい軽い。)
This road is as wide as the next one.
(となりの道 と同じくらい広い。)
👦 ゆうと
「one は“同じ名詞の言いかえ”なんだね!」
🔸② “〜のもの” → mine / yours / his / hers …
My coat is as warm as yours.
(あなたの もの と同じくらい暖かい。)
Her laptop isn’t as fast as mine.
(私の もの ほど速くない。)
🔸③ “〜にとって” → for + 人
English is as fun as math for me.
(私にとっては、英語は数学と同じくらい楽しい。)
👦 ゆうと
「まとめて覚えると一気に文が作りやすくなるね!」
🎯【最後のまとめ:原級(as〜as)のゴールイメージ】
👧 あかり
「ここだけ押さえれば原級は完全クリア!」
- as〜as = “同じくらい” の表現
- 形容詞は辞書の形(原級)のまま
- not as〜as = 〜ほど〜ではない
- 長い形容詞もそのまま入れるだけ
- 名詞のくり返しは one / 所有代名詞 / for + 人
👦 ゆうと
「“同じくらい” のイメージが固まって、文章がスイスイ作れるようになった!」
👧 あかり
「それが原級の最大のゴールなんだよ!」
【第2部】中2英語|as〜as「原級」をテストで落とさないための3つの鉄則
― ここだけ覚えれば “原級” は満点が取れる! ―
👧 あかり
「ここからは “テストで確実に点を取るための絶対ポイント” を3つにしぼって教えるね。」
👦 ゆうと
「3つにしぼられると覚えやすいね!」
✅ 鉄則①:as + 形容詞(原級)+ as の “原級” は辞書の形そのまま!
- big → big
- clean → clean
- difficult → difficult
- beautiful → beautiful
👧 あかり
「形を変えずに辞書の形をそのまま入れる。
これが“原級”の最大ルール!
長い形容詞もそのまま入れるだけ。ここを間違えると全文が崩れるよ。」
✅ 鉄則②:not as〜as は “同じくらい〜ではない” → 日本語では“〜ほど〜ではない”
👧 あかり
「not as〜as は、意味がわかっていても日本語に直すときにつまずく子が多いの。」
👦 ゆうと
「“同じくらい〜ではない”って訳しちゃいそう。」
👧 あかり
「それだと日本語が不自然になるから、テストでは必ずこう書いてね。」
not as〜as → 〜ほど〜ではない
例:
My bag is not as heavy as yours.
→ 私のバッグ ほど 重くない。
👧 あかり
「日本語の整え方が点数に直結するよ。」
✅ 鉄則③:名詞をくり返すときは必ず one / 所有代名詞 を使う!
👧 あかり
「as〜as の文で名詞を2回書いてしまう子がとても多いの。
英語では同じ名詞のくり返しは“しつこい”からNGなんだよ。」
使うのはこの3つ👇
🔹 ① one(同じ名詞の置きかえ)
This cup is as light as that one.
🔹 ② 所有代名詞(mine / yours / his …)
My coat is as warm as yours.
🔹 ③ for + 人(〜にとって)
English is as fun as math for me.
👧 あかり
「ここを押さえておくと、英文が一気に自然になるし、減点もなくなるよ!」
🎯【先生の最終まとめ|as〜as 原級はこれだけ覚えればOK!】
1️⃣ 原級=辞書の形そのまま
(長い形容詞でも変化なし)
2️⃣ not as〜as=“〜ほど〜ではない” に訳す
(日本語の整え方が得点ポイント!)
3️⃣ 名詞のくり返しは禁止!
→ one / 所有代名詞 / for+人 を使う
👦 ゆうと
「おお!この3つだけ意識すれば、テストで落とす気がしない!」
👧 あかり
「そう。ここを押さえれば原級は“満点ゾーン”に入るよ!」
🔍【第3部】Q&Aで完全理解!
― 原級(as〜as)が必ずわかる5つの質問 ―
- Q1:どうして “as〜as” は辞書の形(原級)を使うの?
-
👦 ゆうと
「as〜as って、どうして形容詞を変えずにそのまま使うの?」👧 あかり
「理由はすごくシンプルだよ。“変化させる必要がない” から!」👧あかり
「as〜as は “同じくらい〇〇だ” と言いたい表現だから、
比較したり順位をつけたりしないよね?」👦 ゆうと
「確かに。“同じくらい” だから形を変えないでいいのか!」👧あかり
「うん!だから 辞書の形(原級)=そのままの形 を入れるだけでOKなんだよ。」 - Q2:not as〜as を “〜ほど〜ではない” と訳す理由は?
-
👦 ゆうと
「英語では “not as〜as = 同じくらい〜ではない” なのに、
どうして日本語だと “〜ほど〜ではない” って訳すの?」👧あかり
「いい質問!ここがみんなつまずくところなんだよ。」👧あかり
「日本語では “同じくらい〜ではない” ってあまり自然に言わないよね?
そこで日本語として自然にすると——」“〜ほど〜ではない”
👦 ゆうと
「つまり “直訳 → 自然な日本語” に調整してるだけなんだ!」👧 あかり
「その通り!
英語の語順はそのまま読めるのに、最後の日本語だけ直すのがポイントだよ。」 - Q3:long / difficult / beautiful みたいに長い単語も本当にそのまま入れるの?
-
👦 ゆうと
「長い単語ってルール変わったりしないの?」👧 あかり
「しないよ!原級のルールは “形を変えない” これ一本!」👧 あかり
「beautiful でも difficult でも——
as + 原級 + as
にそのまま入れるだけでいいんだよ。」👦 ゆうと
「長さは関係ないってことだね!」👧 あかり
「そう。“原級はとにかくシンプル” が最強のポイント!」 - Q4:as〜as の文で one がよく出てくるのはなぜ?
-
👦 ゆうと
「as〜as の例文って “that one” とか “the next one” が必ず出てくるよね?
なんで one を使うの?」👧 あかり
「one は“同じ名詞をくり返したくないときの置きかえ”なんだよ。」👧 あかり
「例えば、同じ “cup” を2回書くと文章がゴチャっとするよね?」👦 ゆうと
「うん、同じ単語が並ぶと読みにくいかも。」👧 あかり
「そこで登場するのが one!
“その○○” という意味を保ったまま、名詞のくり返しを避けられる便利ワザなんだよ。」 - Q5:for + 人(for me / for you)はどんなときに使うの?
-
👦 ゆうと
「for me とか for him って、どういうときに入れるの?」👧 あかり
「“〜にとって” を表したいときに使うよ!」👧 あかり
「例えば——」English is as fun as math for me.
(私にとって英語は数学と同じくらい楽しい。)👦 ゆうと
「“誰の基準で比べているか” をはっきりさせるんだね!」👧 あかり
「そう!
as〜as の文は“どの視点で比べているか”が大事だから、
for + 人 を使えると文の正確さが一気に上がるよ。」
✅【Q&Aまとめ】
原級(as〜as)の理解が一気に深まるポイント
- 原級は「辞書に載っている形そのまま」
- not as〜as は日本語では「〜ほど〜ではない」
- 長い形容詞も “そのまま” 入れるだけ
- one は名詞のくり返しを避ける便利ワザ
- for + 人 で“〜にとって”を表すと文が整う
🔰【第4部】原級(as〜as)を確実に身につける練習問題10選
— 中2英語|as〜as・not as〜as・one の使い方を総仕上げ! —
以下は このブログの内容だけで100%解ける問題 になっています。
まず問題を解いて、そのあとに 解説つきの答え を載せています。
〔問題①〕
次の日本文に合うように、( ) 内の語を並べかえて英文を完成させなさい。
「この川は、あの川と同じくらい広いです。」
This river ( wide / as / as / is / that river ).
〔解答①〕
This river is as wide as that river.
〔解説①〕
- 型:
as + 形容詞(原級)+ as + 比べる相手 - 今回の形容詞:wide
- 語順に注意して並べると
- is as wide as that river
→「この川はあの川と同じくらい広いです。」
- is as wide as that river
〔問題②〕
次の英文の意味として自然な日本語になるものを、ア〜エから1つ選びなさい。
This bag is not as heavy as mine.
ア. このかばんは、私のかばんと同じくらい重い。
イ. このかばんは、私のかばんと同じくらい重くはない。
ウ. このかばんは、私のかばんより少しだけ重い。
エ. このかばんは、私のかばんほど重くない。
〔解答②〕
正解:エ
〔解説②〕
- not as〜as の直訳は
「同じくらい〜ではない」 - 自然な日本語では
「〜ほど〜ではない」 に直すのがポイント。 - だから一番ふつうの日本語になる エ が正解。
イも直訳としては意味は合っていますが、
テストで書くなら エ の形が模範解答 になります。
〔問題③〕
次の日本文を as〜as を使って英語にしなさい。
「このノートは、そのノートと同じくらい薄いです。」
〔解答③〕
This notebook is as thin as that notebook.
〔解説③〕
- 「同じくらい〜だ」 → as + 形容詞 + as
- 形容詞:thin(薄い)
- 主語が「このノート」だから:
This notebook is as thin as that notebook.
※2つ目の notebook は、慣れてきたら that one にしてもOK。
(ただし、まずは notebook で書けるようにしておくと安心です。)
〔問題④〕
次の日本文を not as〜as を使って英語にしなさい。
「この問題は、その問題ほど難しくありません。」
〔解答④〕
This question is not as difficult as that question.
〔解説④〕
- 「〜ほど〜ではない」 → not as + 形容詞 + as
- 形容詞:difficult
- 「この問題は〜」 → This question is …
- 「その問題ほど難しくない」
→ not as difficult as that question
〔問題⑤〕
次の英文が正しいように、( ) 内の語を並べかえて文を完成させなさい。
「この映画は、その本と同じくらいおもしろい。」
This movie ( is / as / interesting / as / that book ).
〔解答⑤〕
This movie is as interesting as that book.
〔解説⑤〕
- interesting は「長い形容詞」だけど、
原級では形を変えない のがルール。 - そのまま as 〜 as ではさむだけでOK。
→ as interesting as
〔問題⑥〕
次の2文の意味が同じになるように、( ) に入る最も適切な語を書きなさい。
This pen is as new as that pen.
→ This pen is as new as that ( ).
〔解答⑥〕
that one
〔解説⑥〕
- 同じ名詞(pen)をくり返したくないときは
→ one で言いかえる。 - that pen → that one
〔問題⑦〕
次の日本文を as〜as を使って英語にしなさい。
「私のスマホは、あなたのスマホと同じくらい速いです。」
※「スマホ」は smartphone を使いなさい。
※2つ目の smartphone は所有代名詞を使って言いかえなさい。
〔解答⑦〕
My smartphone is as fast as yours.
〔解説⑦〕
- 「あなたのスマホ」= your smartphone
- それを所有代名詞にすると → yours
- 「同じくらい速い」→ is as fast as …
- 全体:
My smartphone is as fast as yours.
〔問題⑧〕
次の日本文を、for+人 を使って英語にしなさい。
「私にとって、英語は数学と同じくらい楽しい。」
〔解答⑧〕
English is as fun as math for me.
〔解説⑧〕
- 「〜にとって」→ for+人
→ for me - 「同じくらい楽しい」→ as fun as …
- 組み立てると:
English is as fun as math for me.
〔問題⑨〕
次の英文には 1 か所誤りがあります。正しい文に直しなさい。
This bike is not as expensive than that one.
〔解答⑨〕
This bike is not as expensive as that one.
〔解説⑨〕
- not as〜as の形なのに、
than を使っているのが誤り。 - 比較級(~er)では than だけど、
as〜as では必ず as を使う。
〔問題⑩〕
次の日本文を英語にしなさい。
「このケーキは、あのケーキほど甘くありません。」
〔解答⑩〕
This cake is not as sweet as that cake.
〔解説⑩〕
- 「〜ほど〜ではない」→ not as〜as
- 形容詞:sweet
- 「このケーキは」→ This cake is …
- 「あのケーキほど甘くない」
→ not as sweet as that cake
🌈【エンディング】ゆうと&あかりから中2のみんなへ
がんばる君へ最後のメッセージ
👦 ゆうと
「ここまで読んでくれてありがとう!
“as 〜 as” の原級って、一度イメージがつかめるとスッと分かるようになるよね。」
👧 あかり
「うん。“同じくらい” のイメージがつかめたみんなは、もう大きな一歩を踏み出してるよ。
英語って、こうやってひとつ理解できると “次もいけるかも!” って自信が積み上がっていくんだよ。」
👦 ゆうと
「たしかに。今日できるようになったことって、必ず明日の力につながるんだよね。
分からないところがあっても、立ち止まったらいい。ゆっくりでいいから、前に進めば大丈夫。」
👧 あかり
「そうそう。
英語は“センス”じゃなくて“積み重ね”。
今回の原級が理解できた君なら、これから出てくる 比較級/最上級/more・most も、きっとスイスイ読めるようになるよ。」
👦 ゆうと
「だからさ、焦らなくていいよ。
ひとつずつ、“あ、そういうことか!” って気づいていけば絶対伸びるから。」
👧 あかり
「中学2年の今は、伸びるチャンスがいちばん大きい時期。
ここで“できた!”を増やせた君は、3年生になったとき、本当に強いよ。」
👦 ゆうと
「オレたちがいつも言ってることだけど――
“分かるって、めっちゃ楽しい。”
その楽しさを、これからも一緒に増やしていこう!」
👧 あかり
「応援してるよ、中2のみんな。
今日の“ひとつできた”を、自信にしてね!」
🌟 ―― ゆうと & あかりより

