関係代名詞④|動詞を見つけてスッキリ訳せる! “説明部分”の見分け方完全ガイド
👦ゆうと:「ねぇあかり、関係代名詞って“名詞を説明する”っていうのは分かったけど、
英文になると、どこからどう訳せばいいのか分からなくなるんだよね。」
👧あかり:「うんうん、それがまさに“関係代名詞の山場”!
でもね、“訳す順番”がわかれば一気にスッキリするよ。」
💡1. 英文を読んだら、まず「動詞」を探そう!
👧あかり:「まず最初にやるのは、“動詞を探すこと”。
関係代名詞の文には、たいてい“動詞が2つ”あるの。」
👦ゆうと:「えっ? 2つもあるの?」
👧あかり:「そう。“1つは文全体のメイン動詞”、もう1つは“関係代名詞による説明部分”の動詞。
この2つを見分けられるようになると、どんな文も読めるようになるよ。」
💡2. 「関係代名詞の後の動詞」は“説明部分”の動詞!
👧あかり:「たとえばこの文を見てみて。」
👉 例文①
The man who lives next door works at a hospital.
(隣の町に住んでいる男性は、病院で働いています。)
👧あかり:「“who”の後にある“lives”が、“関係代名詞による説明部分”の動詞。
そして、もう1つの“works”が文全体の動詞・メイン動詞だよ。」
👦ゆうと:「なるほど。2つ動詞があるから、
“どっちがメインか”をまず見分ければいいんだね。」
💡3. 訳す順番は「説明部分 → 先行詞 → 残りの文」
👧あかり:「その通り!
関係代名詞を含む文を日本語にするときは、訳す順番を守るのが大事なの。」
👧あかり:「この文ならこうなるよ。」
👉 The man who lives next door works at a hospital.
→ 『who lives next door(隣に住んでいる)』を先に訳して、
 それを先行詞の “the man(その男性)” にくっつける。
 そして最後に “works at a hospital(病院で働いている)” を訳して全体をまとめるの。」
👦ゆうと:「つまり、
関係代名詞による説明部分 → 先行詞 → 残りの文
の順番で訳せばいいんだね!」
👧あかり:「その通り!
この“順番の意識”があるだけで、英文が一気に読みやすくなるよ。」
💡4. 「説明部分」はどこまで?
👦ゆうと:「ところで、説明部分ってどこまでがセットなの?」
👧あかり:「いい質問!
説明部分は、“関係代名詞から次の動詞(=文全体の動詞)が出てくる直前まで”なんだ。
その中には目的語や修飾語も入ることがあるよ。」
👉 例文②
The book (which I bought at the store) is very interesting.
(私がその店で買った本はとてもおもしろいです。)
👧あかり:「“which I bought at the store”が関係代名詞による説明部分。
“is”が文全体の動詞。
つまり、“次の動詞が出るまで”が説明の範囲なんだ。」
👦ゆうと:「そっか。
“is”が出てきた時点で、“ここで説明が終わりだ!”って分かるんだね。」
👧あかり:「そのとおり!
関係代名詞が始まったら、次の動詞が出るまでが説明の世界だと思えばOKだよ。」
💡🔸ここでゆうとの疑問タイム🔸
👦ゆうと:「でもさ、さっきの文だと“which”のすぐ後に“I”があるよね?
“whichのすぐ後に動詞が来る”ってわけじゃないの?」
👧あかり:「いいところに気づいたね!
実は、“which”が〈目的格〉のときは、
“which”の後に“主語”が入って、そのあとに“動詞”が来るんだよ。」
👉 例文③
The book (which I bought yesterday) is interesting.
(私が昨日買った本はおもしろいです。)
👧あかり:「この場合、“which”のすぐ後に“I”が入って、
そのあとに“bought”があるでしょ?
だから、“関係代名詞のすぐ後”じゃなくて、
“関係代名詞の後”に動詞があると覚えるのが正解なんだ。」
👦ゆうと:「なるほど!
主語が間に入る場合もあるってことか。
つまり、“動詞を探すときは少し先まで見る”のがコツなんだね!」
👧あかり:「その通り!
“who”“which”“that”を見つけたら、
後ろをよく見て、どこに“動詞”があるかを確認するのが大事なんだよ。」
💡5. 動詞を見つける手順まとめ
👧あかり:「じゃあ、英文を読むときの手順を整理しよう。」
1️⃣ 動詞を探す(関係代名詞の文では2つある)
2️⃣ 関係代名詞を探す(who / which / that など)
3️⃣ 関係代名詞の後にある動詞が「説明部分の動詞」
 ※目的格の場合は、主語が間に入ることもあるよ。
4️⃣ 残った方が「文全体のメイン動詞」
5️⃣ 訳すときは「関係代名詞による説明部分 → 先行詞 → 残りの文」
👦ゆうと:「よし、今度は“すぐ後”じゃなくて“後”!
ちゃんと主語が間に入るパターンもわかったぞ!」
👧あかり:「その調子!
こういう細かい違いを意識できるようになると、
英文を読む力が一気にレベルアップするんだよ。」
🎯先生のここだけは押さえろ!
① 動詞をさがす(関係代名詞の文には2つある)。
② 関係代名詞の後にある動詞が「関係代名詞による説明部分」の動詞。
③ 残った方が「文全体のメイン動詞」。
④ 「関係代名詞による説明部分」は“関係代名詞から次の動詞の直前まで”。
⑤ 英文を訳すときは、
 「関係代名詞による説明部分 → 先行詞 → 残りの文」 の順。
⑥ この順番を守れば、自然で正確な日本語になる!
🧩関係代名詞の訳し方確認問題
① I know the girl who plays the piano very well.
👉 解答: 私はピアノをとても上手に弾く女の子を知っています。
💬 解説: 「who plays the piano very well」が「the girl」を説明している。
→ 「ピアノをとても上手に弾く」+「女の子」→「私は…を知っている」。
② The man who lives in that house is a doctor.
👉 解答: あの家に住んでいる男性は医者です。
💬 解説: 「who lives in that house」が「the man」を説明。
訳は「説明部分 → 先行詞 → 残りの文」の順に。
③ I saw the car which was made in Japan.
👉 解答: 私は日本で作られた車を見ました。
💬 解説: 「which was made in Japan」が「the car」を説明。
「作られた」は過去分詞(受け身)の意味。
④ The book which I bought yesterday is very interesting.
👉 解答: 私が昨日買った本はとてもおもしろいです。
💬 解説: 「which I bought yesterday」が「the book」を説明。
「which」は目的格、省略も可能。
⑤ The people who are waiting in front of the station are my friends.
👉 解答: 駅の前で待っている人たちは私の友達です。
💬 解説: 「who are waiting in front of the station」全体が「the people」を説明。
be動詞+ing=進行形「〜している」。
⑥ The student who is talking with the teacher is Ken.
👉 解答: 先生と話している生徒はケンです。
💬 解説: 「who is talking with the teacher」が「the student」を説明。
「with the teacher」は話す相手を示す前置詞句。
⑦ I met a woman who can speak three languages.
👉 解答: 私は3か国語を話せる女性に会いました。
💬 解説: 「who can speak three languages」が「a woman」を説明。
助動詞canを含む節が関係代名詞の説明部分。
⑧ The picture which was painted by my sister is beautiful.
👉 解答: 妹が描いた絵は美しいです。
💬 解説: 「which was painted by my sister」が「the picture」を説明。
「painted」は過去分詞で「〜によって描かれた」。
⑨ The movie which we watched last night was very funny.
👉 解答: 私たちが昨夜見た映画はとてもおもしろかったです。
💬 解説: 「which we watched last night」が「the movie」を説明。
「which」は目的格、省略も可能。
⑩ The man who helped me yesterday is my uncle.
👉 解答: 昨日私を助けてくれた男性は私のおじです。
💬 解説: 「who helped me yesterday」が「the man」を説明。
関係代名詞のすぐ後の動詞“helped”が説明部分の動詞。
“is”が文全体の動詞。
🎯 ポイント整理
- ① 関係代名詞を見つけたら、その後にある動詞が「関係代名詞による説明部分」の動詞!
 - ※ただし目的格(who(whom) / which などが目的語になる形)の場合は、
関係代名詞の後に主語が入ってから動詞が続くこともある。 - 残った動詞が文全体のメイン動詞。
 - 「説明部分」は関係代名詞から次の動詞の直前までを含む。
 - 日本語に訳すときは次の順番で!
🧭 関係代名詞による説明部分 → 先行詞 → 残りの文 - be動詞+過去分詞 → 「〜された」
be動詞+ing → 「〜している」 - “who”は人に、“which”は物・動物に使う。
 
🌈エンディングコーナー:「訳す順番をつかめば、英語が見える!」
👦ゆうと:「“訳す順番”を意識するだけで、英文の流れがぜんぜん違って見えるね!」
👧あかり:「そう! 英語は“動詞が心臓”。
だから、どの動詞が“説明”で、どの動詞が“文の中心”なのかを見抜けば、英文が生きて見えるんだよ。」
👦ゆうと:「よし、次の英文でも“まず動詞を探す”から始めてみる!」
👧あかり:「その調子! “順番を意識して読む”ことが、
英語を“理解できる英語”に変える一番のコツだよ。」
🔍プラス補足:「whom」は“who”でもOK!
👧あかり:「最後に補足ね。
昔は“目的格”のときに“whom”を使っていたけど、
今の英語では“who”を使うのが普通。
たとえば “The person whom I met yesterday.” は、
“The person who I met yesterday.” と書いてもOK!」
👦ゆうと:「へぇ〜! じゃあ、“whom”を見てもあわてなくていいんだね。」
👧あかり:「うん。試験では“whom”が出ることもあるけど、
日常会話では“who”で十分。
“どちらも正しい”って覚えておこう!」

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