🏙️「地方自治」ってむずかしそう?
実は“おこづかい”にもたとえられる、お金とルールのリアルストーリー!
リコールや合併の仕組みを会話と図でスッキリ理解しよう!
🏙️第2回:地方自治を動かす力!お金・仕組み・住民のちからを徹底解明!
👦ゆうと:「“地方自治は自分たちの町のことを自分たちで決める”ってやったけどさ、実際どうやって動いてるの?」
👧あかり:「いい質問! 今日は“地方自治の中身”を見ていこう。お金のこと、住民の力、町の合併…盛りだくさんだよ!」
💰1. 地方自治に必要なお金はどこから?
👦ゆうと:「まず気になるのはお金! 町を動かすにはお金がいるでしょ?どこから出てるの?」
👧あかり:「うん、町のお金のことを“地方財政(ちほうざいせい)”っていうんだ。主に4つの柱があるんだよ。」
📌 ① 地方税(ちほうぜい)
→ 住民や企業から集める税金。市民税や固定資産税など。町の“自前のお金”だね。
📌 ② 国庫支出金(こっこししゅつきん)
→ 国が「この目的に使ってね」と条件をつけて渡すお金。たとえば「学校の耐震工事に」「道路の修理に」など。
👧あかり:「たとえるなら、“ノートを買うためにもらったお金”みたいなもの。ノートを買う以外に使えないのがポイントだね。」
📌 ③ 補助金(ほじょきん)
→ 特定の事業を応援するための国からのお金。目的つきで、使い道はある程度決まってる。
📌 ④ 地方交付税交付金(ちほうこうふぜいこうふきん)
→ 財政の差をなくすために、国が“お金の少ない自治体”に分けてくれるお金。
👧あかり:「これは“自由に使えるおこづかい”みたいなもの。どう使うかは町や県が自分で考えられるんだよ。」
👦ゆうと:「なるほど!“ノートを買うためのお金”と“自由に使えるお小遣い”の違いか!」
👧あかり:「その通り✨ 国庫支出金は“使い道が決まってるお金”、交付税は“自由に使えるお金”。これを合わせて、町のお金は回ってるんだよ。」
🏛️2. 市長と議会の関係は“協力とけん制”
👦ゆうと:「じゃあ、そのお金をどう使うかは誰が決めるの?」
👧あかり:「まず、市長が“来年度はこう使いたい”っていう予算案を作るの。それを“地方議会”が審議してOKかどうかを決めるんだ。」
👦ゆうと:「もし議会が『ダメ!』って言ったら?」
👧あかり:「修正したり、再提出したりね。でも、もし本当に意見が合わなかったら、“不信任案(ふしんにんあん)”というものを出せるの。」
📘 議会解散について
議会が“不信任案”を可決したときだけ、知事・市長は10日以内に「議会を解散する」か「自分が辞職する」かを選べる。
つまり、市長が自分の判断だけで議会を解散することはできない。
👉 解散できるのは“不信任案が可決されたときだけ”です。
👦ゆうと:「なるほど!一方的じゃないんだね。」
👧あかり:「そう。お互いが“暴走しないように”見張り合ってる。これが二元代表制のポイントだね。」
🗳️3. 住民の力!直接請求とリコール(解職請求)
👦ゆうと:「市長とか議会が間違ったことをしてたら、住民はどうすればいいの?」
👧あかり:「実はね、住民にも“直接政治に関われる権利”があるんだ。それを“直接請求権(ちょくせつせいきゅうけん)”っていうの。」
📌 主な直接請求の種類と提出先
| 請求の種類 | 提出先 | 必要な署名の割合(有権者の) | 
|---|---|---|
| 条例の制定・改廃 | 首長(市長・町長・知事)へ | 50分の1以上 | 
| 監査請求 | 監査委員へ | 50分の1以上 | 
| 議会の解散請求 | 選挙管理委員会へ | 3分の1以上 | 
| 首長の解職請求(リコール) | 選挙管理委員会へ | 3分の1以上 | 
| 議員の解職請求(リコール) | 選挙管理委員会へ | 3分の1以上 | 
👧あかり:「“リコール”って言葉は難しいけど、簡単に言うと“やめさせること”。
『この市長さん、もう任せられない』って思ったら、署名を集めてリコール(=解職請求)を出せるんだよ。」
👦ゆうと:「へぇ〜!すごい仕組みだね。住民がちゃんと“ストップ!”って言えるんだ。」
👧あかり:「そう。地方自治は“任せっぱなし”じゃなく、“参加して見守る政治”なんだよ。」
🏘️4. 市町村合併のメリット・デメリット
👦ゆうと:「そういえば最近、“町が合併した”ってニュースで見たよ。あれってなんで?」
👧あかり:「“市町村合併”っていって、2つ以上の町や村を1つにまとめることだよ。人が減ったり、お金が足りなくなったときに、協力して行政を進めるために行うんだ。」
📈 良いところ(メリット)
・お金をまとめて効率的に使える
・学校・病院などの施設を維持しやすくなる
・行政の仕事がスムーズになる
📉 悪いところ(デメリット)
・もとの町の名前や伝統がなくなる
・役場が遠くなることがある
・人口の多い地域の意見が強くなりやすい
👧あかり:「だから、合併するときは“住民投票”でみんなの意見を聞くことも多いんだよ。」
👦ゆうと:「うん、なんでも“話し合って決める”って大事だね!」
🪧5. 情報公開と住民のチェック
👦ゆうと:「役所の人たちがほんとに正しくお金を使ってるか、どうやってわかるの?」
👧あかり:「“情報公開制度”があるんだ。『この事業の内容を見せてください』って、住民が請求できる仕組みだよ。」
👦ゆうと:「そんなことできるの!?」
👧あかり:「もちろん。個人情報や安全に関わる部分を除けば、基本的に見せてもらえるよ。こうして政治の“透明さ”を保ってるんだ。」
🌟ギモンで深める!Q&A:考えてみよう「地方自治のこれから」
- Q1:国からもらうお金が多いと、町は楽になるの?
- 
👦ゆうと:「町のお金って、国からの“交付税”とか“補助金”があるんでしょ?じゃあ、たくさんもらえたほうが楽なんじゃない?」 
 👧あかり:「うーん、一見そう思うよね。でも、国からの“もらうお金”が多すぎると、“自分で考えて使う力”が弱くなっちゃうんだよ。」
 👦ゆうと:「えっ、もらえてるのに弱くなるの?」
 👧あかり:「たとえば“なんでも親にお金を頼む子”と“自分でお小遣いを計画する子”の違いみたいなもの。
 地方自治は“自分の地域を自分で考える”ことが大事なんだ。」
 👦ゆうと:「なるほど…“もらう”だけじゃダメで、“考えて使う”ことが自治なんだね。」
- Q2:市長と議会、意見が合わないときはどっちが正しいの?
- 
👦ゆうと:「ニュースで“市長と議会が対立”って見るけど、どっちが正しいの?」 
 👧あかり:「どっちが正しいっていうより、“話し合うこと”が正しいんだよ。」
 👦ゆうと:「えっ、話し合うことが?」
 👧あかり:「うん。意見が合わないのは、いろんな立場の人がいる証拠。
 一方の意見で全部決まっちゃうより、ぶつけ合って調整した方が、より多くの人が納得できるんだよ。」
 👦ゆうと:「あ、だから“二元代表制”なんだ!チェックし合うことで町がうまく回るんだね。」
- Q3:住民が“やめさせる権利”って、こわくない?
- 
👦ゆうと:「住民が“リコール”できるってすごいけど、なんかこわい気もするな。 
 気に入らないだけで“やめろ!”ってなったら混乱しない?」
 👧あかり:「たしかに乱用したら大変だよね。でも、それでも“最終的なブレーキ”があるのは大事なんだよ。」
 👦ゆうと:「ブレーキ?」
 👧あかり:「うん。もし市長や議員が“自分の利益ばかり考える”ようになったら、住民が止められる。
 “リコール”は町を守る“最後の安全装置”なんだよ。」
 👦ゆうと:「なるほど。“文句”じゃなくて“責任を持って見守る仕組み”なんだね。」
- Q4:情報を公開すると、逆にやりづらくならないの?
- 
👦ゆうと:「“情報公開制度”って、なんでも見せてもらえるって言ってたけど、 
 それって役所の人たちにとってプレッシャーじゃない?」
 👧あかり:「うん、たしかに大変。でもね、“見られる前提でやる”ってすごく大事なんだ。」
 👦ゆうと:「どういうこと?」
 👧あかり:「見られて困ることをしない、つまり“正しくやろう”って気持ちが強くなるんだよ。
 だから情報公開は、住民のためだけじゃなく、役所を信頼できるようにする仕組みでもあるんだ。」
 👦ゆうと:「見られることが、“信頼されること”につながるんだね。」
- Q5:市町村合併で便利になるのに、反対する人がいるのはなぜ?
- 
👦ゆうと:「合併すればお金も増えるし便利そうなのに、なんで反対する人もいるの?」 
 👧あかり:「うん、それは“便利さ”だけじゃなく、“地域の心”も大事にしてるからだよ。」
 👦ゆうと:「地域の心?」
 👧あかり:「たとえば、昔からのお祭りや学校、町の名前――そういう“思い出”や“誇り”も、その地域の宝。
 合併でそれがなくなっちゃうのがさびしい人もいるんだ。」
 👦ゆうと:「なるほど。数字だけじゃなく、“気持ち”も大事なんだね。」
 👧あかり:「そう。地方自治って、“効率”と“地域の思い”の両方を考えるバランスの政治なんだよ。」
💬まとめメッセージ
👧あかり:「地方自治って、ただルールを覚えるんじゃなくて、“なぜその仕組みがあるのか”を考えることが大事。
それができる人こそ、ほんとの意味で“地域の主役”なんだよ。」
👨🏫先生のここだけは押さえろ!テストはここが出る!
① 地方財政のしくみを整理しよう!
💡 地方自治を動かすには「お金」が必要!
そのお金の集め方と使い方を理解しておこう。
| 種類 | 内容 | たとえ | 
|---|---|---|
| 地方税 | 住民や企業から集めるお金。市民税・固定資産税など。 | 自分で稼いだおこづかい | 
| 国庫支出金 | 国が「〇〇に使ってね」と目的を決めて渡すお金。 | 「ノートを買うためにもらったお金」 | 
| 地方交付税交付金 | 財政の差をなくすために、国が分けてくれるお金。自由に使える。 | 「自由に使えるおこづかい」 | 
👉 ポイント!
地方自治は「もらう」だけでなく「考えて使う」ことが大切!
② 市長と議会の関係は“協力とけん制”
💬 地方政治は「二元代表制」
➡ 住民が
① 行政のリーダー(市長・知事)と
② ルールを作る代表(議会)
の 両方を直接選ぶ制度!
💡 どちらかが暴走しないように、お互いをチェックし合う仕組み。
市長が議会を自由に解散できるわけではない!
→ 不信任案が可決されたときだけ、10日以内に「議会解散」か「辞職」を選べる。
③ 住民の“直接請求”の種類と出す場所!
| 請求内容 | 提出先 | 必要な署名の割合 | 
|---|---|---|
| 条例の制定・改廃 | 首長(市長・町長・知事) | 有権者の50分の1以上 | 
| 監査請求 | 監査委員 | 有権者の50分の1以上 | 
| 議会の解散請求 | 選挙管理委員会 | 有権者の3分の1以上 | 
| 首長・議員の解職請求(リコール) | 選挙管理委員会 | 有権者の3分の1以上 | 
💡 リコールとは?
「やめさせること」。ただの文句ではなく、“最終手段のブレーキ”!
④ 市町村合併のメリット・デメリット
| メリット | デメリット | 
|---|---|
| 行政の効率化・お金の節約 | 名前・伝統が消える | 
| 施設やサービスの充実 | 役所が遠くなる | 
| 人口が増えて活気が出る | 小さい地域の意見が届きにくくなる | 
💡 数字よりも、地域の「心」も大事!
「便利さ」と「地域の誇り」、両方を考えるのが地方自治。
⑤ 情報公開制度のねらい
💬 「見られる前提」で仕事をすることで信頼が生まれる。
➡ 住民が安心して行政を任せられる仕組み。
政治の“透明性”を守るための大切な制度!
📝テストに出るキーワードまとめ!
✅ 地方財政(地方税・国庫支出金・地方交付税交付金)
✅ 二元代表制(市長と議会を住民が直接選ぶ)
✅ 直接請求権(条例改正・監査・解散・リコール)
✅ 市町村合併のメリット・デメリット
✅ 情報公開制度(政治の透明性)
👨🏫 先生よりひとこと
「地方自治」は、一見むずかしそうだけど、
“暮らしのすぐそばにある政治”なんだ。
信号、学校、公園、図書館――
それを決めて動かしているのが、まさに地方自治。
ニュースを見て「これはどこのレベルの政治かな?」と考えられたら、
もう君は“社会科の達人”だ!✨
🧩確認テスト ~地方自治のしくみと財政~
🧩確認テスト〈セットA〉
① 地方自治を行うために設けられた組織を何といいますか?
答え: 地方公共団体(地方自治体)
解説: 都道府県と市町村を合わせた呼び方で、地域ごとに行政を行う組織です。
② 都道府県のリーダーを何といいますか?
答え: 知事
解説: 都道府県をまとめる代表で、住民の直接選挙によって選ばれます。
③ 市町村のリーダーを何といいますか?
答え: 市町村長(市長・町長・村長)
解説: 市町村をまとめる行政のトップ。こちらも住民の直接選挙で選ばれます。
④ 地方自治の基本となる考え方を何といいますか?
答え: 住民自治
解説: 地域の政治を、そこに住む人々が自分たちの手で進めていくという考え方。
⑤ 住民が選ぶ代表が市長・議会の2つある仕組みを何といいますか?
答え: 二元代表制
解説: 住民が「行政の代表(市長・知事)」と「議会の代表(議員)」をそれぞれ直接選ぶ制度です。
⑥ 地方自治を行うための資金のうち、住民や企業から集めるものを何といいますか?
答え: 地方税
解説: 市民税や固定資産税など、自治体が自分で集める“自主財源”です。
⑦ 国が「特定の目的」に使うように渡すお金を何といいますか?
答え: 国庫支出金
解説: 使い道が決まっており、学校や道路の整備などに使われます。
(=「ノートを買うためにもらったお金」)
⑧ 自由に使えるよう国からもらうお金を何といいますか?
答え: 地方交付税交付金
解説: 財政の弱い自治体を助けるために配られる“自由に使えるお金”。
(=「自由に使えるおこづかい」)
⑨ 「国庫支出金」と「地方交付税交付金」の違いを簡単に説明しなさい。
答え: 国庫支出金は使い道が決まっているが、地方交付税交付金は自由に使える。
解説: 前者は目的つき、後者は自治体の判断で使用できるという点が異なります。
⑩ 市長が議会を解散できるのはどのような場合ですか?
答え: 不信任案が可決されたとき
解説: 議会が市長に不信任を出した場合のみ、市長は10日以内に「議会を解散する」か「自分が辞職する」かを選べます。
🧩確認テスト〈セットB〉 ~住民の参加と合併・情報公開~
① 住民が署名を集めて政治に意見を出す権利を何といいますか?
答え: 直接請求権
解説: 条例を作ったり、議会を解散させたりできる、住民による政治参加の制度です。
② 住民が首長や議員を「やめさせる」ことを何といいますか?
答え: リコール(解職請求)
解説: 有権者の3分の1以上の署名を集めて、選挙管理委員会に請求します。
③ 条例の制定や改廃を請求するときは、どこに提出しますか?
答え: 首長(市長・町長・知事)
解説: 条例を作る・変える請求は、選挙管理委員会ではなく首長に提出します。
④ 条例の制定・改廃請求に必要な署名数は、有権者のどれくらいですか?
答え: 50分の1以上
解説: 条例の制定・改廃、監査請求は50分の1以上。解散・解職は3分の1以上と覚えましょう。
⑤ 地方議会の主な仕事を3つ答えなさい。
答え: 条例を決める/予算を決める/市長(知事)の仕事をチェックする
解説: 地方議会は「ルールを作る」「お金を配分する」「行政を監視する」が3大任務です。
⑥ 住民が大きな問題を投票で決める制度を何といいますか?
答え: 住民投票
解説: 市町村合併など、町全体に関わる問題を住民が直接投票で決める制度です。
⑦ 市町村合併のメリットを1つ答えなさい。
答え: 行政の効率化・お金の節約ができる
解説: 人員や施設をまとめることで、運営費を抑えられます。
⑧ 市町村合併のデメリットを1つ答えなさい。
答え: 地域の名前や伝統がなくなる
解説: 便利にはなるが、地域の誇りが失われることもあります。
⑨ 行政の活動を住民が確認できる制度を何といいますか?
答え: 情報公開制度
解説: 住民が行政の資料や計画を閲覧できる制度。政治の透明性を高める目的があります。
⑩ 情報公開制度の目的を答えなさい。
答え: 政治の透明性を保ち、住民の信頼を得るため
解説: 「見られる前提」で仕事をすることで、不正を防ぎ信頼を高めます。
⑪ 「地方自治」を一言で説明しなさい。
答え: 自分たちの地域のことを自分たちで決める仕組み
解説: 「地域のことは地域で決める」=地方自治の根本的な考え方です。
⑫ 「住民自治」と「団体自治」の違いを簡単に説明しなさい。
答え: 住民自治は「住民が自分たちで動かす」こと、団体自治は「国から独立して自治体が運営する」こと。
解説: この2つが地方自治の“両輪”です。定期テストでも頻出!
⑬ 「地方交付税交付金」はどんなときに重要になりますか?
答え: 財政の弱い自治体を助けるとき
解説: 貧富の差を減らし、どの地域でも基本的なサービスを維持できるようにするお金です。
⑭ 「不信任案」とは何を意味しますか?
答え: 議会が「市長(知事)に信頼をおけない」と表明すること
解説: 可決されると、市長は「辞職」か「議会解散」を選ばなければなりません。
⑮ 「地方分権」とはどんな考え方ですか?
答え: 国の仕事の一部を地方に任せること
解説: 国だけでなく、地方にも権限を与えて地域に合った行政を行う考え方です。
🏁まとめコメント
👨🏫 先生より:
特にテストでは、「財源の違い」「直接請求の出す場所と割合」「二元代表制の意味」
この3つがセットで問われやすいです。
🎬エンディング:「地方自治の未来をつくるのは?」
👦ゆうと:「地方自治って、すごくたくさんの人とルールで支えられてるんだね。」
👧あかり:「そう。お金も、ルールも、住民の声も、ぜんぶ“まちをよくする力”なんだよ。」
👦ゆうと:「よーし!ぼくも“ゆうと町”をつくって、給食を週5でカレーにする条例を出すぞ!」
👧あかり:「……それ、絶対リコールされるからね。」
👦ゆうと:「あ、そうか。“みんなの意見”を聞かないとダメなんだった!」
👧あかり:「その気づきがいちばん大事!地方自治って、“自分のまちをどうしたいか”を考えることから始まるんだよ。」
👦ゆうと:「なるほど。ぼくも、文句を言う前に“自分ならどうするか”考えてみようかな。」
👧あかり:「うん。それができたら、もう立派な“まちの一員”だね!」

◆鶴ヶ谷教室  ☎252-0998
989-0824 宮城野区鶴ヶ谷4-3-1
◆幸 町 教室  ☎295-3303
983-0836 宮城野区幸町3-4-19
電話でのお問合せ AM10:30~PM22:30
🧭 要点スキーム:考えてみよう「地方自治のこれから」
① お金を“もらう”だけで楽になる?
結論: 「もらう額」よりも、自分で考えて使う力(自治力)が伸びるかが大切。
- 補助金・交付税=必要だが依存が高すぎると判断力が育たない
- 原則: ①自前の財源を育てる → ②使い道を説明できる → ③成果で検証する
② 市長と議会が対立したらどっちが正しい?
結論: 正解は一方勝ちではなく、対話と調整による合意形成。
- 二元代表制= 行政(市長/知事)と議会を住民が別々に直接選ぶ
- 役割分担: 行政=実行/議会=ルール・予算・監視 → 相互けん制で暴走防止
③ 「やめさせる権利(リコール)」は怖い?
結論: 乱用はNG。でも最後の安全装置として不可欠。
- 目的=感情ではなく不正・暴走の抑止
- 前提: 情報公開→事実確認→署名という責任あるプロセス
④ 情報公開はやりづらさを生む?
結論: 負担はあるが、透明性=信頼の土台。見られる前提で正しく運営。
- 住民の理解・納得を高め、意思決定の質を改善
- 行政側も説明責任を意識 → 無駄・不正の抑止
⑤ 合併で便利になるのに、なぜ反対もある?
結論: 判断は効率 × 地域アイデンティティの両立で。
- 効率化・スケールメリット
- 施設・サービスの充実
- 名前・伝統喪失の懸念
- 距離が広がり声が届きにくい
フォーカス: 数字だけでなく地域の誇り・思いも評価対象に。
🔎 判断のフレーム(3ステップ)
- 事実: データと情報公開で現状把握(財源・需要・影響)
- 対話: 二元代表制のもとで議論(行政×議会×住民)
- 納得: 説明責任と検証方法(KPI/見直し時期)を明記
✅ まとめ:地方自治は「もらう・決める」よりも、「考えて対話し、説明して検証する」力で前に進む。

 
	 
			 
			 
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