こんにちは、合格屋マックスです。
小4の算数を見ていると、ときどきこんな式に出会います。
16+5×12=60=16+60=76
最後の答えは76。
答えだけ見れば、合っています。
でも、この式は間違いです。
「えっ、答えが合っているのに?」
と思われるかもしれません。
今日は、ご家庭でお子さんの計算を見るときに、ぜひ知っておいていただきたい「途中式」のお話です。
答えより先に、イコールを見てください
先ほどの式、
16+5×12=60=16+60=76
これでは、
16+5×12と60が同じ
さらに、
60と16+60が同じ
という意味になってしまいます。
もちろん、本当はそうではありません。
正しくは、
16+5×12
=16+60
=76
です。
ここで大切なのは、
「=は、次に答えを書くための記号ではない」
ということです。
イコールは、
「左と右は同じ値ですよ」
という意味です。
この意味が分かっていないまま計算だけ進めると、小学生のうちは何となく答えが合っていても、中学校に入って式が長くなったときに困りやすくなります。

おうちでは、ここだけ見てください
お子さんが計算問題を解いていたら、答えだけではなく、
「イコールの左と右、本当に同じ?」
と聞いてみてください。
これだけで十分です。
間違っていたときも、
「書き方がダメ!」
ではなく、
「この=は、左と右が同じって意味だよね。ここ、本当に同じかな?」
くらいで大丈夫です。
自分で気づけたら、それが一番いい勉強になります。
計算は「横」ではなく「下」に進める
私は子どもたちに、計算はなるべく下に進めて書くように教えています。
たとえば、
16+5×12
=16+60
=76
という形です。
横にどんどん書いていくより、縦にそろえていった方が、
- 見間違いが減る
- 書き間違いが減る
- どこを計算したか分かりやすい
- 中学校以降の数学にもつながる
というメリットがあります。
特に、式が長くなればなるほど差が出ます。

1行で計算するのは1か所だけ
もう一つ、大切なルールがあります。
1行で計算するのは、1か所だけ。
たとえば、
16+5×12
なら、最初に計算するのは5×12です。
だから次の行は、
=16+60
となります。
このとき、「16+」は計算していません。
ですから、
そのまま書き写すだけ。
ところが実際には、この「何もしないところをそのまま写す」が苦手な子が意外と多いです。
数字を変えたり、抜かしたり、勝手に計算したりします。
おうちでは、
「今、どこを計算したの?」
と聞いてみてください。
そして、
「計算していないところは?」
と聞いて、
「そのまま書く」
と言えればOKです。

「分かったから雑でいい」は危険です
子どもはよく、
「これ簡単だから大丈夫」
と言います。
でも、むしろ簡単な問題のときこそ、丁寧に書いてほしいと思っています。
難しくなってから急に丁寧に書こうとしても、なかなかできません。
野球でも、試合のときだけ正しいフォームにしようと思っても無理ですよね。
普段の練習からやっているから、本番でもできる。
計算も同じです。
簡単なうちに、正しい書き方をクセにする。
これが一番楽です。
パパ・ママにお願いしたい3つの声かけ
ご家庭で計算を見るときは、全部教えなくて大丈夫です。
この3つだけで十分です。
①「イコールの左と右、本当に同じ?」
②「今、どこを計算した?」
③「計算していないところは、そのまま書けてる?」
この3つを繰り返すと、少しずつ自分で式を整理できるようになります。

きれいな途中式は、未来の数学力につながります
小4の計算では、多少雑に書いても答えが出ることがあります。
だからこそ、ここが難しいところです。
本人は、
「できてるからいいじゃん」
と思います。
でも、中学校、高校と進むと、式はどんどん長くなります。
分数も、文字も、方程式も出てきます。
そのときに、
「1行で1つずつ処理する」
「計算しない部分はそのまま写す」
「イコールを正しく使う」
という習慣がある子は、とても強いです。
今すぐ大きな差には見えません。
でも、こういう小さな基本が、あとから大きな差になります。
中学・高校の数学では、普通、式は下の進みます。その観点からも、今から下に展開する方法を採用したほうが合理的です。 上手にできるようになった小6生のノートの実例です。分数・小数が混じった四則混合計算も同じようにや
ればいいだけです。

まとめ
小4の計算で大切なのは、
答えを出すことだけではありません。
どう考えたか。
どこを計算したか。
式をどう整理したか。
そこまで含めて計算力です。
ご家庭では、答えを見て○×をつけるだけではなく、
「途中式、きれいだね」
とぜひ声をかけてあげてください。
きれいに書くことは、見た目の問題ではありません。
考え方を整理する力そのものです。
合格屋マックスでも、今のうちからこの基本を大切に育てていきます。


