「金閣と銀閣、どっちがどっち?」
「建武の新政って、結局なにがしたかったの?」
室町時代は、似たような名前の将軍や、複雑な戦乱が続いて「正直ゴチャゴチャしてて分からない…」と挫折する中3生がとても多い単元です。
✅ 「南北朝」と言われても意味が分からない
✅ 義満と義政の文化(北山・東山)が混ざる
✅ 応仁の乱がなぜ起きたか説明できない
安心してください。
高校受験のプロが断言します。
室町時代は、「弱い幕府だったから、みんなが自立した」というたった一つの視点を持てば、すべての出来事が一本の線でつながります。
このブログでは、
南北朝 → 室町幕府 → 応仁の乱 → 戦国時代
という流れを、中学生2人の会話形式で「因果関係」を整理しながら解説します。
読み終わる頃には、苦手だった室町時代が「戦国時代への助走期間」としてスッキリ理解できているはずです!
~ゆうととあかりでたどる、日本の国づくりと変化~
登場人物歴史の暗記が苦手な中学2年生。「室町時代は地味だし、何が大事なのか分からない…」
歴史が得意な女の子。「室町は『下剋上』へのエネルギーが溜まっていく時代だよ」
さあ、ゆうととあかりの会話で、
「弱い幕府」が時代を動かした約240年を一緒に見ていこう!
📝 第1部|ストーリー解説
0.まず最初に(つまずき回避宣言)
※ 難しい用語は、すべて会話の中で整理していくので安心してください。
👧 あかり
「室町時代を攻略するカギは、この一言に尽きるよ。」
👦 ゆうと
「え? 幕府って強いものじゃないの? 鎌倉幕府は強かったじゃん。」
👧 あかり
「そこが大事な違い。
室町幕府は結果的に『弱い政権』となった。
だからこそ、武士・農民・商人が自分で動き出し(自立し)、社会が大きく動いていったの。」
👦 ゆうと
「なるほど…幕府が頼りないから、みんなが自分で頑張るしかなかったのか。」
👧 あかり
「そう。“弱さ”がみんなを強くしたんだ。
これを頭に入れておけば、『室町時代=戦国時代への助走期間』って、スッと説明できるようになるよ。」
🏯 第1章 鎌倉幕府の滅亡 → 建武の新政
👦 ゆうと
「鎌倉幕府が終わったあと、日本はどうなったの?」
👧 あかり
「その前に復習。鎌倉幕府が滅びた最大の理由は『御恩不足(土地がもらえない)』だったよね。」
(※もし忘れていたら、ここでおさらいしておこう👇)
🔗 [参考記事:なぜ鎌倉幕府は滅びた? 元寇と徳政令の流れ]
👧 あかり
「その混乱のあと、後醍醐天皇が始めたのが建武の新政(けんむのしんせい)。
“天皇中心の政治に戻そう”としたの。」
👦ゆうと
「でも武士は?」
👧あかり
「命がけで戦ったのに、土地がもらえなくて大不満。
👉 武士の不満が爆発して、わずか2年半で失敗に終わった。」
📝 入試定型文(記述)
建武の新政は、貴族を優遇し、武士への恩賞が不十分だったため短期間で崩壊した。
👑 第2章 南北朝の動乱(天皇が2人!?)
👧あかり
「武士のリーダー・足利尊氏が反発し、京都に別の天皇(北朝)を立てた。
後醍醐天皇は逃げた吉野(奈良)で南朝を立てた。」
👦ゆうと
「天皇が2人って…史上最大のゴタゴタ!」
👧あかり
「約60年間も続いたのが南北朝の動乱。
この内乱によって、朝廷の権威は大きく揺らいだ。
📝 入試定型文
南北朝の動乱は、天皇の正統性をめぐり、朝廷が北朝(京都)と南朝(吉野)に分かれて約60年続いた内乱。
🏯 第3章 室町幕府の成立(1338)
👧あかり
「1338年、足利尊氏が征夷大将軍となり、京都に室町幕府を開いた。」
👦ゆうと
「語呂は?」
👧あかり
「いざ都(1338)室町幕府!」
⚖ 第4章 弱い幕府と「管領」
👦ゆうと
「でも室町幕府って、なんで弱かったの?」
👧あかり
「理由はこれ。」
👉 有力な守護(守護大名)が力を持ちすぎた
👉 将軍の命令が全国に届かない
👧あかり
「そこで将軍を補佐する役職として管領(かんれい)を置いたけど、この管領も有力な大名が交代でやったから、将軍は強く出られなかったの。」
📝 入試定型文
室町幕府では将軍の権力が弱く、管領や有力な守護大名が政治を主導した。
🌸 第5章 義満の時代だけは別格!
👧あかり
「でも、3代将軍・足利義満のときだけは別格に強かった。」
- 1392年:南北朝を統一(天皇を一人に戻した)
- 日明貿易(勘合貿易)を開始
- 金閣を建て北山文化を広めた
💡 貿易のポイント(よく出る!)
- 目的:倭寇(わこう)と正式な貿易船を区別するため、勘合(合い札)を使った。
- 輸入品:銅銭(明銭)、生糸
- 輸出品:銅、硫黄、刀剣
📝 入試定型文(記述)
勘合貿易は、海賊である倭寇を取り締まり、正式な貿易船と区別するために勘合を用いて行われた。
🤝 第6章 幕府が弱い → みんなが強くなる
👧あかり
「義満が死ぬと、また幕府は弱体化。
すると、下の身分の人たちが強くなり始めた。」
◆ 武士
守護が自分の領国を独自に支配し始める。
👉 守護大名 へ成長
◆ 農民
村ごとに惣(そう)という自治組織を作り、寄合(よりあい)でルールを決めた。
👉 土一揆(つちいっき)を起こし、借金帳消し(徳政令)を要求!
👉 加賀の一向一揆(石川県)では武士を追い出した!
◆ 商人
座(ざ)という同業者組合を作って営業を独占。
👉 運送業者の馬借(ばしゃく)などが活躍。
⚔ 第7章 応仁の乱 → 戦国時代へ
👧あかり
「1467年、ついに爆発。応仁の乱が勃発。」
- 原因:将軍(8代義政)の跡継ぎ争い & 有力大名(細川 vs 山名)の対立
- 結果:11年続く大戦乱で京都は焼け野原。幕府の権威はゼロに。
👧あかり
「ここから、実力のある者が上の者を倒す風潮が広まった。」
👉 下剋上(げこくじょう)
📝 入試定型文
応仁の乱をきっかけに、身分の下の者が上の者を実力で倒す下剋上の風潮が広がり、戦国時代に入った。
🎨 第8章 室町文化は「対比」で覚える
👧あかり
「文化は2人の将軍で区別して!」
| 文化名 | 将軍 | 特徴 | 代表的なもの |
| 北山文化 | 義満 | 華やか・中国風 | 金閣 能(観阿弥・世阿弥) |
| 東山文化 | 義政 | 簡素・わびさび | 銀閣 書院造(和室の原点) 水墨画(雪舟) |
📝 入試ポイント
書院造(畳・床の間・障子)は今の和室の原点。狂言や御伽草子など、庶民の文化もこのころ生まれた。
📝 最終まとめ(ここだけ言えればOK)
👧あかり
「室町時代は――」
- 弱い幕府が始まり(建武の新政失敗・南北朝)
- 義満だけ最強(勘合貿易・金閣)
- 人々が自立し(惣・一揆・守護大名)
- 応仁の乱で壊れ(下剋上)
- 戦国時代へ進んだ
👦ゆうと
「“幕府の弱さが、みんなを強くして、時代を動かした”ってことか!」
👧あかり
「その通り。
次は、いよいよ信長・秀吉・家康が登場する戦国時代だよ!」
🔥 第2部|先生からここだけは絶対に押さえろ!
【高校入試 社会】室町時代で必ず得点できる最重要ポイント7選
① 建武の新政は「武士軽視」で失敗した
室町時代は、鎌倉幕府の滅亡から一気に始まるわけではありません。
まず押さえるべきは、後醍醐天皇の「建武の新政(けんむのしんせい)」。
📝 入試での核心
- 天皇中心の政治を目指した
- 武士への恩賞(土地などのごほうび)」が足りなかった
- その結果、武士の不満が爆発して短期間で崩壊
👉 「武士を軽視した政治は続かない」
これが室町時代スタートの大前提です。
② 南北朝の動乱=「天皇が2人いた時代」
次に必ず聞かれるのがここ。
👉 南北朝の動乱(約60年)
- 京都:北朝(足利尊氏が立てた)
- 吉野(奈良):南朝(後醍醐天皇が逃げた)
📝 入試ポイント
- 天皇の正統性が分裂し、朝廷の権威が大きく低下。
- このゴタゴタの間に、武士が政治の主役になっていった。
③ 室町幕府は「最初から弱い政権」だった
1338年、足利尊氏が京都に室町幕府を開く。
🧠 語呂
👉 いざ都(1338)室町幕府
しかし重要なのは年号ではありません。
📝 本質
- 将軍の力が弱い
- 有力な守護(守護大名)が強すぎる
- 将軍の命令が全国に届かない
👉 鎌倉幕府よりも「ゆるい政権」。
ここを外すと、後半が全部わからなくなります。
④ 幕府No.2「管領」が置かれた理由
将軍が弱い → だから有力者の補佐が必要。
👉 管領(かんれい)
- 将軍を補佐する役職
- 有力な守護大名(細川氏など)が交代で就任
📝 入試ポイント
- 「管領が置かれた=将軍一人では決められない=幕府が弱い証拠」
- この見方ができると記述問題で有利です。
⑤ 義満の時代だけは“例外的に強い”
ここは超重要。
👉 3代将軍 足利義満
やったことは3点セットで覚える。
- 南北朝を統一(1392)
- 勘合貿易(日明貿易)を開始
- 金閣を建て、北山文化を広めた
📝 貿易の定番説明
- 目的:倭寇(わこう)と正式な貿易船を区別するため
- 道具:勘合(合い札)を使用
- 輸入:銅銭(明銭) ←これ重要!
👉 「義満だけは別格」と覚えましょう。
⑥ 幕府が弱いから、人々が自立した(一揆の3分類)
義満の死後、幕府は再び弱体化。
すると、農民たちが団結して「一揆(いっき)」を起こしました。
入試ではこの 3つの区別 が狙われます!
| 名称 | 場所・相手 | 目的・結果 |
| 土一揆 (正長の土一揆など) | 近畿地方 vs 借金取り | 徳政令(借金帳消し)を求めた。 酒屋や土倉を襲撃。 |
| 国一揆 (山城の国一揆) | 京都(山城) vs 守護大名 | 武士(守護大名)を追い出し、 8年間の自治を行った。 |
| 一向一揆 (加賀の一向一揆) | 石川(加賀) vs 守護大名 | 浄土真宗(一向宗)の信者が団結。 約100年も自治を続けた。 |
📝 入試ポイント
- 「惣(そう)」という自治組織が土台になった。
- 国一揆と一向一揆は、守護大名を追い出した点がすごい!
⑦ 応仁の乱で、幕府は完全に崩壊した
1467年、応仁の乱。
- 原因
- 将軍(8代義政)の跡継ぎ争い
- 有力大名(細川氏 vs 山名氏)の対立
- 結果
- 11年続く大戦乱で京都は焼け野原
- 幕府の権威はゼロに
📝 入試定型文
応仁の乱をきっかけに、実力のある者が上の者を倒す下剋上(げこくじょう)の風潮が広がり、戦国時代に入った。
🎯 最終チェック(先生の一言)
室町時代は、こう説明できれば合格です。
- 弱い幕府が始まり、
- 義満だけが強く、
- 人々が自立し(一揆や自治)、
- 応仁の乱で壊れて、
- 戦国時代へ進んだ。
この流れを言葉で説明できれば、
室町時代は高校入試の 確実な得点源 になります。
❓ 第3部|Q&Aでスッキリ理解!室町時代のよくある疑問5選
【高校入試 社会】室町時代の疑問を完全解決!南北朝・室町幕府・応仁の乱Q&A
―「弱い幕府」から戦国時代へ進んだ理由が一気にわかる―
- Q1.なんで建武の新政は、あんなに早く終わったの?
-
👦ゆうと
「天皇中心の政治って、悪くなさそうなのに…なんで2年半で終わったの?」👧あかり
「ポイントはね、だれが国を支えて戦ったかだよ。」👦ゆうと
「武士だよね?」👧あかり
「そう。でも建武の新政では、
👉 天皇や貴族がえらくて
👉 武士へのごほうび(恩賞)が足りなかった。」👦ゆうと
「命がけで戦ったのに、それは怒る…。」👧あかり
「だから、武士の不満が一気に爆発して、すぐ崩れたんだ。」📝 入試ポイント
建武の新政は「武士軽視」が原因で失敗した、と記述できるように。
- Q2.どうして日本に「天皇が2人」もいたの?
-
👦ゆうと
「南北朝って、正直意味が分からない…。」👧あかり
「じゃあ整理するね。」👉 京都:足利尊氏が立てた 北朝
👉 吉野:後醍醐天皇が逃れて立てた 南朝👦ゆうと
「え、どっちが本物?」👧あかり
「そこでもめたのが南北朝の動乱。
約60年間、『どっちが正しい天皇か』で争ったんだよ。」👦ゆうと
「天皇でもめるって、ヤバくない?」👧あかり
「うん。そのせいで、朝廷の権威がガタ落ちして、武士が政治の主役になっていくんだ。」📝 入試ポイント
南北朝=「天皇の正統性が分裂」→ 武士の時代が進むきっかけ。
- Q3.なんで室町幕府は、最初から弱かったの?
-
👦ゆうと
「幕府って、そもそも強いものじゃないの?」👧あかり
「鎌倉幕府は強かったけど、室町幕府はちがう。」👦ゆうと
「何がちがうの?」👧あかり
「室町幕府はね、
👉 将軍より強い守護大名がたくさんいた
👉 補佐役の管領(かんれい)も、有力大名が交代でやった」👦ゆうと
「トップが強力なリーダーシップを持てない仕組みなんだ…。」👧あかり
「そう。だから最初から“弱い政権”だったの。」📝 入試ポイント
「室町幕府=守護大名が強く、将軍の権力が弱い」という説明は超頻出。
- Q4.足利義満だけ、なんであんなに強かったの?
-
👦ゆうと
「義満の時だけ、別の時代みたいじゃない?」👧あかり
「いいところに気づいたね。義満はカリスマだった。」✔ 南北朝を統一(1392年)
✔ 勘合貿易(日明貿易)でお金持ちに
✔ 金閣を建てて権力をアピール👦ゆうと
「そういえば、なんで『勘合』なんて合い札を使ったの?」👧あかり
「海賊(倭寇)と、正式な貿易船を区別するためだよ。」👦ゆうと
「なるほど、海賊対策か!」📝 入試ポイント
義満=「南北朝統一・勘合貿易・北山文化」の3点セット。貿易の目的(倭寇対策)も記述で書けるように!
- Q5.武士が強いのに、なんで農民が「一揆」を起こせたの?
-
👦ゆうと
「農民って弱いイメージだけど、武士を追い出したって本当?」👧あかり
「本当だよ。室町時代は『団結の時代』だから。」👦ゆうと
「団結?」👧あかり
「幕府が頼りないから、農民たちは『惣(そう)』というチームを作って、自分たちで村を守った。」👉 土一揆:借金帳消し(徳政令)を求めて暴れた
👉 国一揆・一向一揆:団結して守護大名を追い出した👦ゆうと
「幕府が弱いから、民衆も強くならざるを得なかったんだね。」📝 入試ポイント
自治組織「惣」や、「加賀の一向一揆」「山城の国一揆」は難関校でよく出る!
- Q6.応仁の乱って、なんで戦国時代につながるの?
-
👦ゆうと
「応仁の乱って、ただの京都のケンカでしょ?」👧あかり
「それが、日本の終わりの始まりだった。」👉 11年も続いたのに、幕府は止められない
👉 将軍の命令なんて誰も聞かない👦ゆうと
「トップが機能してないことがバレた…。」👧あかり
「だから、
👉 強い人が上に立つ
👉 実力でのし上がる
下剋上(げこくじょう)の時代になる。」👦ゆうと
「それが戦国時代か!」📝 入試ポイント
応仁の乱 → 幕府の権威崩壊 → 下剋上 → 戦国時代。
🎯 第3部まとめ
👧あかり
「室町時代は、
『弱い幕府だから、なぜこうなった?』を考える時代だよ。」
- 南北朝:朝廷の権威ダウン
- 管領・守護大名:将軍より強い
- 一揆:民衆も団結して自立
- 応仁の乱:完全にコントロール不能に
👦ゆうと
「なるほど。
ゴタゴタしてた理由が、全部つながった!」
👧あかり
「ここまで分かれば、もう入試で怖くないね。」
📝 第4部|確認テストで総チェック!室町時代 一問一答
【高校入試 社会】室町時代が一気に定着!一問一答で仕組みと流れを最終確認
🔰 第1ラウンド:動乱の始まりと幕府の成立
問題① 鎌倉幕府が滅びたあと、後醍醐天皇が始めた「天皇中心の政治」を何といいますか。
答え】 建武の新政(けんむのしんせい)
【解説】
貴族を優遇し、武士への恩賞が不十分だったため、わずか2年半で失敗しました。
問題② 足利尊氏が京都に「北朝」、後醍醐天皇が吉野に「南朝」を立てて争った内乱を何といいますか。
【答え】 南北朝の動乱
【解説】
約60年間も天皇が2人いる状態が続き、朝廷の権威が下がりました。
問題③ 1338年、足利尊氏が京都に開いた武士の政権を何といいますか。
【答え】 室町幕府
【解説】
「いざ都(1338)」の語呂合わせで覚えましょう。
問題④ 室町幕府で、将軍を補佐するために置かれた役職を何といいますか。
【答え】 管領(かんれい)
【解説】
鎌倉時代の「執権」と区別! 有力な守護大名(細川氏など)が交代で務めました。
💰 第2ラウンド:最強将軍・義満と経済
問題⑤ 1392年に南北朝を統一し、幕府の最盛期を築いた3代将軍は誰ですか。
【答え】 足利義満
【解説】
室町時代で「最強の将軍」といえばこの人です。
問題⑥ 足利義満が始めた日明貿易で、海賊(倭寇)と正式な貿易船を区別するために使われた札は何ですか。
【答え】 勘合(かんごう)
【解説】
このため、日明貿易は「勘合貿易」とも呼ばれます。
問題⑦ 日明貿易で、日本が明から輸入した主なものは「生糸」と、もう一つは何ですか。
【答え】 銅銭(明銭)
【解説】
日本では貨幣を作る技術がなかったので、中国のお金を輸入して使っていました。
🔥 第3ラウンド:自立する人々と戦国への道
問題⑧ 室町時代、有力な守護が領国を独自に支配するようになり、呼ばれるようになった名称は何ですか。
【答え】 守護大名
【解説】
幕府の命令よりも自分の力で領地を治めるようになりました。
問題⑨ 農民たちが作った自治組織「惣(そう)」の人々が団結し、借金帳消しなどを求めて起こした行動を何といいますか。
【答え】 土一揆(つちいっき)
【解説】
借金帳消しの命令(徳政令)を幕府に要求して暴れました。
問題⑩ 浄土真宗の信者たちが団結し、加賀(石川県)などで守護大名を倒して自治を行った一揆を何といいますか。
【答え】 一向一揆(いっこういっき)
【解説】
武士ではなく、農民や信者が国を支配した衝撃的な出来事です。
問題⑪ 1467年に始まり、京都が焼け野原となり、幕府の権威が失墜した戦いは何ですか。
【答え】 応仁の乱
【解説】
11年間も続き、戦国時代のきっかけとなりました。
問題⑫ 応仁の乱のあと、身分の低い者が実力で上の者を倒す風潮を何といいますか。
【答え】 下剋上(げこくじょう)
【解説】
これにより、日本全国が戦国時代へと突入します。
🎨 第4ラウンド:2つの文化
問題⑬ 足利義満の頃の文化で、金閣に代表される、公家文化と武家文化が融合した華やかな文化は何ですか。
【答え】 北山文化
【解説】
観阿弥・世阿弥による「能(のう)」もこの時代に大成しました。
問題⑭ 足利義政の頃の文化で、銀閣に代表される、簡素で「わび・さび」を重んじた文化は何ですか。
【答え】 東山文化
【解説】
今の「和風」のルーツはこの時代です。
問題⑮ ⑭の文化の時代に生まれた、畳・障子・床の間などを備えた建築様式を何といいますか。
【答え】 書院造(しょいんづくり)
【解説】
今の和室の原型です。写真問題でよく出ます!
問題⑯ 墨一色で自然の風景などを描く「水墨画」を大成させた人物は誰ですか。
【答え】 雪舟(せっしゅう)
【解説】
中国(明)で技法を学び、日本風の水墨画を完成させました。
🎯 最終チェック判定
- 10問正解:基本はOK! 平均点は取れます。
- 13問正解:上位校を狙えるレベル!
- 全問正解:完璧! 記述や資料問題も怖くない!
⏱ 第5部|入試直前1分間チェック
🟦 ① 時代の軸(まずここ)
室町時代=「弱い幕府」の時代
弱いからこそ
👉 武士・農民・商人が自立(下剋上)
👉 戦国時代へつながる
🟦 ② 政治の流れ(超重要)
1️⃣ 鎌倉幕府滅亡(後醍醐天皇・足利尊氏)
2️⃣ 建武の新政 → 武士冷遇で失敗
3️⃣ 南北朝の動乱(天皇が2人)
4️⃣ 室町幕府成立(1338年)
5️⃣ 義満だけ最強(統一&貿易)
6️⃣ 応仁の乱 → 戦国時代へ
🟦 ③ キーマン3人(将軍)
- 足利尊氏:幕府を開いた(北朝を擁立)
- 足利義満:最強将軍
- 南北朝統一
- 勘合貿易(倭寇対策・銅銭輸入)
- 金閣(北山文化)
- 足利義政:応仁の乱の原因・銀閣(東山文化)
🟦 ④ 幕府が弱かった理由
- 将軍の力が弱い
- 有力な守護大名が強すぎる
- 補佐役の 管領(かんれい) も大名が担当
👉 将軍 ≠ 絶対的な支配者
🟦 ⑤ 人々の動き(よく出る!)
- 武士:守護 → 守護大名 → 戦国大名(実力主義)
- 農民:自治組織 惣(そう)
- 土一揆(農民が中心、徳政令を要求)
- 一向一揆(浄土真宗の人が中心、加賀で自治)
- 国一揆(地侍が中心、山城で自治)
- 産業:座(同業者組合)・馬借(運送業)・定期市
🟦 ⑥ 応仁の乱(1467)
- 原因:将軍の後継争い + 大名の対立
- 結果:京都焼失・幕府の権威ゼロ・下剋上の時代へ
- 語呂:人の世むなしい(1467)応仁の乱
🟦 ⑦ 文化は「対比」で
- 北山文化(義満)
- 金閣・能(観阿弥・世阿弥)・公家と武家の融合
- 東山文化(義政)
- 銀閣・書院造(和室)・水墨画(雪舟)・わびさび
🟦 最終チェック(目を閉じて言える?)
室町時代はなぜ戦国時代につながった?
👉 幕府が弱く、人々が自立し、下剋上が広まったから
これが言えたら、
室町時代は 合格ライン突破 です。
自信を持って、解答用紙に向かってください!
🌸 第6部|エンディング
― ゆうととあかりから、受験生のみんなへ ―
👦 ゆうと
「室町時代って、
正直“まとまりがなくて覚えにくい時代”だと思ってたけどさ……
見方が変わったよ。」
👧 あかり
「うん。
室町時代は“強い幕府が引っ張った時代”じゃない。
幕府が弱くて、正解がなくて、
それでも人々が必死に考えて、動いて、
次の時代へバトンをつないだ時代なんだよね。」
👦 ゆうと
「将軍も、守護大名も、農民も、
みんな迷いながら、それでも前に進んでたんだな。」
👧 あかり
「そう。
だから室町時代は、“ぐちゃぐちゃ”なんじゃない。
“もがきながら前に進んだ時代”なんだよ。」
👦 ゆうと
「……それ、今の受験生と似てない?」
👧 あかり
「まさに、それ。」
👧 あかり
「今、完璧な人なんていない。
不安があって、迷いがあって、
『このままで大丈夫かな』って思いながら勉強してるはず。」
👦 ゆうと
「でもさ、室町の人たちも
“自信満々”で進んでたわけじゃないよな。」
👧 あかり
「うん。
それでも、立ち止まらずに考えて、
一歩ずつ前に進んだから、
次の時代が開けた。」
👧 あかり
「受験も同じ。
今の自分が不完全でもいい。
大事なのは、今日も机に向かうこと。
昨日より、ほんの少し前へ進むこと。」
👦 ゆうと
「迷ってるってことは、
本気で向き合ってる証拠だよな。」
👧 あかり
「そう。
本気で頑張っている人にしか、迷いは生まれない。」
👦 ゆうと
「だったらさ……
最後まで、行こうぜ。」
👧 あかり
「うん。
ここまで積み上げてきた努力は、
絶対に君を裏切らない。」
👦 ゆうと
「そして、この“迷いの時代”の先には――」
👧 あかり
「信長・秀吉・家康。
覚悟を決めた人たちが、一気に時代を動かす
安土桃山時代が待っているよ。」
👦 ゆうと
「よし。
次は“突き抜ける時代”だ!」
👧 あかり
「受験も同じ。
最後は、覚悟を決めた人が前に進む。
さあ、『安土桃山時代』に進もう。」

