九州地方の「なぜ?」を物語でひも解く
「シラス台地? シリコンアイランド? カタカナ用語が多くて覚えられない!」
そんなふうに悩んでいませんか?
実は、九州地方は「火山」と「太陽」の関係さえわかれば、記述問題もスラスラ書けるようになる超・得点源エリアなんです。
✅ こんな悩みがある人は、読んでみて!
この記事を読み終わる頃には、バラバラだった単語が「理由」で一本につながって、「なんだ、全部つながってるじゃん!」と自信が持てるようになります。
さあ、ゆうと君と一緒に「火山の恵み」を解き明かしていきましょう!
登場人物
👦 ゆうと:社会が苦手。火山のニュースを見ると怖くなる。
👧 あかり:「なぜ?」をつなげるナビゲーター。
第1部
① 火山って、やっぱり“怖いもの”なの?
🟦 物語(ストーリー)
👦 ゆうと
「ねえあかり、九州ってさ、阿蘇山とか桜島とか、火山ばっかりじゃん。正直、住むには大変そうじゃない?」
👧 あかり
「うん、そう思うよね。でもね、九州のすごさは“火山と一緒に生きてきた”ところなんだよ。」
👦 ゆうと
「一緒に生きるって…どういうこと?」
👧 あかり
「火山は災害も起こすけど、温泉や地熱発電というエネルギーもくれる。それに、独特の地形が農業を変えたんだ。」
🟩 入試の要点
- 阿蘇山(あそさん):世界最大級のカルデラ(くぼ地)を持つ。
- 地熱発電:大分県などで盛ん。クリーンエネルギー。
👉 火山=観光資源・エネルギー源
② 「シラス台地」は弱点じゃなく武器になった
🟦 物語(ストーリー)
👦 ゆうと
「でもさ、火山灰って畑に降ったら作物ダメになりそうじゃない?」
👧 あかり
「実は、南九州に広がる白い火山灰の土地をシラス台地って言うんだけど、これが重要。」
👦 ゆうと
「シラス?」
👧 あかり
「そう。この土は水はけが良すぎて、お米(水田)が作りにくいの。」
👦 ゆうと
「え、ダメじゃん。」
👧 あかり
「だから考えた。水がいらないサツマイモや、広い土地を使った畜産(牛・豚・鶏)に力を入れたんだ。」
👦 ゆうと
「あ! だから鹿児島は黒豚とかお肉が有名なのか!」
👧 あかり
「その通り。『稲作に向かない → 畜産王国になる』。これが逆転の発想。」
🟩 入試の要点
- シラス台地:水持ちが悪い火山灰の層。
- 農業:畑作(サツマイモ・お茶)と畜産が全国トップクラス。
👉 「米がダメなら肉と芋」の転換
③ 宮崎平野は「冬の太陽」で勝負
🟦 物語(ストーリー)
👦 ゆうと
「じゃあ、他県はどうなの? 宮崎とか。」
👧 あかり
「宮崎平野は促成栽培(そくせいさいばい)のライバル。」
👦 ゆうと
「あ、高知と同じやつ?」
👧 あかり
「そう。でも宮崎の強みは、暖かいだけじゃなくて快晴の日が多いこと。」
👦 ゆうと
「冬でも晴れるの?」
👧 あかり
「うん。だからビニールハウスでピーマンやきゅうりを育てて、東京などの大都市へ送るの。これを園芸農業とも言うよ。」
🟩 入試の要点
- 宮崎平野:温暖で日照時間が長い。
- 既成栽培:高知と並ぶ産地。ピーマン・きゅうり。
- フェリー:東京・大阪への輸送手段(カーフェリー)。
④ 九州は「シリコンアイランド」に進化した
🟦 物語(ストーリー)
👦 ゆうと
「農業はわかったけど、工業は? 昔の製鉄所のイメージしかないけど。」
👧 あかり
「北九州工業地帯の八幡製鉄所は歴史のスタート地点ね。でも今は、IC(集積回路)と自動車の島だよ。」
👦 ゆうと
「ICって、スマホとかに入ってるやつ?」
👧 あかり
「そう。半導体は軽くて小さいから、飛行機(空港)で運びやすい。だから空港の近くに工場がたくさんできたの。」
👦 ゆうと
「なるほど。鉄からスマホへ進化したのか。」
👧 あかり
「これをシリコンアイランド、最近は自動車工場も多いからカーアイランドとも呼ぶよ。」
🟩 入試の要点
- 北九州工業地帯:八幡製鉄所から始まる。現在は環境技術(エコタウン)も有名。
- シリコンアイランド:IC(半導体)工場が集まる。
- カーアイランド:自動車工場が集まる。
👉 「空港」の近くに工場があるのがポイント!
⑤ 沖縄は「サンゴ礁」と「アメリカ」
🟦 物語(ストーリー)
👦 ゆうと
「最後に沖縄。ここはもう、日本じゃないみたいだよね。」
👧 あかり
「亜熱帯(あねったい)の気候だからね。ポイントは3つ。」
- 農業:サトウキビ・パイナップル。
- 観光:サンゴ礁の海を生かしたリゾート。
- 基地:アメリカ軍基地の問題。
👦 ゆうと
「観光だけじゃないんだね。」
👧 あかり
「そう。基地があることで土地が自由に使えない悩みもある。観光と基地、この2つが今の沖縄のキーワードだよ。」
🟩 入試の要点
- 亜熱帯:1年中暖かい。
- 第三次産業:観光業(サービス業)の割合が高い。
- 基地問題:在日米軍専用施設の多くが沖縄に集中している。
🌏 まとめ:九州は「自然を味方につけた地域」
👦 ゆうと
「最初は火山ばっかで大変そうだと思ってたけど…」
👧 あかり
「実はその火山(シラス)のおかげで畜産が発達したし、空気がきれいな水があるからIC工場も来た。」
👦 ゆうと
「なるほど。九州って、“自然に振り回されてる地域”じゃなくて、“自然を使いこなしてる地域”なんだ。」
👧 あかり
「そう。だから入試ではこうまとめればOK。」
✅ 入試で使える一文
九州地方は、
火山や温暖な気候などの自然条件を生かし、
独自の農業(畜産・促成栽培)と先端工業(IC・自動車)を発達させた地域である。
【第2部】ここだけは絶対に押さえろ!
🔥 ① 九州地方は「火山とともに生きる地域」
九州の最大の特徴は、日本の中でも特に火山が多いこと。
- 阿蘇山(あそさん):熊本県。世界最大級のカルデラ(巨大なくぼ地)を持つ。
- 桜島(さくらじま):鹿児島県。現在も活動中。
- 雲仙岳(うんぜんだけ):長崎県。
👉 重要ポイント
火山は災害だけでなく、温泉や地熱発電という「自然の恵み」ももたらしている(記述で使える!)。
🌱 ② 「シラス台地」は弱点を武器に変えた!
南九州(鹿児島・宮崎南部)に広がる白い土、それがシラス台地。
- 特徴:火山灰が積もった土地で、水はけが良すぎる。
- 問題点:水田(稲作)には向かない。
- 解決策:畑作と畜産に切り替えた。
✅ 特産品
- さつまいも(鹿児島県1位)
- お茶(知覧茶など)
- 畜産(豚・牛・鶏/「肉用若鶏」は宮崎・鹿児島がトップ)
👉 因果関係
「稲作に向かない(シラス)」→「畑作と畜産が発達した」
☀️ ③ 宮崎平野は「冬の太陽」で勝負
宮崎平野の強みは3つ。
- 温暖(暖かい)
- 多照(日照時間が長い)
- 多雨(雨が多い=水が豊富)
✅ 促成栽培(そくせいさいばい)
- ビニールハウスで成長を早める。
- 冬から春にかけて、ピーマン・きゅうりを大都市へ出荷。
- 輸送手段:カーフェリー(東京・大阪へ)。
👉 高知との違い
高知も促成栽培だが、宮崎は「ピーマン」のイメージが特に強い。
🏭 ④ 九州は「シリコン」と「車」の島
昔は「鉄」、今は「ハイテク」。
- 北九州工業地帯:八幡製鉄所(1901年操業)が始まり。
- シリコンアイランド:IC(集積回路・半導体)工場が多い。理由=きれいな水があり、
空港輸送(軽くて高価なため)が便利だから。 - カーアイランド:近年は自動車工場が急増している。
👉 入試ワード
「IC(半導体)」と「自動車」のグラフが出たら九州を疑え!
🌴 ⑤ 沖縄は「観光+基地」の二つの顔
沖縄県は亜熱帯(あねったい)の気候。
- 農業:サトウキビ・パイナップル。
- 観光:サンゴ礁、首里城など。第三次産業(サービス業)の割合が高い。
- 基地問題:在日米軍専用施設の多くが集中しており、騒音や土地利用の制限が課題。
➡ 「リゾート地」+「基地問題」
この両面をセットで覚えるのが公民や記述対策のコツ。
✅ 入試でそのまま使える最重要まとめ
九州地方は、
火山(シラス台地)や温暖な気候を生かした「農業」と、
空港や水資源を生かした「先端工業(IC・自動車)」が発達した地域である。
🔍 覚え方ワンポイント(呪文)
「火山・シラスは肉と芋、IC・車で産業進化!」
【第3部】ゆうと&あかりの「なんで?」が全部わかるQ&A(九州地方)
- ❓Q1 九州って、なんで火山がこんなに多いの?
-
👦 ゆうと
「九州って、ニュース見てても火山ばっかり出てくるよね。なんでこんなに集中してるの?」👧 あかり
「地球のプレートがぶつかる場所だからだよ。」👦 ゆうと
「地面の下のやつ?」👧 あかり
「そう。地下深くで岩石が溶けてマグマになるから、火山ができるの。
カルデラ(巨大なくぼみ)を持つ阿蘇山が有名だね。」👦 ゆうと
「怖いだけじゃなくて、良いこともあるの?」👧 あかり
「もちろん。温泉がたくさん湧くし、その蒸気を使った地熱発電(ちねつはつでん)も盛んなんだよ。」 - ❓Q2 どうして九州は畜産がさかんなの?
-
👦 ゆうと
「鹿児島って、黒豚とか牛とか、お肉が有名だよね。」👧 あかり
「それはシラス台地っていう“土地の性質”が理由だよ。」👦 ゆうと
「どんな土地なの?」👧 あかり
「火山灰でできてるから、ザルみたいに水が抜けちゃうの。」👦 ゆうと
「じゃあ、田んぼ(お米)作れないじゃん。」👧 あかり
「だから考えた。『水がいらない作物(サツマイモ)や、家畜(牛・豚・鶏)を育てよう』って。」👦 ゆうと
「なるほど! 弱点を逆手にとって、畜産王国になったんだね。」 - ❓Q3 なんで宮崎は野菜が多いの?
-
👦 ゆうと
「宮崎県も、やたら野菜の名前が出てくるよね。」👧 あかり
「それは“冬の太陽”がカギ。」👦 ゆうと
「暖かいから?」👧 あかり
「それだけじゃなくて、冬でも晴れる日が多くて、日照時間が長いの。」👦 ゆうと
「だからハウス栽培ができるのか。」👧 あかり
「そう。促成栽培(そくせいさいばい)で、みんなが野菜不足になる冬に、
ピーマンやきゅうりを届けてくれるんだよ。」 - ❓Q4 九州って工業は弱いの?
-
👦 ゆうと
「正直、工業って関東とか中京(愛知)のイメージなんだけど…」👧 あかり
「今は九州もすごいよ。シリコンアイランドって呼ばれてるし。」👦 ゆうと
「シリコン?」👧 あかり
「IC(半導体)のこと。スマホやパソコンの頭脳になる部品だよ。」👦 ゆうと
「なんで九州で作るの?」👧 あかり
「半導体は軽くて高いから、飛行機(空港)で運びやすいの。
九州は空港がたくさんあるから、工場が集まったんだよ。」 - ❓Q5 結局、九州ってどんな地域なの?
-
👦 ゆうと
「情報が多いけど、一言で言うと何なの?」👧 あかり
「『自然のパワーをエネルギーに変えた地域』かな。」👦 ゆうと
「どういうこと?」👧 あかり
「火山の熱を発電や観光に変えて、水はけの悪い土地を畜産に変えて、南国の太陽を野菜に変えた。」👦 ゆうと
「なるほど…自然に負けずに工夫した地域なんだね。」
✅ まとめ(テスト直前用)
- 火山 → 温泉・地熱発電・カルデラ
- 温暖な気候 → 促成栽培(ピーマン・きゅうり)
- シラス台地 → 水はけが良い → 畜産・畑作
- 北九州・空港周辺 → 鉄鋼からIC・自動車へ(シリコンアイランド)
- 沖縄 → 亜熱帯・観光・基地問題
【第4部】確認問題 九州地方 ― チェック!
問題① 阿蘇山に見られる、火山の噴火でできた巨大なくぼ地を何といいますか。
(※記述問題で頻出!)
解説
阿蘇山は世界最大級のカルデラを持っています。
正解
➡ カルデラ
問題② 南九州に広がる、火山灰が積もってできた台地の名前と、その土の特徴を答えなさい。
解説
白っぽい土で、水を保つ力が弱いです。
正解
➡ 名前:シラス台地
➡ 特徴:水はけが良い(水持ちが悪い)。
問題③ シラス台地では、どのような農業が発達しましたか。具体例を2つ挙げなさい。
解説
「米が作れないからどうした?」を問われます。
正解
➡ 畑作(サツマイモ・茶)と畜産(牛・豚・鶏)。
問題④ 宮崎平野で行われている、ビニールハウスを使って野菜の成長を早める栽培方法を何といいますか。
解説
高知や宮崎など、暖かい地域(太平洋側)で行われる方法です。
正解
➡ 促成栽培(そくせいさいばい)
問題⑤ 九州地方が「シリコンアイランド」と呼ばれるようになったのは、何の工場が集まったからですか。
解説
シリコンは半導体の原料です。
正解
➡ IC(集積回路・半導体)工場。
問題⑥ IC(集積回路)工場が、九州の内陸部や空港周辺に作られた理由を説明しなさい。
(※記述問題の超鉄板!)
解説
製品の特徴(軽くて高い)と輸送手段(飛行機)を結びつけます。
正解
➡ 製品が小型で軽いため、飛行機(空港)を使った輸送に便利だから。
問題⑦ 沖縄県で盛んな産業を2つ答えなさい。
解説
亜熱帯の気候と自然を生かしたものです。
正解
➡ 観光業と農業(サトウキビ・パイナップル)。
問題⑧ 次の文の( )に当てはまる言葉を入れなさい。
「九州地方は、( ① )によるシラス台地などの地形と、( ② )な気候を生かして、独自の産業を発展させた。」
解説
自然環境をどう利用したかが九州のテーマです。
正解
① 火山活動
② 温暖
✅ ここまでできたら合格ライン!
この問題がスラスラ解ければ、記述問題も怖くありません。
特に「なぜIC工場?→空港があるから」は必ず書けるようにしておきましょう!
【第5部】入試直前1分間チェック
✅ ① 九州の地形=「火山」
- 阿蘇山(世界最大級のカルデラ)
- 桜島(活火山)
- シラス台地(火山灰が積もった台地)
✅ ② 農業=「弱点を武器に」
- シラス台地(南九州)
- 水はけが良すぎる → 畜産(肉)・サツマイモ
- 宮崎平野(太平洋側)
- 冬でも暖かい・晴れる → 促成栽培(ピーマン)
✅ ③ 工業=「シリコンと車」
- 北九州工業地帯
- 八幡製鉄所(鉄鋼)からスタート。
- シリコンアイランド
- IC(半導体)工場が集まる。
- 理由:きれいな水と、空港(空輸)が便利だから。
- カーアイランド
- 自動車工場が急増中。
✅ ④ 沖縄=「南国の光と影」
- 亜熱帯気候
- サンゴ礁を生かした観光業(第三次産業が多い)。
- サトウキビ・パイナップル。
- 米軍基地問題。
🌟 入試直前・最終まとめ
九州地方は、
「火山(シラス)」と「温暖な気候」を生かした農業と、
空港網を生かした「先端産業(IC)」が発達した地域。
💡 暗記の呪文
「火山で畜産、冬に野菜、IC運ぶぞ飛行機で!」
🌟エンディング 〜ゆうととあかりから、受験生のみんなへ〜
👦 ゆうと
「ここまで読んでくれて、ありがとう。
正直さ、最初は“地理とか意味ある?”って思ってたんだ。」
👧 あかり
「でも、最後まで読んでくれたってことは、もう気づいてるよね。」
👦 ゆうと
「うん。地理って、暗記じゃなくて“つながり”なんだって。」
👧あかり
「そう。山があって、海があって、気候があって、
その上で人がどう生きてきたか――
それを知る教科なんだよ。」
👦 ゆうと
「なんかさ、最初は苦手だったけど、
今は“わかるかも”って思えてきた。」
👧あかり
「その感覚、すごく大事。
勉強って、“分かった瞬間”から急に楽しくなるから。」
👦 ゆうと
「入試も、怖いだけじゃないって思えてきた。」
👧あかり
「うん。だってもう、ここまで積み上げてきたじゃない。」
👦 ゆうと
「たしかに。
前より、ちゃんと考えて答えられる気がする。」
👧あかり
「それでいいんだよ。
完璧じゃなくていい。
“考えようとする力”が、もう君にはある。」
👦 ゆうと
「じゃあさ、最後に一言くれる?」
👧あかり
「もちろん。」
🌸 あかりからのメッセージ
大丈夫。
君はもう、ちゃんと“考える力”を身につけてる。
あとは自分を信じて、いつも通りにやるだけ。
今まで積み重ねてきた時間は、裏切らない。
👦 ゆうと
「よし。なんか…行けそうな気がしてきた。」
👧あかり
「うん。胸張って行こう。
ここまで来た君なら、大丈夫。」
🌟 応援してるよ。最後まで、全力で。

