世界のしくみを「理由」でつなぐ
【北アメリカ州】適地適作と産業の移転
【第1部】はじめに
👦 ゆうと
「北アメリカってさ…
カタカナ多いし、広すぎて正直ムリかも…」
👧 あかり
「大丈夫。」
👧 あかり
「今日はね、
名前を全部覚える必要はないよ。」
👦 ゆうと
「ほんと?」
👧 あかり
「うん。
“どうしてそうなったか”
それだけ分かればOK。」
👧 あかり
「北アメリカはね、とにかく広い。
だから――」
👉 作り方(農業)も
👉 工場の場所(工業)も
👉 街の住み方(生活)も
👧 あかり
「日本とは、ぜんぜん違うやり方になったんだ。」
① 大規模な「企業的農業」
― まずは農業から ―
👧 あかり
「北アメリカの農業を一言で言うとね」
👉 会社みたいな農業
👦 ゆうと
「会社?」
👧 あかり
「うん。
人は少ないのに、土地はめちゃくちゃ広い。」
👧 あかり
「だから――」
▶ 大型機械で大量に作る(効率重視)
👦 ゆうと
「人の手じゃ無理だもんね…」
◎ 適地適作(ここ超重要)
👧 あかり
「ここで、今日いちばん大事な言葉。」
🟢 適地適作
= その土地の気候に合う作物を作る
👦 ゆうと
「でもさ、
同じ国なんだから、同じ作物を作った方が楽じゃない?」
👧 あかり
「それ、すごくありがちな考え。」
👧 あかり
「でもね、合わない作物を作ると、楽どころか大赤字になる。」
👦 ゆうと
「えっ…」
👧 あかり
「だから
“同じ国”より
“同じ気候”を優先するんだよ。」
👉 適地適作=ラクをするための工夫
◎ 小麦(場所だけ押さえる)
- 北 → 春に種をまく 👉 春小麦
- 中央 → 冬に種をまく 👉 冬小麦
👧 あかり
「細かい品種名は覚えなくていい。
北と中央で種をまく時期が違う、それが分かればOK。」
👦 ゆうと
「それなら覚えられそう。」
◎ コーンベルト(とうもろこし・大豆)
👧 あかり
「でね、五大湖のすぐ南。ここが最強エリア。」
👉 コーンベルト
👦 ゆうと
「ポップコーン?」
👧 あかり
「人間も食べるけど、主役は『エサ』。」
👦 ゆうと
「エサ?」
👧 あかり
「そう。アメリカ人はお肉が大好きでしょ?
牛や豚を育てるためのごはんを、ここで大量に作るの。」
👉 とうもろこし × 大豆 = 家畜のエサ
👉 だから肉も安く大量に作れる
👦 ゆうと
「ハンバーガーの国だもんね…納得。」
◎ 綿花(南部の特徴)
👧 あかり
「じゃあもっと南の方はどうかな?」
👦 ゆうと
「暖かい!」
👧 あかり
「正解。だから昔から――」
👉 綿花(コットン)
👦 ゆうと
「あ、Tシャツの材料!」
👧 あかり
「そう。気候 → 作物 → 生活、全部つながってる。」
◎ 酪農(牛のミルク)
- 場所: 五大湖のまわり
👧 あかり
「ここは寒くて土地がやせているから、畑には向かない。」
👦 ゆうと
「じゃあダメじゃん?」
👧 あかり
「でもね、牧草は育つ。」
👉 牛を飼う
👉 ミルク・チーズ・バター
👧 あかり
「“向かない”場所でも、やり方を変えれば使えるんだ。」
◎ 灌漑農業(西経100度より西)
👧 あかり
「次は西側。ここは雨が少ない乾燥エリア。」
👦 ゆうと
「じゃあ農業はムリじゃない?」
👧 あかり
「そこで考えたのが――」
👧 あかり
「機械で地下水をくみ上げればいい。」
👦 ゆうと
「え、水って持ってこれるの?」
👧 あかり
「うん。」
🟡 センターピボット
= 地下水をくみ上げて、スプリンクラーでまく
👉 上から見ると「円形の畑」
👦 ゆうと
「あ!教科書で見た丸い畑だ!」
👧 あかり
「そう。
土地が広いから、機械を使えばそれができたんだよ。」
👦 ゆうと
「なるほど…
畑を変えたんじゃなくて、水を足したんだ。」
👧 あかり
「そう。
広い国だからできたやり方だね。」
👧 あかり
「ただし最近は、
水を使いすぎて地下水が減る問題も出てきているよ。」
② 工業の歴史的転換
― 工場の場所が変わった理由 ―
◎ 昔の工業地帯(北)
👧 あかり
「昔の工業の中心はここ。」
🟦 五大湖周辺
- 鉄 → メサビ鉄山
- 石炭 → アパラチア炭田
👧 あかり
「材料が近いから、ここで鉄や車を作った。」
👉 デトロイト=自動車
◎ でも…南へ移動(サンベルト)
👧 あかり
「でも、人も会社も『しんどい場所』からは逃げる。」
- 北は寒い
- 人件費が高い
- 工場が古い
👉 もっと楽な南(サンベルト)へ
🟠 サンベルト
= 北緯37度より南(暖かい)
👧 あかり
「暖房いらない、人が集まる、新しい工場が作れる。」
◎ シリコンバレー(ICT)
- 場所: サンフランシスコ近く
👧 あかり
「ここには世界中の頭脳が集まった。」
👉 GoogleやApple、インド系技術者など。
◎ 航空宇宙産業(飛行機)
👧 あかり
「あとね、南側は『空』も強い。」
👉 シアトル・ヒューストンなど
👦 ゆうと
「飛行機とかロケット?」
👧 あかり
「そう。飛行機のテストをするには、どんな場所がいい?」
👦 ゆうと
「うーん、雨が少なくて、広いところ?」
👧 あかり
「その通り!
だから、天気のいいサンベルトに工場ができたんだよ。」
◎ メキシコ湾岸(石油)
- 資源: 石油
- 産業: 石油化学工業
👧 あかり
「資源がある場所に工場ができる、これも鉄板ルール。」
③ 社会と都市の悩み
― 国をこえてつながる・人が動く ―
◎ NAFTA → USMCA
👧 あかり
「昔はNAFTA、今はUSMCA。」
👉 アメリカ・カナダ・メキシコ
👉 貿易をしやすくする約束
👦 ゆうと
「国をまたいで仕事するんだね。」
◎ 移民問題(ヒスパニック)
👦 ゆうと
「なんでスペイン語の人が多いの?」
👧 あかり
「メキシコは昔、スペインの植民地だったから。
仕事を求めてアメリカへ来ているんだ。」
👉 ヒスパニック=スペイン語系
◎ 都市の悩み(ドーナツ化現象)
👧 あかり
「最後に、街の使い方も日本と逆。」
👦 ゆうと
「逆?」
👧 あかり
「日本だと『駅前(都心)』が便利で人気でしょ?
でもアメリカは…」
👉 お金持ちは『郊外(外側)』に住む
👦 ゆうと
「なんで?」
👧 あかり
「車社会だから遠くても平気だし、広い家に住みたいから。」
👧 あかり
「逆に、真ん中の古い街には、貧しい人たちが取り残されて治安が悪くなることがある。」
👉 インナーシティ問題
👦 ゆうと
「真ん中が空っぽ…ドーナツみたいだ。」
最後に
👦 ゆうと
「最初ムリだと思ったけど…
意外と分かった。」
👧 あかり
「それでいい。」
🌱 今日のゴール
- 広い → 合理的(適地適作・センターピボット)
- 気候 → 作物・工場の場所が決まる(サンベルト)
- 人 → 郊外へ移動・国境を越えて移動
👧 あかり
「完璧じゃなくていい。
この流れが分かれば合格ライン。
次は問題で一緒に確認しよう!」
第2部|先生から ここを抑えろ。
暗記が苦手でもOK!
「なぜそうなるか」で一気に分かる頻出ポイントサイロ
🔒 サイロ①|北アメリカ農業で絶対外せない3点
✅ ① 企業的農業とアグリビジネス
- 特徴: 土地が広い + 人が少ない
- 対策: 大型機械で効率よく大量生産する
- 重要語句:
- アグリビジネス(農業関連産業)
- 穀物メジャー(世界の穀物流通を支配する巨大商社)
📌 入試の記述ポイント
「なぜ大規模・機械化が進んでいるのか?」
→ 答え: 広大な土地に対して労働力が不足しているため、機械化して生産性を上げる必要があるから。
✅ ② 適地適作(地図で場所を確認!)
- 意味: 気候や土壌に合った作物を区分けして作る
- よく出るセット(北から順に):
- 北側: 春小麦(春まき)
- 五大湖周辺: 酪農(寒冷・やせた土地)
- 五大湖の南: コーンベルト(とうもろこし・大豆)
- 中央: 冬小麦(冬まき)
- 南部: 綿花(温暖)
👉 覚え方: 「牛のエサ(コーンベルト)は五大湖のすぐ下」と覚えるのがコツ!
✅ ③ 灌漑農業と西経100度の壁
- 境界線: 西経100度 = 年降水量500mm
- 西側の特徴: 乾燥している → そのままでは農業ムリ
- 対策: 地下水をくみ上げる
- キーワード:
- センターピボット(円形の畑)
- 放牧(乾燥地帯での牛の飼育)
👉 流れ: 「西経100度より西 → 雨が少ない(500mm以下) → 地下水を使う → 丸い畑」
🔒 サイロ②|工業の移動はここを押さえろ
✅ ① 五大湖周辺(古い工業地帯)
- 資源: 鉄(メサビ鉄山)+ 石炭(アパラチア炭田)
- 中心都市: デトロイト(自動車)、ピッツバーグ(鉄鋼)
- 現状: 工場の老朽化などで衰退気味(スノーベルトとも呼ばれる)
📌 出題パターン
「なぜ五大湖周辺で工業が発達したか?」
→ 答え: 近くで鉄鉱石や石炭などの資源が豊富に採れたから。
✅ ② サンベルト(新しい工業地帯)
- 場所: 北緯37度より南の地域
- 発展の理由:
- 温暖で過ごしやすい
- 広い土地がある
- 労働力が安い・豊富
✅ ③ サンベルトの代表産業
- シリコンバレー(西海岸): ICT(情報通信技術)産業、IT企業
- メキシコ湾岸(南部): 石油化学工業(油田があるから)
- ヒューストン・シアトル: 航空宇宙産業
👉 キーワード対比: 「昔は五大湖(資源重視)」→「今はサンベルト(技術・環境重視)」
🔒 サイロ③|社会・都市問題で差がつく
✅ ① USMCA(旧NAFTA)
- 加盟国: アメリカ・カナダ・メキシコ
- 目的: 関税をなくして貿易を活発にする
- 注意: 過去問では「NAFTA(北米自由貿易協定)」と書かれていることが多いので注意!現在はUSMCA。
✅ ② 移民問題(ヒスパニック)
- 誰が?: ヒスパニック(スペイン語系の人々)
- どこから?: メキシコ、カリブ海諸国、南米など
- なぜ?: 仕事を求めて、賃金の高いアメリカへ移動する
✅ ③ ドーナツ化現象(アメリカ型)
- 日本との違い:
- 日本: 都心の地価が高すぎて住めない
- アメリカ: 富裕層が環境の良い郊外へ移り住む
- 結果: 都心部(インナーシティ)が荒廃し、スラム化や治安悪化が起きる
📌 記述のキラーフレーズ
「アメリカの都市問題の特徴は?」
→ 答え: 富裕層が郊外へ流出し、都心部の人口減少や治安悪化(インナーシティ問題)が進んでいること。
第3部|なんで?どうして?を全部解決! 北アメリカ州 Q&A
- ❓Q1 北アメリカって、なんであんなに農業が大規模なの?
-
👦 ゆうと
「正直さ、日本と同じ農業でよくない?
なんであんなに機械ばっかりなの?」👧 あかり
「それ、日本と比べちゃってるからなんだ。」👦 ゆうと
「え?」👧 あかり
「北アメリカはね、
土地はめちゃくちゃ広いのに、人が少ない。」👧 あかり
「だから人の手でやると、時間もお金もかかりすぎる。」👦 ゆうと
「だから会社みたいに?」👧 あかり
「そう。それにね、世界中に売るために作ってるから、量がハンパないんだよ。」👉 土地が広い + 世界へ輸出 = 機械化・アグリビジネス
- ❓Q2 適地適作って、結局なにが大事なの?
-
👦 ゆうと
「適地適作って言葉は覚えたけど…
正直ピンとこない。」👧 あかり
「じゃあ逆に聞くね。
寒い場所で、南国の作物を作ったらどうなる?」👦 ゆうと
「育たない…」👧 あかり
「でしょ? それって大赤字だよね。
だから気候に合わせて作物を変えるんだ。」👉
- 北: 小麦(寒さに強い)
- 南: 綿花(暖かい)
- 中央: コーンベルト
👦 ゆうと
「あ、コーンベルトは『肉(エサ)』を作る場所だっけ?」👧 あかり
「その通り! 気候だけじゃなく、使い道にも合わせているんだよ。」👉 気候に合わせる = 失敗しない(合理的)
- ❓Q3 雨が少ないのに、なんで農業できるの?
-
👦 ゆうと
「西の方って乾燥してるよね?
普通、農業ムリじゃない?」👧 あかり
「そこで出てくるのが、これ。」🟡 センターピボット
👦 ゆうと
「あ、丸い畑!」👧 あかり
「地下水を機械でくみ上げて、
スプリンクラーでまく。」👦 ゆうと
「雨がなくても水を足すんだ。」👧 あかり
「そう。畑をあきらめるんじゃなくて、水を動かした。
ただ最近は、地下水を使いすぎて水が足りなくなる問題も起きてるけどね。」👉 乾燥地 × 地下水 = 灌漑農業
- ❓Q4 なんで工業は北から南に移ったの?
-
👦 ゆうと
「昔は北が工業の中心だったんでしょ?
そのままでよくない?」👧 あかり
「人も会社もね、
しんどい場所からは移動するんだよ。」👦 ゆうと
「しんどい?」👧 あかり
「寒い・人件費が高い・工場が古い。」👧 あかり
「それより、
暖かくて、土地が安くて、新しく始められる南の方がいい。」👦 ゆうと
「それがサンベルト?」👧 あかり
「正解。」👉 スノーベルト(北) → サンベルト(南)
- ❓Q5 シリコンバレーって、なんであそこなの?
-
👦 ゆうと
「ITなら、どこでもよさそうだけど?」👧 あかり
「実は、場所も大事。」- 暖かい(過ごしやすい)
- 大学がある(優秀な学生がいる)
👦 ゆうと
「あ、頭のいい人が集まるのがポイント?」👧 あかり
「そう。
大学の研究室から新しいビジネスが生まれて、
世界中の技術者が集まったんだ。」👉 大学 × 人 × 環境 = 最先端技術
- ❓Q6 なんでアメリカの街はドーナツみたいになるの?
-
👦 ゆうと
「真ん中がさびれて、外がにぎやかって不思議。」👧 あかり
「日本と逆だよね。
アメリカは車社会だから、遠くても移動できる。」👧 あかり
「だから――」👉 お金持ち: 環境の良い郊外へ逃げる
👉 都心(真ん中): 貧しい人が取り残される👦 ゆうと
「真ん中が空洞化して、ドーナツか。」👧 あかり
「そう。真ん中の治安が悪くなることをインナーシティ問題っていうんだ。」
🌱 第3部まとめ(ここだけ見直せばOK)
👧 あかり
「Q&Aで分かってほしいのはこれ。」
- 北アメリカは 広い & 合理的
- だから 適地適作 と 機械化
- 人も工場も 「条件の良い場所」 へ動く
👦 ゆうと
「暗記じゃなくて、納得だね。」
👧 あかり
「それが一番強い覚え方。
これで北アメリカはバッチリだよ!
第4部|確認テスト 読めば解ける!北アメリカ州 一問一答チェック
❓問題① 北アメリカの農業が、日本よりも大規模になりやすい一番の理由は何ですか?
✅ 解答・解説①
解答
👉 土地が広く、人が少ないから
解説
北アメリカは
- 土地がとても広い
- 人の手だけでは足りない
そのため、
👉 大型機械を使った企業的農業が発達しました。
「広い国だからやり方が変わった」という、このブログの大テーマそのものです。
❓問題② 「適地適作」とは、どのような考え方ですか?
✅ 解答・解説②
解答
👉 その土地の気候に合った作物を作ること
解説
同じ国でも、
- 寒い場所
- 暖かい場所
- 乾燥した場所
では、向いている作物が違います。
無理に同じ作物を作るより、
👉 気候に合わせた方が効率が良い
これが適地適作です。
❓問題③ 五大湖のまわりで、酪農がさかんな理由は何ですか?
解答
👉 寒くて土地がやせており、牧草が育ちやすいから
解説
畑作には向かなくても、
牧草は育つ → 牛が飼える → 乳製品が作れる。
👉 土地に合った使い方をしている例です。
❓問題④ アメリカ中部の「コーンベルト」で、とうもろこしや大豆が多く作られるのはなぜですか?
✅ 解答・解説④
解答
👉 家畜のエサとして大量に必要だから
解説
アメリカでは肉の消費が多く、
牛や豚を育てるためのエサが大量に必要です。
👉 とうもろこし+大豆 = 家畜のエサ
農業と食生活がつながっているポイントです。
❓問題⑤ 西経100度より西の地域では、雨が少ないのに農業が行われています。
その理由となる農業の方法は何ですか?
✅ 解答・解説⑤
解答
👉 灌漑農業(センターピボット)
解説
地下水を機械でくみ上げ、
スプリンクラーで畑に水をまきます。
👉 上から見ると「円形の畑」
👉 水を足して農業を可能にした
という点が重要です。
❓問題⑥ 昔、五大湖周辺に工業が集まった理由を答えなさい。
✅ 解答・解説⑥
解答
👉 鉄や石炭などの資源が近くにあったから
解説
- 鉄:メサビ鉄山
- 石炭:アパラチア炭田
材料が近い
→ 工場を作りやすい
→ 自動車産業が発達(デトロイト)
❓問題⑦ 工業が北から南へ移った地域を何と呼びますか?
✅ 解答・解説⑦
解答
👉 サンベルト
解説
サンベルトは
- 暖かい
- 人件費が比較的安い
- 新しい工業を始めやすい
👉 スノーベルトからサンベルトへ
この流れは入試頻出です。
❓問題⑧ サンベルトに発達した産業の例を2つ答えなさい。
✅ 解答・解説⑧
解答(例)
👉 ICT産業(シリコンバレー)
👉 航空宇宙産業
👉 石油化学工業(メキシコ湾岸)
解説
共通点は
👉 新しい産業・温暖な地域
という点です。
❓問題⑨ USMCAとは、どのような取り決めですか?
✅ 解答・解説⑨
解答
👉 アメリカ・カナダ・メキシコの自由貿易協定
解説
国境をこえて、
物やお金が行き来しやすくなります。
(旧NAFTA)
❓問題⑩ アメリカの都市で見られる「ドーナツ化現象」とは、どのような状態ですか?
✅ 解答・解説⑩
解答
👉 都心部がさびれ、郊外が発展すること
解説
- 車社会
- 広い土地
- 郊外に広い家
👉 お金持ちは郊外
👉 都心はインナーシティ(スラム化など)
日本との違い(日本は都心の地価が高くて住めない)として覚えると理解しやすいです。
🌱 第4部まとめ
👧 あかり
「この10問、
理由まで説明できたら合格ライン。」
👦 ゆうと
「答えが全部、ブログの中にあったね。」
👧 あかり
「そう。
読めば解ける=いい教材なんだよ。」
第5部|入試直前1分間チェック
✅ ① まずはこれだけ思い出す(全体像)
北アメリカは とにかく広い
だから
👉 農業 も
👉 工業 も
👉 生活のしかた も
合理的・効率重視
✅ ② 農業の超重要ポイント(30秒)
◎ 企業的農業
- 土地が広い + 人が少ない
👉 大型機械で大量生産
◎ 適地適作(最重要ワード)
- 意味: 気候に合った作物を作る
- 代表例(北から):
- 北:春小麦
- 五大湖周辺:酪農
- 中央:コーンベルト(とうもろこし・大豆 = 家畜のエサ)
- 中央南:冬小麦
- 南部:綿花
◎ 灌漑農業
- 西経100度より西は乾燥
👉 地下水を機械でくみ上げる
👉 センターピボット(円形の畑)
✅ ③ 工業の移動はここだけ(20秒)
◎ 昔(スノーベルト)
- 場所: 五大湖周辺
- 理由: 鉄(メサビ)+ 石炭(アパラチア)が近い
- 代表: デトロイト = 自動車
◎ 今(サンベルト)
- 場所: 北緯37度より南
- 理由: 暖かい・土地が安い・新しい産業
- 代表:
- シリコンバレー:ICT
- メキシコ湾岸:石油化学工業
- 南部(シアトル等):航空宇宙産業
👉 スノーベルト(北) → サンベルト(南)
✅ ④ 社会・都市はここだけ(10秒)
- USMCA
→ アメリカ・カナダ・メキシコの自由貿易(旧NAFTA) - 移民問題
→ ヒスパニック(スペイン語系)が増加 - ドーナツ化現象(アメリカ型)
→ 都心(インナーシティ)がさびれ、富裕層は郊外へ
🎯 最後のひと押し(超重要)
👧 あかり
「北アメリカ州はね、
“なぜそうなるか”が言えればOK。」
👦 ゆうと
「広い → 合理的、だね。」
第6部|技術で点を取る!
北アメリカ州・記述問題テンプレ集
――「何を書くか」ではなく「どう書くか」――
はじめに(ここが一番大事)
👧 あかり
「記述問題はね、
知識より“型”で点が決まるんだよ。」
👦 ゆうと
「え、覚えてなくてもいいの?」
👧 あかり
「全部じゃなくていい。
決まった流れで書けば点になる。」
🧠 基本ルール(必ず守る)
✅ 記述はこの順で書く
① 理由(条件) → ② 行動 → ③ 結果
👉 この順番を崩さない
👉 1文 or 2文でOK
📝 テンプレ①|農業(適地適作)
よくある出題
北アメリカで、地域によって作られる作物が違う理由を説明しなさい。
✏ テンプレ文
北アメリカは【____】ため、
【____】に合った作物を作る【適地適作】が行われている。
🟢 記入例(満点)
北アメリカは気候が地域によって大きく異なるため、
それぞれの気候に合った作物を作る適地適作が行われている。
📝 テンプレ②|企業的農業
よくある出題
北アメリカで企業的農業が発達した理由を説明しなさい。
✏ テンプレ文
北アメリカでは【____】一方で【____】ため、
【____】を使った大規模な農業が行われている。
🟢 記入例
北アメリカでは土地が広い一方で労働力(人)が少ないため、
大型機械を使った大規模な農業が行われている。
📝 テンプレ③|灌漑農業(センターピボット)
よく出る
乾燥した地域でも農業が行われている理由を説明しなさい。
✏ テンプレ文
西経100度より西の地域は【____】が、
【____】をくみ上げて水をまく【灌漑農業】が行われている。
🟢 記入例
西経100度より西の地域は降水量が少ない(乾燥している)が、
地下水をくみ上げて水をまく灌漑農業が行われている。
📝 テンプレ④|五大湖周辺の工業(資源)
基本中の基本
かつて五大湖周辺で工業が発達した理由を説明しなさい。
✏ テンプレ文
五大湖周辺では、【____】や【____】などの資源が豊富に産出されたから。
🟢 記入例
五大湖周辺では、鉄鉱石や石炭などの資源が豊富に産出されたから。
📝 テンプレ⑤|工業の移動(サンベルト)
超頻出
近年、工業が北から南(サンベルト)へ移動した理由を説明しなさい。
✏ テンプレ文
北の地域は【____】などの理由で工業が衰え、
【____】な南の地域(サンベルト)に工業が移った。
🟢 記入例
北の地域は寒さや人件費の高さなどの理由で工業が衰え、
温暖で新しい工場を建てやすい南の地域(サンベルト)に工業が移った。
📝 テンプレ⑥|メキシコへの工場進出
最近のトレンド
アメリカの自動車企業などが、メキシコに工場を建てる理由を説明しなさい。
✏ テンプレ文
メキシコはアメリカに比べて【____】が安く、
製品を安く生産できるから。
🟢 記入例
メキシコはアメリカに比べて賃金(人件費)が安く、
製品を安く生産できるから。
📝 テンプレ⑦|都市問題(ドーナツ化現象)
差がつく問題
アメリカの都市でドーナツ化現象が起こる理由を説明しなさい。
✏ テンプレ文
アメリカでは【____】が発達しているため、
【____】に人が移動し、都心がさびれる【ドーナツ化現象】が起こる。
🟢 記入例
アメリカでは車社会が発達しているため、
郊外に人が移動し、都心がさびれるドーナツ化現象が起こる。
最後に
👧 あかり
「どう?
穴埋めだと簡単に書けそうでしょ?」
👦 ゆうと
「うん。
『広いから』『安いから』って、
理由を当てはめるだけでいいんだね。」
👧 あかり
「そう。
記述問題は、国語じゃなくてパズル。
この型をマスターすれば、もう怖くないよ!」
エンディング|受験生のみんなへ
👦 ゆうと
「正直さ、最初は
北アメリカって苦手だった。」
👦 ゆうと
「カタカナ多いし、
覚えることばっかりで…
“社会ムリかも”って思ってた。」
👧 あかり
「でも、最後まで読めたよね。」
👦 ゆうと
「うん。」
👦 ゆうと
「広いからやり方が変わる、
気候で作物が決まる、
人が動けば工場も動く。」
👦 ゆうと
「全部、ちゃんと理由があった。」
👧 あかり
「それが分かったなら、
もう大丈夫。」
👧 あかり
「受験の社会はね、
全部を完璧に覚える教科じゃない。」
👧 あかり
「“なぜそうなるか”が言えれば、点になる教科。」
👦 ゆうと
「最初できないって思っても、
ちゃんと読めば、
ちゃんと分かるんだな。」
👧 あかり
「そう。」
👧 あかり
「今まで分からなかったのは、
君がダメだったからじゃない。」
👧 あかり
「やり方が合ってなかっただけ。」
👦 ゆうと
「なんか、少し自信出てきた。」
👧 あかり
「それでいい。」
👧 あかり
「今日できたことは、これ。」
🌱
- 苦手でも、最後まで読めた
- 理由で考えられた
- “分かった”って思えた
👧 あかり
「受験本番も同じ。」
👧 あかり
「分からない問題が出ても、
落ち着いて、理由を探せばいい。」
👦 ゆうと
「一問ずつ、だね。」
👧 あかり
「うん。
一問ずつでいい。」
👧 あかり
「ここまで来た君は、
もう“できない受験生”じゃない。」
👦 ゆうと
「やれる気がする。」
👧 あかり
「その気持ち、
試験会場まで持っていこう。」
🌟 最後に
👧 あかり
「このブログは、
君が社会をあきらめないために書いた。」
👦 ゆうと
「だから、あきらめない。」
👧 あかり
「大丈夫。
君は、ちゃんと前に進んでる。」

