天気・気圧・雲・前線を
ゆうと&あかりと超噛み砕き理解
〜ゆうととあかりの、観測の基礎ストーリー〜
「天気記号なんて、適当に書いてもバレなくない?」
そんなふうに思っていた時期が、僕にもありました……。
でも、その油断が命取り。
実は、「雲量8」を「くもり」と答えてバツになる人が、毎年続出しているんです。
今回は、みんなが絶対に間違える「魔の数字」と「16方位」について、理科が苦手なゆうとくんと一緒に見ていきましょう。
登場人物
👦 ゆうと
理科が大嫌い。「なんで?」「覚えるの無理」が口癖。感覚で問題を解いてよく爆死する。
👧 あかり
ゆうとの友達。理科が得意で教えるのが好き。「理科は暗記じゃなくてルール」が信条。
第1部 ストーリー解説
天気記号は「お絵かき」じゃなくて「暗号」
👦 ゆうと
「なぁあかり、天気記号ってさ……
○とか◎とか●とか……
正直、なんとなく描いてもバレなくない?」
👧 あかり
「ふふ、その考え方ね、入試だと一番先に狙われるやつだよ。」
👦 ゆうと
「え、マジで? だってただの丸じゃん。」
👧 あかり
「マジだよ。
天気記号はね、“天気を文章にしないで一瞬で伝えるための暗号”なの。
暗号って、ルールを1つでも間違えたら、意味が全部変わっちゃうでしょ?」
👦 ゆうと
「……うっ。確かに。」
👧 あかり
「まずは基本の4つだけ整理しよ?
ゆうと君、これ自信ある?」
【図 未完です】「天気記号4種」のイラスト
- 快晴:◯
- 晴れ:◯に縦線
- くもり:◎ (二重丸)
- 雨:● (黒塗り)
👦 ゆうと
「待って。
晴れの『◯に縦線』って何? なんで◯じゃダメなの?」
👧 あかり
「そこが第一のひっかけポイント!
ただの◯は『快晴(雲がほぼない)』。縦線一本入ると『晴れ(雲が少しある)』。
これ、記述問題で縦線を忘れてバツになる人、毎年大量に出るんだよ。」
👦 ゆうと
「うわ、細かい……性格悪いな理科。」
👧 あかり
「ふふ、でも逆に言えば『縦線一本引くだけで点がもらえる』ってことだよ?」
雲量は「見た目」じゃなく「数字」で決まる
👧 あかり
「じゃあ次。これが今日一番だいじな話。
ゆうと君、『晴れ』と『くもり』の境目ってどこだと思う?」
👦 ゆうと
「そりゃあ……感覚的に、雲が半分以上あったら『くもり』じゃない?」
👧 あかり
「残念! それが一番よくある勘違いなの。」
【図:指示】ここに「雲量と天気の対応図」
- 0〜1:快晴
- 2〜8:晴れ
- 9〜10:くもり
- ※空全体を10とした時の割合を示す図
👧 あかり
「空を10に分けたときね、
雲が8割あっても、理科の世界ではまだ“晴れ”なの。」
👦 ゆうと
「えっ!?
空のほとんど雲でも、青空がちょこっと(2割)あれば晴れ!?
それ、絶対くもりでしょ!」
👧 あかり
「日常の感覚だとそうだよね。
でも、これが理科のルールなの。
この『雲量2〜8は晴れゾーン』を知ってるかどうか。これだけで偏差値が変わるよ。」
風向は「行先」じゃなくて「出身地」
👦 ゆうと
「じゃあさ、風向はどう?
右に風がビューって吹いてたら『東風』でしょ?」
👧 あかり
「おしい! それも逆!」
👦 ゆうと
「えぇー!?」
👧 あかり
「風向はね、
“どこへ行くか”じゃなくて“どこから吹いてきたか”を見るの。」
【図:指示】ここに「煙突の煙となびく方向」のイラスト
- 煙が右(東)に流れている絵
- 風は左(西)から来ていることを示す矢印
👧 あかり
「例えば、煙が右(東)に流れてたら、風は左(西)からきてるよね?
だから西風。『風の出身地(どこから来たか)』を答えるのが風向だよ。」
16方位は「暗記」じゃなくて「作成」する
👦 ゆうと
「出身地か……。
でもさ、『北北東』とか『西南西』とか、
16個も方角覚えるの無理じゃない?」
👧 あかり
「あ、それ全部覚えようとしてた?
だから嫌いになるんだよ。」
👦 ゆうと
「え? 覚えるもんじゃないの?」
👧 あかり
「ううん。
覚えるのは『十字の線』だけ。
あとはその場で作ればいいの。
魔法のルール教えるね。」
【図:指示】ここに「16方位の作り方」の図解ステップ
- ステップ1:十字を書く(北・南・東・西)
- ステップ2:×を書く(北東・南東・北西・南西)
- ステップ3:その間を埋める(北北東など)
① 縦と横の線を覚える(これだけ暗記!)
👧 あかり
「まず、これだけは暗記して。」
- ① 縦の線:上が北、下が南
- ② 横の線:右が東、左が西
👦 ゆうと
「まあ、北南東西くらいはわかるよ。」
② 斜めの線は「①+②」で読む
👧 あかり
「じゃあ次。①(縦)と②(横)の間にある、③斜めの線はどう呼ぶ?」
👦 ゆうと
「えっと、北と東の間だから……。」
👧 あかり
「ルールは簡単。①(縦)→②(横)の順に読むだけ。」
- 北(縦)+ 東(横)= 北東
👦 ゆうと
「なるほど、縦が先ってことね。」
③ 細かい線は「はさんでいる線を読む」
👧 あかり
「ここからが本番。
もっと細かい『北北東』とかはどうやって作るか。
これもルール通りに読むだけだよ。」
★ルール:挟んでいる線を、順番に読む!
👧 あかり
「例えば、『①北』と『③北東』の間にある線。」
👦 ゆうと
「えっと、挟んでるのは『北』と『北東』だから……
そのまま繋げて……北・北東?」
👧 あかり
「正解!
じゃあ、『②東』と『③北東』の間は?」
👦 ゆうと
「挟んでるのは『東』と『北東』……
順番に読んで、東・北東?」
👧 あかり
「そう!
このルールさえ知ってれば、16方位全部その場で作れるでしょ?」
👦 ゆうと
「すげぇ……。
今まで『ホクホクトウ』って呪文みたいに丸暗記してたわ。
組み合わせるだけだったのか。」
本番は「全部合体」して出てくる
👧 あかり
「風向も完璧だね。
テスト本番では、最後に全部が合体してこう出るよ。」
【図:指示】ここに「天気記号・風向・風力を組み合わせた記号」の図
- 例:北北西の風、風力3、晴れ
- 天気記号(〇に縦線)から、矢羽根(Fみたいな形)が生えている図
- ★重要:羽が時計回りの側についていることを強調!
👦 ゆうと
「うわ、出た。虫みたいな記号。」
👧 あかり
「分解できるようになったからね。
でも、ここで最後のひっかけがあるから気をつけて。」
👦 ゆうと
「まだあるの!?」
風力の羽は「時計の進行方向」につける
👧 あかり
「自分で記号を書くとき、羽を左右どっちにつけるか迷わない?」
👦 ゆうと
「あー……。
いつも適当に書いてた。『F』みたいに書けばいいのかなって。」
👧 あかり
「それ、逆だとバツになるよ。
ルールは一つ。
『時計の進行方向』につけていく。」
【図:指示】ここに「風向の線を時計の針に見立てて、時計回りに羽がついている」イメージ図
👧 あかり
「風向の線を『時計の針』だと思って!
針が進む方向(時計回り)に羽を生やすの。」
👦 ゆうと
「えっと、北風なら『上から下』に線があるから……
時計回りってどっち?」
👧 あかり
「『風向の線そのもの』を時計の針にするの。
針が回る方向、つまり右側に羽がつくよ。」
👦 ゆうと
「あ、ほんとだ!
風向の線に対して、時計回り側ね!」
👧 あかり
「そう。これで作図も完璧!」
今日の力試しクイズ
👧 あかり
「じゃあ、今日のまとめができてるかチェックするよ。
一瞬で答えてね!」
Q. 空を見上げたら、空全体の8割が雲でおおわれていました。天気は?
👦 ゆうと
「えっと、8割も雲があるんだから……くもり!……じゃなくて!」
👧 あかり
「おっ?」
👦 ゆうと
「『2〜8は晴れ』だ!!
だから答えは……晴れ!」
👧 あかり
「正解! よく気づいたね!
今の『あ!』っていう気づきがあれば、もうテストでも間違えないよ。」
【第2部】ここだけは押さえろ!
最後に、今日の最重要ポイントを先生目線で整理します。
ここだけはノートにメモしておきましょう。
1. 天気記号の鉄則
快晴(〇)と晴れ(〇+縦線)を区別する。
小学生の絵日記の影響か、晴れを◎にする人が案外多いので注意!
2. 魔の雲量ゾーン
- 雲量2〜8は「晴れ」である。
- 「雲が8割もあるのに晴れ?」と迷ったら負け。ルール通りに答えること。
3. 風向の決定手順
- 風向は「風が行く先」ではなく「風が吹いてくる方角(出身地)」を答える。
- 16方位は丸暗記しない。
① まず十字(北南・東西)を書く。
② 次に×(北東・南東など)を書く。
③ 細かい方位は、挟んでいる線を番号順に読む(北と北東の間なら、北北東)。
4. 記号の分解と作図
- 本番の記号は「天気・風向・風力」の合体版。
- 風力の羽は「時計の進行方向」につける。
- 風向の線を時計の針に見立てて、回る方向に羽を描くのが鉄則。
【第3部】よくある質問(Q&A)
- Q1. 雲量が「8」のときは、くもりですか?
-
A. いいえ、「晴れ」です。
ここが最も間違いやすいポイントです。- 雲量0〜1:快晴
- 雲量2〜8:晴れ
- 雲量9〜10:くもり
雲が空の8割を覆っていても、理科の世界では「晴れ」に分類されます。
- Q2. 風向・風力記号の「羽」は、左右どちらにつければいいですか?
-
A. 「時計回り」の向きにつけます。
風向の線を時計の針に見立てて、針が進む方向(右側)に羽を描きます。
Fの字を鏡に映したような形になる場合もありますが、あくまで基準は「時計回り」です。 - Q3. 16方位を全部覚える必要はありますか?
-
A. 丸暗記する必要はありません。
東西南北(十字)だけ覚えれば、あとは作れます。
「北」と「東」の間なら「北東」。さらに「北」と「北東」の間なら「北北東」というように、挟んでいる方位を組み合わせるルールさえ知っていれば、その場で導き出せます。 - Q4. 記述問題で「天気は?」と聞かれたら、記号を書いてもいいですか?
-
A. 問題文の指示によりますが、基本は「漢字」で書きましょう。
「天気記号で答えなさい」ならマークを描きますが、単に「天気は?」と聞かれたら「晴れ」と漢字で答えるのが鉄則です。
記号を書いて減点されるミスが非常に多いので注意してください。 - Q5. 気温を測るとき、地面からの高さに決まりはありますか?
-
A. はい、1.2m〜1.5mの高さで測ります。
これは地面の熱(照り返し)の影響を避けるためです。
天気記号の問題と一緒に、「観測のルール」としてよく出題される数字なので覚えておきましょう。
受験生へのメッセージ
👦 ゆうと
「正直、理科って
最初からできる人の科目だと思ってた。」
👧 あかり
「でも違ったね。
“知ってるかどうか”だけだった。」
👦 ゆうと
「今日の話、才能いらなかったよな。」
👧 あかり
「うん。
知れば、その分だけ点になる。」
👦 ゆうと
「もし今、理科が苦手でも大丈夫。」
👧 あかり
「今日ひとつ分かったなら、
もう前に進んでる。」
👦 ゆうと
「完璧じゃなくていい。」
👧 あかり
「続けた人が、最後に強い。」
👦 ゆうと
「次も一緒にやろう。」
👧 あかり
「ここから、できる側へ。」

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