時刻と方位は「地球の上に立つ」でパズル化して解く。
【中3理科/天体】月の満ち欠けは「右から左」へ!時刻と方位をパズルで解く方法
— ゆうと&あかりのストーリー解説—
みなさん、こんにちは!合格屋マックスです。
前回は「星の動き」と「計算」をマスターしました。
今回は、天体シリーズでややこしい 「月の満ち欠け」 です。
「上弦(じょうげん)の月ってどっちが光る?」
「真夜中に沈む月はどれ?」
「夕方、南に見える月は?」
ここ、丸暗記しようとすると100%パンクします。
でも、これまでの 「立ち位置メソッド」 を使えば、ただの方位パズルになります!
👦ゆうと&👧あかりのストーリー:月がいつ出るか分からない…
👦 ゆうと:
「あかり、月の問題が一番キライだわ。
『夕方に南に見える月を選べ』とか言われても、月なんて気まぐれじゃん。いつ出るか分かるわけなくね?」
👧 あかり:
「気まぐれじゃないよ! 月はメトロノームみたいに正確に動いてるの。
覚えることはたった1つ。『明るい側は、必ず太陽の方向を向く』。これだけ!」
👦 ゆうと:
「え、それだけ?」
👧 あかり:
「うん。あとは前回やった 『地球の上に立つ』 だけで、全部解けるよ!」
第1部:月の名前と形(暗記はこれだけ)
👧 あかり:
「まず、図をイメージしてね。太陽が右側にあるとするよ。」
(※ 太陽(右) 地球(左))
✅ 月の変化の鉄則(これ1本でOK)
月は太陽の光を反射して光って見える。
だから、明るい側は必ず“太陽の方向”を向く。
👦 ゆうと:
「太陽の方を向いてる側が光る。当たり前だな。」
✅ 覚えるべき4つの月(反時計回り順)
- 新月(しんげつ):太陽と同じ方向。真っ暗で見えにくい(スタート)
- 上弦(じょうげん)の月:半月。右が光って見える(夕方に強い)
- 満月(まんげつ):太陽の反対側。まん丸(真夜中に強い)
- 下弦(かげん)の月:半月。左が光って見える(明け方に強い)
👧 あかり:
「『右が光るのが上弦、左が光るのが下弦』。
これ、一発で覚える最強の語呂合わせがあるよ!」
✅ 秒殺語呂合わせ
「上(じょう)・右(う)」
解説:
- 上弦(じょうげん)の「う」は、右(う)側の「う」!
- だから、右が光るのが上弦。
- 下弦はその逆(左)!
👦 ゆうと:
「『じょう・う』!
シンプルだけど、これなら試験中にド忘れしても思い出せるな。」
👧 あかり:
「『右が光るのが上弦、左が光るのが下弦』。
『上(じょう)・右(う)』って語呂で覚えると楽だよ!」
✅ここだけ注意
※入試では「月が南の空にある場面」で左右を判断することが多い。
南を向いて月を見るとき、右が光る=上弦/左が光る=下弦でOK!
第2部:最強メソッド「地球の上に立て!」(時刻と方位)
👧 あかり:
「ここからが入試本番。
『いつ、どの方角に見えるか』は、第3回の 立ち位置メソッド を使うよ。」
【例題】上弦の月(右が光る半月)は、いつ、どの方角に見える?
ステップ1:月の位置を決める
上弦の月は、新月(太陽側)から90°反時計回りに進んだ場所。
(図でいうと、地球の上側)
ステップ2:地球の上に立って「時間」を決める
地球は反時計回り。
上弦の月の真下に人を立たせる。
ここは 昼(太陽側)から夜へ切り替わる境目なので…
→ 夕方!
ステップ3:中心(北)を向いて「方位」を決める
その場所に立って、中心(北)を向く。
上弦の月は、南の空でいちばん高く見える位置にくる。
✅ 答え:夕方、南の空(南中)に見える
※超重要
南中=天頂(真上)ではない!
南中とは 「南でいちばん高く見える」 という意味。
👦 ゆうと:
「うわ、すげぇ!
①月の場所に立つ
②時間を判定(夕方)
③北を向いて方位判定(南に高く見える)
これなら暗記いらないじゃん!」
第3部:難問「真夜中に沈む月は?」
👧 あかり:
「じゃあ、こういう問題はどう?」
【問題】
真夜中に、西の地平線に沈んでいく月はどれか?
ア. 上弦の月 イ. 満月 ウ. 下弦の月
👦 ゆうと:
「手順でいくぞ…。」
ステップ1:時間を決める
「真夜中」=太陽の反対側(地球の左側)に立つ。
ステップ2:方位を決める
その場所で中心(北)を向く。
北を向いたとき、左手が西。
ステップ3:その方向(西)にある月を見る
真夜中の位置(左)に立って、左手(西側)を見ると…
そこにあるのは… 上弦の月!
✅ 答え:ア(上弦の月)
👧 あかり:
「大正解!
このとき、満月は 南で高く、下弦の月は 東(これから昇る側) にいるはずだね。」
第4部:月の出・月の入りの時刻(毎日50分遅れる)
👧 あかり:
「最後に計算問題を一つ。」
✅ 月の遅刻ルール
月は地球の周りを公転しているから、
毎日 約50分ずつ遅れて同じ位置(南中など)に来る。
(※星は“早まる”けど、月は“遅れる”!)
【問題】
今日、18:00に南中した月は、明日は何時に南中するか?
👦 ゆうと:
「月は遅刻するから… 18:00 + 50分 = 18:50!」
👧 あかり:
「正解!
星は『せっかち(早まる)』、**月は『お寝坊さん(遅れる)』**って覚えてね。」
👨🏫 先生のまとめ:月は“立ち位置”で全部パズルになる
✅ 今日の必勝セット(暗記は最小)
① 形の鉄則
明るい側は必ず太陽の方向を向く。
(右が光る=上弦、左が光る=下弦 ※南向きで判断)
② 時刻と方位(これだけ)
「月の場所に立つ」 → 「北(中心)を向く」
この2手順で、いつ・どの方角が全部出せる。
③ 月の遅刻
月は 毎日 約50分遅くなる。
✅ 入試で最強の早見表
- 新月:太陽と同方向(見えにくい)
- 上弦:昼ごろ出る → 夕方に南中 → 真夜中に沈む
- 満月:夕方出る → 真夜中に南中 → 明け方に沈む
- 下弦:真夜中出る → 明け方に南中 → 昼ごろに沈む
確認問題
問題①:満月(まんげつ)は、いつ、どの方角に見える?
👧 あかり:
「次は“満月”。これも暗記じゃなくて、立ち位置で出すよ!」
ステップ1:月の位置を決める
満月は、太陽の反対側。
(図でいうと、地球の左側)
ステップ2:地球の上に立って「時間」を決める
地球の左側は、太陽と反対の位置。
ここに立つと 真夜中!
ステップ3:中心(北)を向いて「方位」を決める
その場所で中心(北)を向く。
満月は 南の空でいちばん高く見える(南中) 位置にくる。
✅ 答え:真夜中、南の空(南中)に見える
※南中=天頂(真上)ではなく、南でいちばん高く見えること。
👦 ゆうと:
「満月=真夜中に南中、って立てば出せるのか!」
問題②:下弦(かげん)の月(左が光る半月)は、いつ、どの方角に見える?
👧 あかり:
「“下弦”。これが分かると月は安心できる!」
ステップ1:月の位置を決める
下弦の月は、満月からさらに90°進んだ位置。
(図でいうと、地球の下側)
ステップ2:地球の上に立って「時間」を決める
地球の下側は、夜(左)から昼(右)へ切り替わる境目。
つまり… 明け方!
ステップ3:中心(北)を向いて「方位」を決める
その場所で中心(北)を向く。
下弦の月は 南の空でいちばん高く見える(南中) 位置にくる。
✅ 答え:明け方、南の空(南中)に見える
👦 ゆうと:
「上弦が夕方の南中で、下弦が明け方の南中。対になってるんだな!」
👧 あかり:
「そう! だから暗記じゃなくて“配置の対称”で覚えると最強だよ。」
問題③:夕方に「東」からのぼる月はどれ?
ア. 上弦の月 イ. 満月 ウ. 下弦の月
👧 あかり:
「“のぼる/しずむ”も立ち位置で秒殺できるよ。」
👦 ゆうと:
「手順でいく!」
ステップ1:時間を決める
「夕方」=太陽側(昼)から夜へ切り替わる場所。
→ 地球の 上側 に立つ。
ステップ2:方位を決める
その場所で中心(北)を向く。
北を向くと 右手が東。
ステップ3:その方向(東)にある月を見る
夕方の位置(上)に立って、右手(東)を見ると…
そこにあるのは 満月!
✅ 答え:イ(満月)
(満月は 夕方に東からのぼる → 真夜中に南中 → 明け方に西へ沈む)
問題④:昼ごろに「西」へ沈む月はどれ?
ア. 上弦の月 イ. 満月 ウ. 下弦の月
👧 あかり:
「次は“昼に沈む月”。これが分かると満点コース!」
👦 ゆうと:
「昼=太陽側だな!」
ステップ1:時間を決める
「昼ごろ」=太陽側。
→ 地球の 右側 に立つ。
ステップ2:方位を決める
その場所で中心(北)を向く。
北を向くと 左手が西。
ステップ3:その方向(西)にある月を見る
昼の位置(右)に立って、左手(西)を見ると…
そこにあるのは 下弦の月!
✅ 答え:ウ(下弦の月)
(下弦は 真夜中に東からのぼる → 明け方に南中 → 昼ごろに西へ沈む)
問題⑤:明け方、東の地平線からのぼってくる月はどれか?
ア. 上弦の月 イ. 新月 ウ. 下弦の月
👦 ゆうと:
「明け方の立ち位置で決める!」
ステップ1:時間を決める
「明け方」=夜(左)から昼(右)へ切り替わる場所。
→ 地球の 下側 に立つ。
ステップ2:方位を決める
その場所で中心(北)を向く。
北を向くと 右手が東。
ステップ3:その方向(東)にある月を見る
明け方の位置(下)に立って、右手(東)を見ると…
そこにあるのは 新月!
(※新月は太陽とほぼ同じ方向なので、実際は見えにくいです)
✅ 答え:イ(新月)
(新月 朝ごろに東からのぼる → 昼に南中 → 夕方に西へ沈む)
問題⑥ 真夜中、西の地平線に沈んでいく月はどれか?
ア. 上弦の月 イ. 満月 ウ. 下弦の月
👦 ゆうと:
「真夜中の立ち位置で決める!」
ステップ1:時間を決める
「真夜中」=太陽の反対側。
→ 地球の 左側 に立つ。
ステップ2:方位を決める
その場所で中心(北)を向く。
北を向くと 左手が西。
ステップ3:その方向(西)にある月を見る
真夜中の位置(左)に立って、左手(西)を見ると…
そこにあるのは 上弦の月!
✅ 答え:ア(上弦の月)
エンディング
👦 ゆうと:
「正直、月って“暗記ゲー”だと思ってたけど…今日で変わったわ。
立って考えたら、ちゃんと答えにたどり着けるんだな。」
👧 あかり:
「そう。入試ってね、覚えた量より、思い出せる道を持ってる人が強いんだよ。
迷ったらいつでも――『地球の上に立つ』。それだけ。」
👦 ゆうと:
「もし本番で頭が真っ白になっても、
“右が光る?太陽はどっち?”って、自分に聞けば戻ってこれる気がする。」
👧 あかり:
「うん。解ける人は、“特別な記憶力”があるんじゃない。
戻れる手順があるだけ。」
👦 ゆうと:
「よし。次、金星も“パズル”で倒す。
入試、来いよ。」
👧 あかり:
「その意気。大丈夫、君はちゃんと強くなってる。
最後は自分を信じて、一問ずつ確実に取っていこう。応援してるよ!」

