📚丸暗記いらず!
“つなげて考える”だけで、五段・一段・サ変・カ変の見分けがスッキリ!
音とリズムで感じる、新しい国文法の学び方。
「“ない・ます・。”をつければ全部わかる!動詞の活用の世界」
👦ゆうと:「“未然形・連用形”とか“五段活用”とか、もう頭がこんがらがるよ……。」
👧あかり:「だよね。でもね、“形を覚える”んじゃなくて、“つながる言葉”で考えると一気にスッキリするんだよ!」
👦ゆうと:「“つながる言葉”?」
👧あかり:「そう。“ない・ます・。・とき・ば・命令・う”をくっつけてみるだけで、
活用形も、活用の種類もぜんぶ見えるの!」
🌱1. 活用形は“つながり”で決まる!
👧あかり:「まずは“活用形”。動詞のあとに何が続くかで、形の名前が決まるんだよ。」
| つながる言葉 | 活用形 | 例文 | 意味のヒント |
|---|---|---|---|
| ない | 未然形 | 書かない | まだしていない |
| ます | 連用形 | 書きます | 動作を続ける |
| 。 | 終止形 | 書く。 | 文を終える |
| とき | 連体形 | 書くとき | 名詞にくっつく |
| ば | 仮定形 | 書けば | もし〜ならば |
| 命令形 | 命令形 | 書け! | 命令の形 |
| う | 未然形 | 書こう | 意志・未来を表す |
👦ゆうと:「つまり、“どんな言葉が後ろに来るか”で形が変わるんだね!」
👧あかり:「そう! “書か・書き・書く・書く・書け・書け”なんて丸暗記しなくても、
“つなげて確認”すればその場でわかるんだよ。」
⚙️2. 五つの活用の種類(+サ変・カ変)
👧あかり:「次は“活用の種類”。
これは、“どんな母音で動くか”の違い。
ぜんぶ“ない・ます・。・とき・ば・命令・う”をつければ、自然に見えてくるよ!」
✨① 五段活用:「母音がぜんぶ動く!」
| 接続語 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| ない | 未然形 | 書かない |
| ます | 連用形 | 書きます |
| 。 | 終止形 | 書く。 |
| とき | 連体形 | 書くとき |
| ば | 仮定形 | 書けば |
| 命令形 | 命令形 | 書け! |
| う | 未然形 | 書こう |
👧あかり:「“か・き・く・く・け・こ”って、あ・い・う・え・お全部動いてるでしょ?
だから“五段活用”。“読む”“話す”“立つ”もこのタイプ!」
✨② 上一段活用:「“い段”でそろってる!」
| 接続語 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| ない | 未然形 | 見ない |
| ます | 連用形 | 見ます |
| 。 | 終止形 | 見る。 |
| とき | 連体形 | 見るとき |
| ば | 仮定形 | 見れば |
| 命令形 | 命令形 | 見ろ!/見よ! |
| う | 未然形 | 見よう |
👧あかり:「“み”がずっと変わらない。
“い段”で動くから、“上一段活用”。
“起きる”“着る”“信じる”も仲間だよ!」
✨③ 下一段活用:「“え段”でそろってる!」
| 接続語 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| ない | 未然形 | 食べない |
| ます | 連用形 | 食べます |
| 。 | 終止形 | 食べる。 |
| とき | 連体形 | 食べるとき |
| ば | 仮定形 | 食べれば |
| 命令形 | 命令形 | 食べろ!/食べよ! |
| う | 未然形 | 食べよう |
👧あかり:「“食べ”の部分がそのまま残るでしょ?
“え段”の音で動くから、“下一段活用”なんだよ。」
👦ゆうと:「“寝る”“教える”“答える”もこのグループだね!」
✨④ サ変活用:「“する”だけの特別チーム!」
| 接続語 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| ない | 未然形 | しない |
| ます | 連用形 | します |
| 。 | 終止形 | する。 |
| とき | 連体形 | するとき |
| ば | 仮定形 | すれば |
| 命令形 | 命令形 | しろ!/せよ! |
| う | 未然形 | しよう |
👧あかり:「“サ行”で、ルールが変わっているから“サ行変格活用”。
“勉強する”“運動する”“発表する”の“する”は全部これ!」
👦ゆうと:「“しない・します・する・すれば・しよう”って、たしかにサ行だ!」
✨⑤ カ変活用:「“来る”だけの特別チーム!」
| 接続語 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| ない | 未然形 | 来ない(こない) |
| ます | 連用形 | 来ます(きます) |
| 。 | 終止形 | 来る(くる) |
| とき | 連体形 | 来るとき(くるとき) |
| ば | 仮定形 | 来れば(くれば) |
| 命令形 | 命令形 | 来い! |
| う | 未然形 | 来よう(こよう) |
👧あかり:「“カ行変格活用”、“カ変”。
“こ・き・く・く・く・こ”のように特別な変化をするんだよ。」
👦ゆうと:「“来ない”と“来ます”で読みが違うのも、このせいなんだね!」
💡3. 活用の種類の見分け方(最強ルール)
👧あかり:「じつはね、活用の種類は“ない”をつけたときの音で一瞬で見分けられるんだよ!」
| 見分け方 | 出てくる音 | 活用の種類 |
|---|---|---|
| 「ない」をつけたときにア段の音になる | 書かない・読まない | 五段活用 |
| 「ない」をつけたときにイ段の音になる | 見ない・起きない | 上一段活用 |
| 「ない」をつけたときにエ段の音になる | 食べない・教えない | 下一段活用 |
| 「する」だけが | サ変活用 | |
| 「来る」だけが | カ変活用 |
👦ゆうと:「“書かない”の“か”はア段、“見ない”の“み”はイ段、“食べない”の“べ”はエ段だね!
確かにこれで五段・上一段・下一段が全部わかる!」
👧あかり:「そう! “ア段なら五段、イ段なら上一段、エ段なら下一段”って覚えよう。
サ変とカ変は“する”と“来る”しかないから、特別扱いだよ!」
🎯先生のここだけは押さえろ!
| 活用の種類 | 見分け方 | 代表例 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 五段活用 | 「ない」をつけるとア段の音 | 書く・話す・立つ | 「あ・い・う・え・お」全部動く |
| 上一段活用 | 「ない」をつけるとイ段の音 | 見る・起きる | 語幹が変わらない(い段でそろう) |
| 下一段活用 | 「ない」をつけるとエ段の音 | 食べる・教える | 語幹が変わらない(え段でそろう) |
| サ変活用 | 「する」だけ | 勉強する | サ行で活用 |
| カ変活用 | 「来る」だけ | 来る | カ行で活用 |
🌈まとめ:「“ない・ます・。・とき・ば・命令・う”でぜんぶOK!」
👧あかり:「活用形も活用の種類も、“つながる言葉”でチェックすれば一瞬でわかるの。
“書か・書き・書く・書く・書け・書け”なんて丸暗記しなくてもいいんだよ。」
👦ゆうと:「“つなげて確かめる”なら、活用表を見なくてもその場で判断できるね!」
👧あかり:「そう! 国文法のコツは“つながり”を見抜くこと。
“ない”をつけたときの音が、ア・イ・エ段のどれかを聞けば、活用の種類までわかっちゃうんだよ!」
👦ゆうと:「“する”と“来る”だけは特別チームだね!」
👧あかり:「その通り! これで“活用の世界”は完全マスター!」
🧩確認問題:動詞の活用形・活用の種類マスター10題
① 次の動詞の活用の種類を答えなさい。
書く
👉 解答: 五段活用
💬 解説: 「書かない」の“か”がア段の音だから、五段活用。
母音があ・い・う・え・おに変わるタイプ。
② 次の動詞の活用の種類を答えなさい。
見る
解答: 上一段活用
💬 解説: 「見ない」の“み”がイ段の音だから、上一段活用。
語幹(み)が変わらず「い段」でそろう。
③次の動詞の活用の種類を答えなさい。
食べる
👉 解答: 下一段活用
💬 解説: 「食べない」の“べ”がエ段の音だから、下一段活用。
語幹(食べ)が変わらず「え段」でそろう。
④ 次の動詞の活用の種類を答えなさい。
来る(くる)
👉 解答: カ変活用(下辺活用)
💬 解説: 「来る」は特別な変化をする“カ行変格活用”。
この活用は「来る」だけ!
⑤ 次の動詞の活用の種類を答えなさい。
する
👉 解答: サ変活用(左辺活用)
💬 解説: 「する」も特別な動詞。
サ行で活用する唯一の動詞。
⑥ 次の動詞の形を答えなさい。
話さない
👉 解答: 未然形
💬 解説: 「ない」につながる形は未然形。
まだしていないことを表す。
⑦ 次の動詞の形を答えなさい。
走れば
👉 解答: 仮定形
💬 解説: 「ば」につながる形は仮定形。
「もし〜ならば」と条件を表す。
⑧ 次の動詞の形を答えなさい。
話します
👉 解答: 連用形
💬 解説: 「ます」につながる形は連用形。
動作を続けるときや丁寧な言い方に使う。
⑨ 次の文の中で、動詞が五段活用なのはどれですか。
A. 見る B. 食べる C. 書く D. 起きる
👉 解答: C. 書く
💬 解説: 「書かない」の“か”がア段の音。
他の3つは“る”で終わる一段活用。
⑩ 次の文の中の動詞について、活用形を答えなさい。
友だちを待っている。
👉 解答: 連用形(「待ち」)
💬 解説: 「いる」に続いているので、連用形。
動作を続けている(進行)ことを表している。
🌈エンディングコーナー:「“形”じゃなく“つながり”で感じる国文法!」
👦ゆうと:「最初は“活用”って暗号みたいで苦手だったけど、
“ない・ます・ば・う”ってつなげてみたら、ちゃんと動くんだね!」
👧あかり:「そうそう! 日本語って、“形を変える言葉”なんだけど、
その変わり方にはちゃんとリズムとルールがあるんだよ。
“音”で感じるっていうのが大事なの。」
👦ゆうと:「“書かない”の“か”がア段、“見ない”の“み”がイ段、“食べない”の“べ”がエ段…
あ、ほんとだ! 音で聞くとわかる!」
👧あかり:「そう! 耳で覚えるって、実は一番正確なんだよ。
表を丸暗記するより、“つなげて感じる”方がずっと強いの。」
👦ゆうと:「うん、なんか国語が“勉強”っていうより“発見”に変わった気がする!」
👧あかり:「その気持ちがすごく大事!
“書かない”“書きます”“書く”“書けば”“書け!”って、
つながりの中にルールがある。それが日本語のリズムなんだよ。」
👦ゆうと:「次は“る”で終わる動詞の見分けも、音でできそうだね!」
👧あかり:「もちろん! “ア段・イ段・エ段ルール”を使えばバッチリ。
“する”と“来る”も特別だけど、もう仲間みたいなもんだね!」
👦ゆうと:「なるほど…! 活用って、“文の動き”そのものなんだ。」
👧あかり:「うん。覚えるんじゃなくて、“感じ取る”んだよ。
日本語のリズムが聞こえたら、それはもう“国文法マスター”の証だね!」
👦ゆうと:「よーし、これからは“音で感じる文法”でいこう!」
👧あかり:「いいね! 言葉のリズムを感じられる人は、
きっと“読む力”も“書く力”も、どんどん伸びるよ!」
「国文法は“記号”じゃなく“リズム”です。
“つながり”と“音”で感じる勉強をすれば、
日本語がもっと面白く、もっと深く見えてきます。」

