え、それって中学理科で習ったやつ!? 身近なニュースがもっとよくわかる!
こんにちは! マックスで理科を担当している山口です!
『え、それって中学理科で習ったやつ!? 身近なニュースがもっとよくわかる! 第2弾』をお送りします。
中学生のみんな、ニュースって見てる? 大人になるとね、ついつい難しい顔してニュース見がちだけど、実は中学理科で習ったことが、世の中のいろんな出来事と繋がっているんだ!
みんなが理科好きになるように、ニュースに出てくるような身近な問題と、中学理科で習う「食物連鎖」や「生態系」の関係について解説していくよ!
事件発生! 川の魚が大量死!? その原因は…「富栄養化」
ある日、近所の川でたくさんの魚が死んでいるのが見つかった!なんてニュース、聞いたことない? 実はこれ、中学理科で習う「生態系」と大きく関係があるんだ。
キーワードは「富栄養化」。
- 生活排水や工場排水に含まれる、窒素やリンなどの栄養が川に流れ込む。
- これらの栄養をたっぷり吸収して、プランクトンが大繁殖!
- でも、増えすぎたプランクトンが死んでしまうと、それを分解するために水中の酸素が大量に消費されてしまうんだ。
- 結果、魚が呼吸できなくなって、大量死につながってしまうんだね。
まるでドミノ倒しみたいに、最初は小さな変化が、最終的には大きな影響を与えてしまう。これが生態系のバランスが崩れるということなんだ。
あの魚、最近見ないな… 絶滅危惧種と「生態系のバランス」
「ニホンウナギが絶滅危惧種に指定」なんてニュースを見たことないかな?
生き物は、それぞれが複雑につながり合って生きている。「食物連鎖」を習ったよね? ある生き物の数が減ったり増えたりすると、それをエサにしている他の生き物たちにも大きな影響が出てしまうんだ。
例えば、ウナギが減ってしまった原因の一つに、エサとなる小魚やエビが減ってしまったことが考えられているんだ。
川の工事や水質汚染など、人間活動が原因で生態系のバランスが崩れ、特定の生き物が住みにくい環境になってしまったことも、絶滅危惧種が増えている原因なんだ。
ニュースが10倍面白くなる!理科の力で世界のナゾを解き明かそう!
今回は、ニュースを通して「食物連鎖」と「生態系」について考えてみたけど、どうだったかな?
「川の魚が大量死」とか「ウナギが絶滅危惧種」ってニュースで聞いても、ふーん…で終わっちゃってたかもしれないけど、実は中学理科で習う「食物連鎖」や「生態系」と関係があったんだ!
理科の知識って、学校のテストだけじゃなくて、世界のことをもっと深く知るための秘密道具なんだ!
ニュースを見た時、「これって、あの時の授業で習ったことと関係あるかも!」って考えられるようになったら、きみはもっともっと賢くなれる!
もし、「食物連鎖」とか「生態系」ってなんだっけ?って人や、まだ習っていない人は、次の説明を読んでみてね!
生き物のつながりを知ろう!「食物連鎖」と「生態系」超簡単解説!
🍔 生き物は「食」で繋がっている!「食物連鎖」って?
例えば、草っぱらに住んでいるバッタがいるとしよう。バッタは草を食べるよね? そして、そのバッタをカマキリが食べる。さらに、カマキリを鳥が食べる。
このように、生き物たちは「食べる」「食べられる」という関係で鎖のようにつながっているんだ。これが「食物連鎖」!
🌍 生き物たちの共通の家!「生態系」って?
「生態系」っていうのは、ある地域に住んでいる全ての生き物と、その周りの環境(水、空気、土など)をひっくるめたもののこと。
例えば、森の生態系だったら、木や花などの植物、シカやリスなどの動物、そして、土の中の微生物も含まれるんだ。
これらの生き物たちは、「食物連鎖」を通して、お互いに影響し合いながら生きているんだ。
地球を守ろう!環境問題は「食物連鎖」と「生態系」からのSOS!
最近、「地球温暖化がヤバい!」とか「あの動物が絶滅しそう…」なんてニュースを目にすること、多いよね?
実は、これらの環境問題は、「食」を通じて繋がっている「食物連鎖」や、生き物と自然が一緒に暮らしている「生態系」から、私たち人間へのSOSサインなんだ!
例えば…
- 地球温暖化で北極の氷が溶けると、アザラシの住処がなくなって、アザラシをエサにしているホッキョクグマも困ってしまう。
- 海を汚してしまうと、プランクトンが減ってしまい、それを食べる魚も、その魚を食べる鳥も、生きていけなくなってしまう。
ね?「食物連鎖」と「生態系」のことを知っていると、環境問題が他人事じゃなくなるでしょ?
難しい言葉も出てくるけど、お父さんやお母さん、お友達と話をしながら、「地球を守るために、私たちにできることは何か?」 一緒に考えてみてね!
世界は、不思議と発見がいっぱい!理科の力で、世界のナゾを解き明かしていこう!