「わかる」と「できる」は、まったくの別ものです。
~個別指導でも“伸びない子”がいる理由~
「うちの子には個別指導でも伸びなかった」
保護者の方から、よくこうしたご相談をいただきます。
確かに、個別指導は一人ひとりの理解に合わせて進めることができ、学校や集団授業では見落とされがちな「つまずき」に寄り添えるのが大きな魅力です。
でも、それでも成績が思うように伸びないお子さんもいます。
なぜでしょうか?
理解していても、テストで点が取れない?
個別指導を受けていても、「テストになるとできない」「類題になると解けない」という声は珍しくありません。
これは、「わかる」=「できる」と誤解していることが大きな原因です。
例えば、先生の説明を聞いて、「あ、そういうことか!」と子どもがうなずく。
それは「話を理解した」状態です。でも実際に自分の力で問題を解こうとすると、手が止まってしまう…。
このようなケースはとても多いのです。
「わかる」と「できる」の間には、大きな壁があります。
その壁を越えて向こう側に行ける手助けこそが、本当に“伸びる指導”に必要なのです。
Maxが重視しているのは、「自力でできるか」
私たちMaxでは、説明を聞いて「わかった!」と言った後が、本当の始めりと考えています。
たとえば、方程式の解き方を説明した後には、必ず「じゃあ、自分の力でやってみようか」と声をかけます。
すると、半分くらいの子は「……あれ?」と手が止まります。
でもそれでいいのです。それこそが、「わかったつもり」を「本当にできる」に変えるチャンスだからです。
私たちは一つひとつの問題を細かく分解し、どこで止まっているのか、何が原因かを一緒に探ります。
そして、自力で解けるようになるまで繰り返し練習を重ねます。
「できた!」の積み重ねが、自信と成績につながる
Maxでは、同じ単元の問題を2回連続で満点が取れるまで取り組む「100点ドリル」を実施しています。
これは単なる反復ではなく、「わかっていたつもり」を「本当に定着した力」に変えるための仕組みです。
もちろん、すぐに100点が取れるわけではありません。
悔しい思いをしながら何度も挑戦する子もいます。
でもその分、「できた!」と感じた瞬間の表情は、自信に満ちています。
その自信こそが、次のステップへ進むエネルギーになります。
やりきる体験が、子どもを変えるのです。
個別指導に“必要な視点”とは
個別で丁寧に教えてもらっているのに伸びない――
そんなときこそ、指導の中身を見直してみてください。
- 説明を聞いて終わっていないか?
- 「わかった」だけで安心していないか?
- 自力で「できる」ところまで進めていますか?
この3つの視点をもつだけで、個別指導の成果は大きく変わります。
Maxでは、「できるようになるまで寄り添うこと」を大切にし、成績アップと自己成長を支えています。
最後に
「個別指導なら安心」
そう思っていても、指導の“質”が伴わなければ、結果にはつながりません。
私たちは、「わかる」だけで終わらせず、「できる」まで導きます。
それが、お子さまの未来を変えると信じているからです。
保護者の皆さまにも、ぜひこの視点を持って、お子さまの学びを一緒に支えていただければ幸いです。