Maxの算数教室では、小学生から高校生までの成長を見守る中で、 「どこでつまずくか」「どうすれば乗り越えられるか」をよく知っています。
今回は、小学4年生でとても大切な「大きい数のしくみ」について、 ご家庭でもわかりやすくサポートできるように解説します!
✅ 学習のポイント
- 千兆までの位取りを正しく覚える
- 10倍・100倍、10で割る・100で割ると、位がどう変化するかを理解する
※ 筆算は使いません!なぜなら、この単元のねらいは「数のしくみ」を理解することだからです。
▶ 位取りの確認
「4けたごとに単位(万・億・兆など)が変わる」という“くり返しのパターン”を覚えておくと、大きな数を読みやすくなります。
たとえば、
- 500,000 は、0が4つと「50」だから「50万」
- 500,000,000 は、0が8つと「50」だから「50億」
このように、「0がいくつあるか」「その前にある数字はいくつか」をセットで見ていくと、数の大きさを感覚的に理解しやすくなります。
数の単位 | 読み方の例 |
---|---|
万 | 1万 = 10,000 |
億 | 1億 = 100,000,000 |
兆 | 1兆 = 1,000,000,000,000 |
千兆 | 1千兆 = 1,000,000,000,000,000 |
→ 「万・億・兆」は、4けたごとに単位が変わっていきます。
読み方にチャレンジしてみよう!
次の数を読んでみましょう。声に出して読むのがおすすめです!
- 30000 → ( )
- 7000000 → ( )
- 120000000 → ( )
- 3000000000 → ( )
- 45000000000000 → ( )
📌 答え:
- 30000 → 3/0000 → 3万
- 7000000 →700/0000 →700万
- 120000000 → 1/2000/0000 → 1億2000万
- 3000000000 → 30/0000/0000 → 30億
- 45000000000000 → 45/0000/0000/0000 → 45兆
▶ このように、「4けたごとに区切って読む」練習をしておくと、大きな数がぐんと読みやすくなります。
▶ 位が変わるとどうなる?
🔄 基本のルール:
- 10倍すると → 位が1つ上がる
- 100倍すると → 位が2つ上がる
- 10で割ると → 位が1つ下がる
- 100で割ると → 位が2つ下がる
📚 例題で練習してみよう!
問題1:
180億を10倍すると、いくつになりますか?
📅 考え方: 10倍すると位が1つ上がります。→ 億の1つ上は「千億(兆の一部)」です。
📌 答え:1800億
問題2:
180億を10で割ると、いくつになりますか?
📅 考え方: 10で割ると、位が1つ下がります。
📌 答え:18億
❓ もっと練習してみよう(追加問題)
問題3:
5兆を100倍すると、いくつになりますか?
📌 答え:500兆(位が2つ上がる)
問題4:
7千億を100で割ると、いくつになりますか?
📌 答え:70億(位が2つ下がる)
🎓 ご家庭での声かけアドバイス
- 「10倍すると、どのくらい大きくなると思う?」
- 「0が何個増えるかな?」
- 「次の位は何て言うか覚えてる?」
▶ 位取りの「くり返しのパターン」を意識させると、子どもは自然と理解が深まります。
🔸 まとめ
- 大きい数の学習は、「筆算」より「しくみ」の理解が大切
- 倍にする・割ることで「位がどう変わるか」に注目する
- 千兆までの単位を、口に出して覚えることが効果的!
Maxでは「答えを出す」だけでなく、「意味を理解して自信を持つ」学習を大切にしています。
ご家庭でも、ぜひこのタイミングで一緒に復習してみてください!