~ 計算しないで答えを出す力を育てよう!~
Maxの算数教室では、小学生から高校生までを長く指導してきた経験から、「ずっと伸びていく子」に共通する“考え方の力”を大切にしています。
今回は、意外とつまずきやすい「小数の扱い方」について、 ご家庭で教えるときに気をつけたいポイントをわかりやすくご紹介します!
▶ 小数点の移動:計算しないで答えを出そう!
まずは、下のような原則を理解しましょう。
倍の操作 | 小数点の動き | 例 |
---|---|---|
10倍 | 小数点を右へ1けた移動 | 42.18 → 421.8 |
100倍 | 小数点を右へ2けた移動 | 0.5 → 50.0 |
1/10倍(10分の1) | 小数点を左へ1けた移動 | 42.18 → 4.218 |
1/100倍(100分の1) | 小数点を左へ2けた移動 | 5 → 0.05 |
👍 ポイント:
「10倍=10個分で1つ上の位へ」という“かたまり”のイメージを持たせましょう。
▶ 0.5×100を筆算する子が割と多くいます。 「ム~」という感じです。 小数点を動かす感覚を身につけることが大事です。
▶ 小数のたし算・ひき算:小数点をそろえて計算!
次のような計算問題が出たとき:
- 3.05 + 4.955
- 5 − 2.732
👍 ポイント:
小数点の位置を「そろえて」縦に書くことで、ミスが減ります。
▶ ノート例:
桁がズレると正しく計算できないため、計算欄の使い方も含めて見直していきましょう。
✅ ご家庭での声かけ例
- 「小数点はどこにあるかな?」
- 「何倍になったかを考えてごらん」
- 「いちいち計算しなくてもできるよ!」
このような声かけで、“意味を理解する”算数力が育っていきます!