小学校4年生では、「角の大きさ」をしっかり理解することが大切になります。 Maxの算数教室では、角度の数値をただ覚えるだけでなく、実際に測る・書く・考えるという体験を通して、 「算数っておもしろい!」と感じられるような指導を心がけています。
このページでは、ご家庭でも安心してサポートできるよう、やさしくて丁寧な解説をお届けします。
✅ 学習のポイント
● テーマ①:分度器を正しく使えるようになる
分度器は、「角の大きさをはかる道具」です。 正しく使うには、次の2つのポイントを必ず意識しましょう。
① 分度器の中心(「0」または「中心」の印)を角の頂点にぴったり合わせる。 ② 分度器の「0度」の線と、角の始まりの線をきちんと重ねる。
🔍 この2つがズレてしまうと、正しく測れません。分度器を動かすよりも、ノートや紙の向きを変えると合わせやすくなります。
🎯 測るときのコツ:
- その角が「鋭角(90度より小さい)」「直角(ちょうど90度)」「鈍角(90度より大きい)」かを先に予想すると、目盛りをどちらで読むか迷いません。
- どちらの目盛りを使うのかを確認してから読むようにしましょう。(内側?外側?)
💡 ご家庭での声かけ例:
- 「この角、直角より小さそう?大きそう?」
- 「どっちの目盛りを読むか、もうわかるかな?」
- 「0の位置はちゃんと合わせた?」
📎 練習のポイント: おうちでいろいろな角を描いて分度器で測ってみましょう。正しい測り方に慣れると、角度への自信がどんどんついていきます。
● テーマ②:三角定規の角度を正確に覚える
三角定規は、2つの種類があります。それぞれ角度の組み合わせが決まっています。
三角定規の種類 | 角の大きさ |
---|---|
直角二等辺三角形 | 90度・45度・45度 |
直角三角形(一般) | 90度・60度・30度 |
▶ この組み合わせはいつも同じです。しっかり覚えておきましょう!
▶ 図形の問題で三角定規が出てきたら、「これはどのタイプの三角定規?」と確認するクセをつけると役立ちます。
📎 ワンポイントアドバイス: 角の大きさは、見ただけではわからないこともあります。三角定規を使って確認してみると、感覚がつかめます。
📘 問題にチャレンジ!
問題:次の図は1組の三角定規を組み合わせたものです。図の(あ)~(い)の角度は、それぞれ何度ですか?
📝 解き方のヒント:
- どの三角定規がどの向きで使われているかに注目しよう。
- わかる角度は全部図に書き込んでから考えると、他の角度も見えてきます。
- 必要があれば、同じような図をノートに描き直して整理しよう。
📌 アドバイス: 「わからない」と思っても、まず自分で図を描いて考えることが第一歩です。 図を描くことで、“気づき”が自然に生まれてくるのが図形問題の面白さです。
🎯 まとめ
- 分度器は、「中心」と「0度線」を正しく合わせるのが基本です。
- 測る前に「だいたい何度くらいか」を予想すると、正しい目盛りを選びやすいです。
- 三角定規の角度(30度・45度・60度・90度)は、すぐに使えるように覚えておきましょう。
- 図形の問題は、まず図にすべてのヒント(わかる角度など)を書き出して考える習慣をつけましょう。
Maxでは、角度の理解を「ただの数値」ではなく、「自分で測る・描く・気づく」体験を通して深めていきます。
ご家庭でも、正しく図を描いたりクイズ形式で角度を測ったりしながら、 楽しく学ぶ時間をぜひご一緒に作ってみてください!