こんにちは。山口です。
ある日、 中3の女の子が駆け込んで来ました。
はるか: 先生、先生。 聞いて。聞いて。
先生 : 何? どうしたの?
はるか: ハァ。 ハァ。 あのね。
先生 : そんなに息切らせて、一体何かあったの?
はるか: すごく嬉しいことがあったの。先生に一番先に知らせようと思って来たの。今日、学校で友達に数学の問題 教えて、ありがとうって言われたの。
先生 : おー。すごいじゃん。
はるか: そんなこと言われたこと、生まれて初めてじゃないもう最高。
先生 : 点数、上がった時とどっちが嬉しいの。
はるか: 今日の方がメチャ嬉しい。
先生 : そうなんだ。 詳しく教えて。
はるか: 友達のありさちゃんが2次関数の最大最小の問題がわからないって、成績のいい別の友達に聞いたの。
先生 : うん。
はるか: その友達は、一生懸命説明していたんだけど、ありさちゃんは、どうしてそうするのかわからなかったの。わたしもその説明聞いていて難しいって思った。
先生 : 何、それで、はるかが説明したの?
はるか: 私、そんなことするわけない。そんなでしゃばりじゃない。
先生 : エ、それで、どうなったの?
はるか:ありさちゃんはその時は、結局わからなかったの。その後で、私に、はるか、最近 数学の点数、急によくなっているから、わかるって聞くの。
先生 : それで。
はるか 私、教えるなんてできないけど、わたしはこうやって解いているって、いつも先生がやっているグラフを描いてグラフを見る方法で、紙に描いてあげたの。そしたらすごくよくわかる。なんだ、かんたんなんだってすごく喜んですれて、感謝されたの。
先生 : それはよかったね。
はるか: うん、こんなの初めて。 今まで、だれも私に教えてなんて聞いてこなかったし、初めてだからドキドキした。
先生 : 想像つくよ。
はるか: 「すごくよくわかった。ありがとう。また聞いていい」って言われたんだよ。信じられない。
先生 : はるか、ホントに頑張っているから、そういうことが起きたんだよ。 もっと早くからやっていれば、もっと早くこんなことが起きたと思うよ。 まぁ、それはいいとして、はるか。 今日、お前が教えたときな、グラフを描いて見せたんだろ。
はるか: はいそうです。
先生 : そしたら、そのもう一人の友達の成績がいい子が、一生懸命説明してもわからなかった問題を、そのありさちゃんだっけ、その子がそのグラフで、1発でわかったんだろ。
はるか : はい。
先生 : どうしてか、わかるか?
はるか: そうなんです。 先生。 先生はいつも図をかけ。グラフをかけ。問題を見える化しろっていいますよね。これって、やっぱりそれですよね。
先生 : そうだよ。
はるか: やっぱり。 私、今日、先生がいつも言っていることのすごさがよくわかりました。 本当は、私は教えたんじゃなくて、グラフを描いてあげただけなんです。そしたら、ありさちゃん、ひとりでにわかったんです。
先生 : そうだよ。でも、それが、教えたってことだよ。 先生がやっていることもそういうことだよ。但し、先生は、どうやって描くか、その方法まで教えて練習、いっぱいさせるけど。
はるか: あ。そうか。 ありさは、あのグラフでわかったって言ってたけど、自分であのグラフを描けないと、まだダメだ。
先生 : はるか。 お前、本当にわかってきたね。 はるかがお友達に聞かれたときに、問題が言っていることをグラフに描いて、見える形にしてあげたことをすごく褒めてあげる。その方法は正しい。そのもう一人の成績がいい子よりはるかの方が理解進んでいると思うよ。
はるか: エ~。ウソ。 三高 狙っている人ですよ。その人。 でも、本当ですか。 喜んでいいですか。
先生 : 大丈夫。 いっぱい、喜んでOKだよ。
頭の中でゴチャゴチャやることを考えることだと思っている人がたくさんいます。そんなことを続けているより、文章問題の要点を表に書き出すエクササイズ、関数の問題をグラフに描くエクササイズ、図形問題で対象となる図形を書き出すエクササイズをして問題を見える形にする技を身につけた方が、今まで苦手でも成績はスルスルスルと上がっていきます。
もし数学でお困りなら頭で考える方法よりも、手を動かして手で考える方法を試して見ましょう。新しい展望が開けます。マックスでは子ともたちが勉強を理解できる、好きになる仕掛けをたくさん用意しています。
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